テニスの王子さまたちの、ウィンブルドンへの道!

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前回につづいてテニスの話題です。すみません。わたしの最近のスポーツ好きはどうも、世界中でテロ事件が続発する現実からの逃避のようなのです。ただ今開催中のFIFA女子ワールドカップは、なでしこジャパンと3頭の雌ライオン(というニックネームだった!)イングランドの運命が、もう間もなく(日本時間の28日)決定しますが、いよいよ29日に開幕するウィンブルドン選手権での運命は、さらに気になりそうです。

開催地英国では、テロに対して警戒を強めています。その一方で、いわずもがなマリー選手への国民の期待が日毎に大きくふくらみ、メディアは「マリー選手のウィンブルドン勝利への道」のシナリオを、あれこれ連日のように書き立てています。ま、アンディの運命の予想はメディアにお任せし、みなさまは、ワイルドカード(主催者推薦)で出場する5人の英国の選手のなかの、ジェームズ・ウォード選手にご注目ください。

というより、ウォード選手のウェアに、といったほうがいいかもしれません。前哨戦のエイゴン選手権では、大きな赤の水玉模様のポロシャツと靴下を着用(青ヴァージョンもある!)し、ヴァヴリンカ選手のパジャマパンツの記録を塗り替えたのです(?)。いったいどこがあのウェアを作ったのよ?と調べると、英国のアパレルブランド、TED BAKER が彼のためにデザンしたものでした。奇抜さでは、トップランキングを更新?

なにしろ、テニスは個人技なので選手の顔が覚えやすいんです。しかも、五輪やデビスカップ以外はユニフォームを着ての競技ではないので、選手の個性比べがじつに面白い。(テニスに挫折した)わたしが興味をもつようになったのは、ひとえに錦織選手の活躍のおかげかも。かなり早くから注目していたものの、なかなかトップ10に入れず、歯がゆくて…。ところが昨今は、トップ5も、なかなか板についてきた感じですよね。

がしかし、若手がどんどん追いあげています。なかでも注目はこの6人。スポーツ写真家のアンディ・フーパーが、デイリー・ミラーのために撮影した写真だけでなく、ダークスーツ姿の6人がはしゃぐようすも動画で見られます。国籍はそれぞれで、18歳から20歳までの選手たち――それにしても若い。けど、若いっていいわ~(ん? でもその動画のなかに、韓国が世界に誇るチョン・ヒョン選手が映ってないの、なぜだ?)。

どうです、個性派のイケメンぞろい(ほぼ)でしょう? ともあれ、彼らを見ると童顔の錦織選手さえ年齢を感じさせるし、フェデラーはおろか、まだ30歳にもなっていないナダルまでオッサンに見えてしまいませんか? あ、すみません。また話が男子のみに偏ってしまいました。もちろん女子だって頑張ってます。ともかく、(奇跡的に雨の降らない)ウィンブルドンで食べるイートンメスに思いを馳せながら、ごひいきを応援いたしましょう!

p.s. そうそう、全仏が終わったころ、ATP WORLD TOUR のサイトがルリニューアルされました。国際色が豊かな選手たちの、それぞれの名前をどう発音するのか苦労していましたが、ランキングのページでは選手自身が自分の名前を言っています(残念ながら全員ではない…)。完璧なカタカナ読みにはできませんけど、すごく助かる~。

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About Author

京都東山の生まれ。19歳から雑誌の仕事(編集者/スタイリスト/コーディネーター/ライター)に携わる。英国では、憧れのフローリストの下での花修行や、尊敬するアーティストが学んだカレッジで現代アートを勉強し、通算11年間のロンドンライフをエンジョイした。オーサカン(大阪人)となった今も、“心”はロンドナー。変わらぬ日課として読むUK のオンライン新聞から、旬なニュースをあぶそる~とロンドンのためにピックアップ。帰国後は本の翻訳を手がけ、この5月に『ヴェネツィアのチャイナローズ』(原書房)、2014年7月に『使用人が見た英国の二〇世紀』(原書房)、ほかを上梓。ロンドンで目覚めた世界の家庭料理チャレンジ&花を愛でる趣味ブログserendipity blogは、開設して11年目に突入。

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