チョコレートの想い出

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今は、自分のために高級なチョコレートを買って食べる日本人が沢山いると思う
時代の変化だ!
だって、数十年前は、高級チョコレートは、お土産用だったでしょう?

私は、西洋人のように【チョコレートに目がない】
ということがなかったので、初めてアメリカやイギリスに来た時
チョコレートの種類の多さに驚いたことを覚えている

イギリスでも以前は、マースバーやスニッカーズのような
ただただ甘くて、私には、無理、出来たら食べたくない
そんな チョコレートバー が主流だったけれど
今目にするのは、断然 大人の味、ダークチョコレート!
その種類が 日夜どんどん増えている感じ

カカオ自体はスーパーフードの一つらしいから
健康に気を使うチョコレート好きな人にとって、
ダークチョコレートの流行がどんなにありがたいか、想像できる。
私は、カカオ80%ぐらいのチョコレートは苦手、もう少し柔らかい方が好きだ
チョコレート好きの人にはエッ?と、驚かれるかも知れないけれど

私は、スーパーマーケット Waiteroseブランドの
ダークチョコレートが意外に好き
ヘイゼルナッツレーズン入りと、プレインの2種類
甘すぎず苦過ぎず高くなく、 私の口には丁度イイ

それから、食後に頂くミント入りのアフターエイト、
名前もイイなと思って 好き
最近は 唐辛子が入っていてるものや
お塩入りの甘辛いチョコレーをたまに買う

先日会った友人は、世界中に暮らしている
イタリア人のような日本人なんだけれど
彼女も チョコレートに目がなくて
バッグにはやっぱりダークチョコレートが入っていた!

それは、イタリアンチョコレート
「 ロンドンではwaiteroseでのみでしか 見つけることができないの!」
彼女は目をキラキラさせながら、そして

チョコレートをむしゃむしゃと食べながら教えてくれた。
イタリアンチョコレート好きには、たまらない発見なのかも
魅惑的なボックスに
宝物のように一粒ずつはいっているチョコレートを
ウィスキーと一緒に大事に頂くことを
教えてくれたのは、スコットランドの友人

それはメインの 食事よりも特別な事で大切なこと
優雅なる食後の儀式
ウィスキーと頂く時には、私も、ダークチョコレートが合うと思う
この2つ、なんという相性の良さ!

メインディッシュ よりも、チョコレート!で思い出したことがもう一つ
もう数十年昔の話

20歳になったばかりの頃に、ハワイのビーチのすぐ近くに建っている
素晴らしい邸宅に暮らす友人のところに
2週間ぐらい転がり込んで、お世話になっていた事がある

そこの夫妻は、その時に60代ぐらいだったのかな?
食事にとても気を使っていた。
毎日ほとんどが、 ほんの少しだけの
ドレッシング無しのアルファルファのサラダとナッツ、それに赤いお肉かお魚少々

でも、必ず食後には豪華 ボックスに入っていた
チョコレートを頂く!
これが、何よりものお楽しみだったみたい

若くて、チョコレート狂ではない私は、
ヘルシーな味の無い少量の食事と甘くてリッチなチョコレート
このコントラストがとても可笑しいと思った

滞在中の2週間、少ないお食事でお腹が空いた私は
「チョコレートはいらないからもっと、ご飯が食べたい……」
と、思いながら毎晩ベッドに入ったことを覚えている

そう言えば、私も一時チョコレート作りに凝っていたことがあった!
お呼ばれされると、チョコレートを作ってお土産に 持っていった
私は料理でも、なんでもかんでもを 適当にするので
ちゃんとしたレシピは無い

これは超簡単なトリュフチョコレートの作り方 ;
湯煎して溶かしたダークチョコレートにお砂糖と 生クリームを入れ
それを丸くしてココアパウダーをまぶして出来上がり

チョコレートがダイダイダイ好きだった、義理の母を想い出す
私が作った大きめなお皿山積み一杯のチョコレートをリビングルームに持っていくと
「カオル!そんなに作っちゃってどうするの!」と、義理の母はそれを見て叫んだ!
「これで、足りるかな?」 と、私は笑いながら答えた

その後、私達4人はチョコレートをつまみながらTVで、映画を1本観たのだけれど
映画が終わった時、お皿に山積みだったチョコレートは
あと3つぐらいしか残っていなかった

「ね、言ったでしょう…」と、私

今は、もういない彼女と、ダークチョコレートとウィスキーでも飲みながら
話すことが出来たら、と思うことがある
出会った時の彼女の歳になっている今の私だから
もっと、もっと色々なことをお喋りして
楽しい時間を過ごすことができるはず

チョコレートって、私にとってそれ程特別なことではなかったけれど
やっぱり、チョコレートには何か虜にしてしまう魔力があると思う
その魔力に心を奪われないようにしながら
私も、もう少し チョコレートの魔界に入ってみようかな?

もしも、万が一、その 魔力に引っかかってしまったら…

ドレッシング無しのアルファルファサラダの世界に入ればいい!

th_chococafe_27march2015*                   *                        *                           *                           *

【きょうのヒント】
今日のチョコレート屋さんカフェは簡単に見つかるから、ヒントは少しだけ

ピカデリー界隈!

私はこのカフェでチョコレートを食べないで、マフィンを頂きました
それも、とても美味しかったけれど、折角だから今度行ったら
何か、チョコレートメニューを頂きましょう〜!

【前回のこたえ】
Southerden
72 Bermondsey Street, London SE1 3UD
opening times: 08:00 – 18:00 Tue-Fri, 09:00 – 17:00 Sat/Sun

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東京生まれ、ロンドン在住の絵本作家。高校卒業してすぐに渡米。その後、パリ、南仏に暮らし、ロンドンへ。ロンドンでセシルコリン氏に師事、絵や陶芸などを学ぶ。1984年からイギリス人の夫と2人の子供と暮らしながら東京で20年以上イラストレーターとして活躍、その間、「レイジーメイドの不思議な世界」(中経出版)の他、「ある日」「ダダ」「パパのたんじょうび」(架空社)といった絵本を出版。再渡英後はエジンバラに在住後、ロンドンへ。本の表紙、ジャムのラベル、広告、お店の看板絵なども手がけている。現在はロンドンのアトリエに籠って静かに絵を描いたりお話を創る毎日。生み出した代表的なキャラに、レイジーメード、ダイルクロコダイル氏などがいる。あぶそる〜とロンドンにはロンドンのカフェ・イラスト・シリーズを連載。好きなものはお茶、散歩、空想、友達とのお喋り、読書、ワイン、料理、インテリア、自転車、スコーン、海・樹を見ること、旅行、石(特にハート型)、飛行場etc etc...

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