ユニクロとプラダ

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ブラックフライデーだった先週の金曜日。

その週末を含めてセールを開催している店が多かったせいか、ロンドンの中心地は、
クリスマスセール時のように大混雑だった。

そして、街はクリスマスのデコレーションでにぎやか!

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カルチェ

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ティファニー。ビル全体でクリスマスデコレーション。

そんな中、私は知人のお買い物同行サービスでそんな街にいた。

骨格診断でストレートさんの彼女は、忘年会に着ていけるワンピースを探していた。
なんせクリスマスシーズンは華やかなタイプなワンピースが多く、
シンプル、すっきり、ベーシックが似合う彼女には、なかなか購入に至るまでの素敵な出会いがなかった。
というのも、人が多すぎて、彼女が疲れてしまったというのもある。

しかし、女子って、買い物に来たら、何か買って帰りたいもの。(私もその気持ち良く分かる〜!)

彼女は何か買いたい! それも悩まずに買える物。
ということで、ユニクロでVのセーターを購入。(ストレートさんの定番品!)

お買い物をして、ちょっと落ち着いた彼女はいきなり「あ、、プラダのバックが見たい!」と言う。

え、、、ユニクロを買って、その次はプラダ??

私にはない感覚。

その思いを一言「このユニクロの袋を持ってプラダに行くの〜?」と聞くと、
「日本人のお客さんが多いから大丈夫よ。」
それが彼女の答えだった。

彼女の目的は、プラダで自分に似合うバックの大きさや色を確認して、
アウトレットで購入しようという意図だった。

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プラダでは、もう春のコレクションが並んでいます。

高級店が並ぶボンドストリートのプラダショップ内に入ると、高級店の特徴、なんだかスペースが広〜い。

つまりスペースに対しに、陳列商品が少ない。

まあ、高級品が沢山あるとセキュリティー的にもよくないのでしょうけど、ちょっと寂しい。。。

早速、彼女は、お目当のバックを伝え、サイズ違いや色など、どんどん見せてもらっている。

そして、気になる形があるとそのタッグをパチリと写真に撮る。

そう、もちろんアウトレットに行った際に必要だから、、、。

バックもいいけど、メガネや靴も素敵〜!

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そこへ別のショプアシスタント、キョウヘイさんがやってきた。

日本語なので、話が弾む。弾む。
会話の中で、アウトレットの話が出るとキョウヘイさんが一言。

「アウトレットで販売しているのは、アウトレット用の商品ですよ。」
つまりプラダや他の高級店にとっても、アウトレットは立派なビジネス。
アウトレット用の商品を作り販売しているとのこと。

アウトレットで購入し、正規店で修理を出した際には、お店側はしっかりとそれがわかるとか、、、

そして、彼女が気に入ったこの新作はもちろんアウトレットには、ないことも話してくれた。

さらに正規店でも在庫は限られているので、お気に入りがあるか調べましょうか?
とさりげなく聞くキョウヘイさん。

生産数を制限しているのは、誰もが持っていると商品価値がなくなるので、お客様へのサービスだとか。。。

な・る・ほ・ど。。。

「じゃあ、ダブルバッグの黒の在庫はあるの?」と聞く彼女。

プラダのサイトから拝借しています〜

プラダのサイトから拝借しています〜

「残念だけど、これは今、この店にはないですね。いつ入るか調べますね。」

数分後、「残念だけど、いつ入るか不明です」とキョウヘイさん。

人間って面白い。

ない!となると欲しくなる。。。(気持ちはよくわかる。。。)

知人は、どうもアウトレットで購入するのをやめて、新作のこのバックを手に入れたくなったようだ。

「ねえ、他の店には在庫ないの?」と聞き始めた。

親切なキョウヘイさん。
ちょと時間をください、とカウンターへ。

では、ソファーで待っていましょう。と場所を移動。

そこへ、別のショップアシスタントが、「こちらはお客様のお買い物袋ですよね?」と
彼女の置きっぱなしだったユニクロのお買い物袋を持ってきてくれた。

ユニクロとプラダ・・・

そこへキョウヘイさん。
「英国、幾つかの国でもsold outです。」と。

「ねえ、じゃあフランスやイタリアにはないの??」と聞き出す始末。

どうもそこまでは、わからないという。

知人「じゃあ、本家本元のイタリアに行こうかしら、、」とアウトレットで購入する話が
どんどんとエスカレートしている。

最後にキョウヘイさんが、ここに連絡先を残してくれたら、
可能性は低いけど、もし入荷したらご連絡しますよ。と助け船を出してくれた。

そして、1時間近くもプラダにいた我々は、ユニクロの袋とともに、
クリスマスのイルミネーションが美しいロンドンの街を見ながら家路に。

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日本パーソナルカラー協会正会員。パーソナルカラー/骨格スタイル・アドバイザー。JPCA講師。グラフィックデザイナー、化粧品会社のマーケティグを経て渡英。若いときは何でも似合っていたファッションが、年齢を重ねるうちに、似合わないモノがあると実感。いままで派手な色と選ばなかった口紅の色が、自分によく似合った驚きから「パーソナルカラー」の勉強を。また、自分色を着ていてもなぜか、似合わない理屈を知りたく「骨格スタイル分析」を学び、現在、ロンドンで個人セッションやセミナーを開催。www.style-lab-london.com

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