カム・トゥゲザー UK!

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カム・トゥゲザー UK

スコットランド独立ならず…。英国の国旗が変わらないことひとつとっても、不謹慎ながら喜んだのはわたしですが、住民投票の結果に世界で一番ほっとした人は、キャメロン首相かもしれません。ともかく、Yes に投票した1,617,989人と外部の独立応援団をのぞき、スコットランドがこれまでどおり英国である続けることがわかって、うれしいというよりも胸を撫で下ろした人たちは多かったことでしょう(とりわけ市場関係者は)。

そしてたぶん世界で一番落胆した人は、SNP(前回「スコットランド「国民党」と書きましたが日本のメディアでは「民族党」と訳されてます。ただし、民族主義的なイデオロギーとは異なるそうなので、あえて訳さないほうがいいのかも)党首のサモンド首相でしょうか。悲しい目をした敗北スピーチで、自治政府首相の辞任を発表。それでも独立をあきらめるつもりはなく、「The dream shall never die」という言葉を残しました(拍手!)。

しかしながらスコットランドには、夢より現実を見つめた人のほうが、約10%多く住んでいたのでした。先の見えない時代ですから、スコットランドへの愛情は同じでも、やっぱり少しでも確実な道を選ぼうと思うのはもっともなこと? ところで(またもや不謹慎ですが)、住民投票の前後のメディアをひとりで楽しく空騒ぎをし、わたしが気に入ったのはガーディアンのこの動画。エリザベス女王が「Never」というところがとくに好きだわ~。

女王陛下は「Scots will come together」とおっしゃってますし、キャメロン首相だって「Time for UK to come together」と演説。「ベター・トゥゲザー運動」を終えた今、英国政府が国民に訴えているのは「カム・トゥゲザー精神」。でもね、スコットランドもウェールズも北アイルランドも、ひとつになるというより「今後ますます自治権拡大の要求が出てくる」とメディアは言ってます。「♪ one and one and one is three ♫」と歌にもあるし?

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About Author

つつみけいこ

京都東山の生まれ。19歳から雑誌の仕事(編集者/スタイリスト/コーディネーター/ライター)に携わる。英国では、憧れのフローリストの下での花修行や、尊敬するアーティストが学んだカレッジで現代アートを勉強し、通算11年間のロンドンライフをエンジョイした。オーサカン(大阪人)となった今も、“心”はロンドナー。変わらぬ日課として読むUK のオンライン新聞から、旬なニュースをあぶそる~とロンドンのためにピックアップ。帰国後は本の翻訳を手がけ、この5月に『ヴェネツィアのチャイナローズ』(原書房)、2014年7月に『使用人が見た英国の二〇世紀』(原書房)、ほかを上梓。ロンドンで目覚めた世界の家庭料理チャレンジ&花を愛でる趣味ブログserendipity blogは、開設して6年目に。

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