ディスプレイ考察

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cafevisit


イースター休みの少し前に、友人が暮らすClaphamに行った

用事がなければ、行く事がないロンドンのディープサウス……

ほんと! 二十数年ぶり!

久しぶりに歩いた、Clapham Commonの北側界隈は、
雰囲気のある カフェやお店が連なっていてとてもいい感じ!

で、なんとなく、Chiswick に雰囲気が似ていると感じたのだけれど

それは………

赤ちゃん!

前にChiswickに行った時にも、家族づれが多く、カフェの中に赤ちゃんが
沢山いた事を覚えている

この町もそうなのね

どのカフェでも  赤ちゃんづれのママグループ達が
楽しそうにお喋りをしていた

なんというか、ちょっと新鮮な感じがしたのです
私の引っ越して来たイーストロンドンのカフェでは
赤ちゃん連れのママグループを見かける事がほとんどないから

イーストは、やっぱりファミリーの町ではない、ということか……

とにかく、そんなことを思いながらお散歩を続けていたら

お肉屋さんの登場です!

これがね、また凄いデコレーション

ロンドンの高級なお肉屋さんで
よくこういうデコレーションをしているお店を見るのだけれど
見る度に驚いてしまう

【生肉の塊を使って飾り立てる】

鳥やうさぎもフックに掛けられてぶら下がっている
皮をはぎ取られて無惨な姿でぶら下がっているものもある
大きな牛の足なんかは、巨大な彫刻のように飾ってあったり

この趣向は、ないなーと、何時も思いながらも
ついつい,見とれてしまう……

でも、私の大好きなブタの頭部がウィンドウに
花と一緒に飾られていたのを観た時には
ちょっとショック!だった

私が以前に暮らしていたHolland Parkにある有名なお肉屋さんも
驚く程趣向をこらして、それぞれのテーマにそって、飾り立てていた

お肉屋さんも?と、思ったのは
ヴァレンタインデーのためのデコレーション

店中真っ赤なハートで溢れていた!
(本物のハートじゃない)

で、今回のこのお肉屋さんもしかり

『卵と肉塊が共演する今回の舞台は、イースター!』

そんなカンジのウィンドウだった

そういえば、今はやっていないけれど、20数年前
ハロッズのフードホールにあるお魚屋さんのディスプレイは 凄かった〜!

大きな魚売り場の部屋の一つのコーナーには
高い天井までとどく位、色々な魚を積み上げた飾り壁のようになっていた
魚屋さんには、確かにぴったりなインスタレーション

私は、あれを見る度に、感動していたけれど

「これ、毎朝誰が飾り付けるのだろう……? 後で売るの?」

こういう疑問も残って、今でもちょっと気になる

私にとっては、お魚やお肉はやっぱり
新鮮で清潔な感じに奇麗に並んでいるのが一番と、思うのだけれど
魚や肉をどうやって売るか? どうディスプレイするか?
と考えた時のこういうアイディア、凄いです!

でも、こういうデコレーションをみると、西洋人と東洋人の違いを感じる

……と、思ったけれど

中国人やインド人のデコレーション感覚も
日本人とは、ちょっと違う?かな?
他のアジアの国では、どうなのだろう???

お肉屋さんのデコレーションについて
ちょっと、調べたくなっちゃった!

ま、とにかくこんなことも思いながら、その先を歩いて
カフェを探しました

感じの良い所には、赤ちゃん連れのママグループが
占領していたので、残念だったけれど入れない

で、その先で入ったのが、このお店

th_clapham13april2015目についた、赤のアームチェアーと赤いランプの傘と私の斜め前に居た
赤いドレスを着ていた女性の印象で、今回はレッドだ!

Clapham に、今度は20年経たないうちに、また行こうと思う。

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【きょうのヒント】
今日のヒントは、もう上に充分書いてあるからなし。
私は頂かなかったけれどボリュームたっぷりケーキが
ズラリと並んでいて、それにもビックリした〜!

【前回のこたえ】
Machine
97 Tower Bridge Road, SE1 4TW
opening hours: 7:00 – 19:00 Mon-Fri, 9:00 – 17:00 Sat/Sun

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About Author

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東京生まれ、ロンドン在住の絵本作家。高校卒業してすぐに渡米。その後、パリ、南仏に暮らし、ロンドンへ。ロンドンでセシルコリン氏に師事、絵や陶芸などを学ぶ。1984年からイギリス人の夫と2人の子供と暮らしながら東京で20年以上イラストレーターとして活躍、その間、「レイジーメイドの不思議な世界」(中経出版)の他、「ある日」「ダダ」「パパのたんじょうび」(架空社)といった絵本を出版。再渡英後はエジンバラに在住後、ロンドンへ。本の表紙、ジャムのラベル、広告、お店の看板絵なども手がけている。現在はロンドンのアトリエに籠って静かに絵を描いたりお話を創る毎日。生み出した代表的なキャラに、レイジーメード、ダイルクロコダイル氏などがいる。あぶそる〜とロンドンにはロンドンのカフェ・イラスト・シリーズを連載。好きなものはお茶、散歩、空想、友達とのお喋り、読書、ワイン、料理、インテリア、自転車、スコーン、海・樹を見ること、旅行、石(特にハート型)、飛行場etc etc...

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