インドア飼いのためのちょっとしたDIY

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タムタム&ラミーを屋内飼いするにあたり、2つほど家に手を加えるべきことがありました。

まず1つは、レスキューセンターのスタッフからアドバイスを受けたとおり、窓にスクリーンを取りつけることでした。冬はほとんど窓を開けないのでそれほど問題ではありませんが、夏の間はそうはいきません。窓の外に見える鳥やらリスやら散歩中の犬やらに気を取られた猫たちが、誤って落下してしまうのを防ぐためには、スクリーンの設置が不可欠でした。

オンラインで検索したものの、ちょうどよさそうなものが見つからなかったので「DIYするしかない」と夫。ebayでワイヤーメッシュ(インスレーション用として売っているもの)を入手し、B&Qなどのホームセンターに何度か足を運んで枠用の木材を仕入れ、それぞれ窓のサイズに合わせてカットして糊付けして、見事、自家製メッシュボードを作り上げました。リビング、スペアルーム、キッチンの3ヵ所の窓に設置し、必要に応じてこのメッシュボードを窓に取りつけたり外したりできるようにと、各窓枠に金具も取り付けました。

このメッシュボード、網戸のような役割も果たすので、夏場は虫が窓から入ってくるのを防ぐこともできてペットの有無に限らずおすすめです。時間と気力がある方は、ぜひ作ってみてください。それまでよくハエ、ハチの侵入にイライラさせられていたけど、メッシュボードを設置してからはほとんど入ってこなくなりました(でも実はハエや小さい蛾が入ってくると猫たちが追いかけ回して見ていて面白いので、最近は家の中にハエが入ってくるのが逆に楽しみになったりしてるんですが)。

メッシュボード越しに外の様子を眺めるタムタム

メッシュボード越しに外の様子を眺めるタムタム

そしてもう1つは、リビングルームのドアにキャットフラップを取りつけることでした。これはどうしても必要というわけではなかったけど、キャットフラップがないと年中ドアを開けっ放しにしておかなくちゃならないので何かと不便。というわけで、こちらもオンラインでキャットフラップを購入のうえ、夫がドアにドリルで穴を開けて設置。キャットフラップにはいくつか種類がありますが、私たちが購入したのは便利なロック付きです。

電動ジグソーを使ってドアに四角い穴を開けました

電動ジグソーを使ってドアに四角い穴を開けました

しかし! キャットフラップなんていう存在さえ知らず、他の猫が使っているのを見たこともないタムタムとラミー。せっかく設置したというのに、これを全く使おうとしないのです。エサやオモチャで釣ったり、自らデモンストレーションを試みたりと、必死に教えようとした私たちですが、「はて?」という感じで、全然通り抜けようとしない(涙)。数時間後、フラップを持ち上げた状態ならどうにか通り抜けるようにはなりましたが、フラップが閉まっていると、それをムリに押してまで通り抜けようとはしない。チャレンジ精神ゼロなのです。

この通り、お気に入りのオモチャを見せても向こう側から眺めているだけでこっちに来ようとしない

この通り、フラップ越しにお気に入りのオモチャを見せても、向こうからただ じーっと眺めているだけ

向こう側から必死に呼びかけているものの、じーっと見ているだけでフラップをくぐり抜けようとはしないのであった

ヒモ付きのオモチャをちらつかせて必死に呼びかけているものの、完全に固まって、フラップをくぐり抜けようとはしないタムタムとラミーなのであった

まあまだ子猫だし、ここで初めて見たわけだし、きっとそのうち使うようになるよ……ということで、とりあえずフラップにヒモを付けてドアノブに引っかけるようにし、普段はフラップを開けたままにして様子を見よう、ということになりました。それから約1年近く経ちますが、いまだにフラップが閉まっていると通り抜けることはしません。私たちのベッドルームはリビングルームに通じており、寝るときにはこのドアをフラップともども閉めて、猫たちがベッドルームに入って来ないようにしているため、彼らは毎朝このドアの前で、開くのを今か今かと待っています。ちょいと頭でグイっと押せば、いつでも入って来られるんだけどね……。そんなわけで、せっかくロック付きのキャットフラップだというのに、もちろんロックなんて一度も使ったことがありません、ハイ。

というわけで今回は、屋内飼いに際してのちょっとしたDIYの巻でした。2016年の投稿はこれが最後です。みなさま楽しい休暇をお過ごしください。そして、よいお年を!

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About Author

旅行誌や情報誌、広告等の編集&ライターの仕事を経て2005年に渡英、デヴォン州に約9ヵ月、ロンドンに約4年滞在。2008年頃からベースを弾き始め、バンド活動を開始。2010年より東京—ロンドンを行き来し、2014年に結婚を機に拠点をロンドンに移す。現在は主に翻訳ローカライゼーションの仕事をしながら、DIYパンク/インディポップ/ガレージポップ系の複数のバンドで活動中。 Etsy shopオープン中です:https://www.etsy.com/uk/shop/TubbingRummy

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