恐怖?!の大掃除 ①

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realkyusyoku


大掃除について語るのは、今回が初めて。

そう、どの学校のキッチンでも年に2回の大掃除が待っている。
イースターの休みと夏休みの2回。

しかも、休みに入ってからじゃないと大掃除はできないって事で休日返上で掃除をするのである。
イースターの時期は、学生が休みに入った直後(いわゆるイースターホリデー)に行われる。
しかも夏休みなんか、学生が夏休みに入った_直後に2日に及ぶ大掃除をするのだ!

食べ物を提供する以上は衛生管理のため、いつ保険衛生局の職員がチェックしてもパスするくらいのレベルは保ってないといけない。

入った当時はその事を知らず、休み返上なんて!?
と、かなりショックだったが 文句言いつつもちゃんと賃金はいただけるのでみんな諦めモード。

衛生管理が怠っていると営業ストップにまで追い込まれる。
ある意味 スタッフの生活もかかっているのだ!

ミスターCからのお達しで、スタッフは朝8:30に集合。

「おいおい、いつもの出勤よりも早いじゃないかっ!」
誰にも言えないが、怒り心頭。

駆け込みで8:30に間にあったかと思うやいなや、
「ハイ、みなさん朝ごはん食べてくださいね!」

な、なんとミスターC直々に全員分のイングリッシュブレックファーストを用意しているではないかっ!?

そして、全員でテーブルを囲み朝食が始まる。
トーストやハッシュドポテトにベーコン、フライドトマトに目玉焼き。悪くない!

妙に気前がいいぞ………

が、これから一体何をさせられるんだろう?と、ふと不安が頭を横切る。

前の日からミスターCと、大御所ジャッキーが作成したらしいメモをもとに役割担当が言い渡される。

「はい、ケイティーは主に冷蔵庫と冷凍庫+その周りの掃除。ちゃんと冷蔵庫も動かして下も掃除してくださいね!」

(ひょえぇ~!超重労働じゃ~ん………)

「次、ニッキーは下の売り場と廊下の掃除ね。ちゃんと飲み物売り場の冷蔵庫も動かして掃除してくださいね。それが終わったら食器洗浄機の掃除もいいですか?」

(ムム、ケイティーよりちょっとマシか………)

「それからジェンはミニストップの掃除でお願いね。」
(いいな~、ジェンはいつもミニストップで……..)

「はい、それからルルとなぽりんはストックルームの掃除お願いね。」
(ゲゲ!めちゃめちゃ物がある場所じゃんか!でもルルが一緒だから何とかなるか!)

ストックルームは、大きな冷蔵庫と冷凍庫があり、そこにいろいろな物をストックしている。
そして、ケーキなどを作るスペースもあり、粉物などもそこにストックしてある。

粉ものを使うだけあって、常に粉だらけ。一応毎日掃除しておりますが(汗)。

一口に粉物と言っても一袋が恐ろしく大きい。
20kgの米袋を想像してほしい。あの大きさなのである。

そして、大量の缶詰類。フルーツ缶やツナ缶、その他調味料に香辛料。
全てが家庭用の20倍くらいの大きさ、いや もっとか?

ありとあらゆる保存食品が棚に積んである。
なんならめったに使わない食器類の他 飲料まで、なんでもかんでもここにストックしてあるのだ。

すかさずミスターCのツッコミ!

「ちゃんと冷凍庫や冷蔵庫、棚の下もお願いしますよ。モップかけてくださいね。」

(うそっ!これ全部動かすんかいっ?!)

しかし、これをやらないことにはホリデーに入れない。
各自それぞれ自分の担当の場所に散らばっていく。

「ルル。まずどこからやればいいの?めっちゃいっぱいすることありそうだけど。」

「そうよ、かなりやる事があるのよ。まずは、棚の在庫のものを動かしてね。そのあと棚も拭いてちょうだい。全部一回取り出して並べ替えて!そして、最後に大物を動かしてモップをかけるわよ。」

「オッケー!」

いつも返事だけは良いなぽりん、ストックルームの片付けに早速取りかかったのであった。

つづく

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About Author

なぽりん

福岡県出身。グラフィックデザイナー、アートディレクターを経て、2005年の結婚を機にイギリス・ロンドン郊外に移住。2009年出産後から専業主婦生活に。2014年6月より現在の仕事、地元中学校にてケータリングアシスタントを始める。幼少の頃より大のスピリチュアル・ファンである。

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