11月の初旬、「山崎シェリーカスク2013」(サントリーのシングルモルトウィスキー)が、英国の著名なウィスキーガイド『ワールドウィスキー・バイブル2015年版』で、なんと1等賞に輝いたというニュース、お聞きになられましたでしょうか? 選んだのは、ウィスキーの味利きエキスパート、ジム・マリー氏。「筆舌に尽くしがたいほどの非凡さ」とコメントし、97.5点(100点満点)をつける高評価をしました。
なにしろ頂点を極めたのが、スコッチではなくニッポンのウィスキーで、そのうえ、トップ5に入ったスコッチ・ウィスキーが皆無とあっては、ウィスキー業界だけでなく英メディア界が騒いだのも、無理のない話だったのかもしれません。そして、英国在住のみなさまはもちろんご存知のことと存じますが、この秋、「ライジングサン」に負けた「スコット」は、ウィスキーばかりではありませんでした。そう、テニスでも!
またもや「マリー」さんの名前がメディアに溢れましたが、こちらはUK テニス界の星、アンディ・マリー選手。ロンドンのO2 アリーナで開催中の「ATP ツアーファイナルズ」の初戦で、東の空に昇る朝陽のごとく清々しさを感じさせる錦織圭選手にストレート負けを喫し、英国民を失望の淵へ落とすことに…。いや、その悔しさ、お察しいたします。でも、悔しいときにもウィットを忘れない英メディア、好きだわ~。
試合前後の記事だけでなく、たとえば、試合を生で伝えるガーディアン紙のLive Blog。描写が想像力を掻き立ててくれて、結構フェアな解説ですし、狂喜、焦り、そして溜息が聞こえてきそうな落胆のコメントがいちいちオモロイです。ATPのサイトでLive Score をチェックしながらこれを読み、パソコンのまえで「やった!」「ああ~」「行け」と、真夜中に独り言をいうのが(かなり淋しい?)わたし流のテニス観戦。
「ドライアイス、拍手、ドラムンベース」で選手が登場する「趣味の悪いナイトクラブに来たような」(ガーディアン紙Live Blogいわく)演出のATPファイナルズで、英国民が最後まで望みを捨てなかったマリー選手は、結局、ロジャーにも惨敗し、ベスト4に残る道を断たれてしまいました。すみません、日本サイドではものすごい盛り上がりようです。明日は準決勝(たぶん対Nole 戦だ)。(イ)ケ~イ、ニシコ~リ~!!
(以下、「ライジングサン」シリーズのオマケです)
米国に追いつけとばかりに、ようやく英国でも本格的なRamen ブームが到来したようですね。ジェイ・レイナーによる各店のレビューはこんな感じ。一方、 「Babymetal」は日本よりも英国で人気が先行しているようですが、パフォーマンス集団「ワールドオーダー」の評判は、いかがでしょうか?
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