British Night at 早稲田大学 ICC(異文化交流センター)

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学校と公園がたくさんある京王井の頭線駒場東大前駅のとあるブーランジェリーで、私は4年間アルバイトをしていたことがある。こじんまりとした店内はいつも街のお客様でいっぱい。駒場という街は留学生さんや駐在の方が多く、店内がここは日本なのか?!と勘違いするほど各国の言葉で埋め尽くされる時がある。また日本全国遠くからいらっしゃる方、桜の季節のお花見をされる方、お隣駒場小学校の運動会の日は店内大賑わい、受験で立ち寄られる方、今購入されて美味しかったからまた引き返してきたよ!と仰ってくださる方。そのお店で「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と言う自分が大好きだった。

“Le Ressort”(ル・ルソール)のガレット・デ・ロワ、フランスでは新年1月のお祝いに欠かせない伝統菓子

あれから数年経ちその頃を懐かしく思い出す。ふとまた学生溢れる街で働いてみたいな〜、と思ったら即実行!職種は違うけれど叶いました! 大学によってカラーが違いますね。この街の学生さんはいい意味でガツガツしているなって感じました。女の子も男の子も、そして一生懸命。肩を並べ歩きながら私もガンバローっていう気持ちにさせてくれました♪

四季折々に囲まれるチューダー・ゴシック様式の「大隈講堂」と「大隈重信」

ある朝、たくさんの立て看板の中にこの一枚を発見。日本にいながら異文化交流できる場。90分でちょっとした海外体験を気軽に味わうことができる。バグパイプを日本で聴けるなんて最高じゃないですか! ということで今回仕事場で友達になったマッキーと一緒に「イギリス・ナイト」に行ってきました。

“立て看板” は早稲田大学の「文化」

早稲田大学 ICC」学生が創り育てる異文化コミュニティー

◆ケルト音楽パフォーマンス(早稲田大学ケルト同好会=通称わせける)

「アイリッシュ音楽」ダンスが主体、リズムを重視する

◆イギリス出身留学生によるプレゼンテーション(以下、留学生さんたちの英語を訳してみました)

Presentations by British students


◆イギリスの旅行情報◆政治経済学部生
◉パブロ・ピカソ「Bust of  Woman」1944年/テート・モダン

留学生:ロンドンはたくさんの美術館と博物館があり、無料で観られるのでとっても貴重な経験ができるよ!

◉Big Ben

留学生:「ビッグベン」は建物の名称ではなく鐘の別名。勘違いしている人は気をつけましょう! 建物自体は「エリザベス・タワー」と呼びます。残念ながら現在工事中。修復まで5~10年かかります。15年後に観光しましょう!

◉ロンドンアイ

留学生:綺麗な景色が見れますよ〜

◉セント・ポール St. Paul

留学生:ロンドン最大の大聖堂でとっても綺麗!

◆イギリスの食文化◆政治経済学部生
◉SUNDAY LUNCH:ヨークシャー・プディング、ローストビーフ、グレイビーソース、野菜

留学生:家族と一緒に食べる伝統料理。14世紀に王の衛兵が食べていたそうです!

◉FISH AND CHIPS: 白身魚フライ、じゃがいも、ケチャップ、マヨネーズ、塩、酢

留学生:酢と合わせて食べるといい! レストランで食べる人もいるけれど、だいたいお店でテイクアウトする人が多いよ。とっても健康的! 笑笑。嘘です!

◉ENGLISH BREAKFAST: エッグ、ベーコン、ソーセージ、フライドブレッド、マッシュルーム、ビーンズ

留学生:とても美味しいから、皆さんもイギリスに来たら是非食べてみてください!

◉AFTERNOON TEA

留学生:とっても高い、高級。ロンドンに来るなら是非試してほしい!

◆イギリスのキャンパスライフ◆社会科学部生
※プレゼンしている学生さんの出身大学との違いを説明している為、イギリス全部の大学がこうであるとは限らない。
◉キャンパスライフ: 田舎にある為、キャンパスが非常に広い。一つの街になっている。レストラン、スーパーマーケット、ジム、広場がある。生徒全員はが最初の一年はキャンパス内に住むことが必須だから、学生間の距離が近く、パーティーもすぐにできる。
◉授業: 出席は成績に含まれない為、日本の学生さんから羨ましがられることが多い。授業に出なくてもイギリス(プレゼンしている留学生さんの出身大学の場合)では「レクチャー・キャプチャー(lecture capture)」というものがあり、授業を動画で振り返るシステムがある為、それを見てテストに臨んでも構わない。

学生寮の例(イギリス、ブライトン郊外にあるボーディングスクールより)

◉ロンドンの交通機関

留学生:全然ダメ、高い、時間通りこない、オイスターカードは便利(日本の交通系カードのようなもの)

◉ロンドンの食べ物

留学生:海外の食べ物が集まっているのでいろんな食事ができる(インド、中華など)。

◆バグパイプパフォーマンス
空気を吹き込みながら
指は軽やかに動かして
顔はにこやかに
腕の力でバッグに強い圧力をかけて
空気が足りなくなったら空気を入れながら
小指を早く動かす
何か一つでもかけると演奏ができなくなる

◆1.5kgのハギスを試食
◉1月「バーンズ・ナイト」(詩人ロバート・バーンズ)ではバグパイパーに率いられハギスとウィスキーがもたらされバーンズの “ハギスに捧げる詩”(Address to a Haggis)を朗読、セレモニーを行う。

「ハギス」羊の内臓を羊の胃袋に詰めて茹でたスコットランド伝統料理

今回一緒に参加した友人マッキーは、日本の玄関口「東京駅」で訪日外国人の観光の交通案内やアドバイス、例えば「今から空港に向かうのにJRの網棚にバッグを置き忘れて降りてしまった、どうしたらいい?」など様々なヘルプをされている頼れる人。マッキーいつもありがとう\(^^)/
そんなマッキーが留学生さんに何か質問してみましょうよ、英語は私がいるから大丈夫よ! と私をヘルプしてくれた! さすが頼れる我が友人、マッキー! ありがとう💕💕

Q:留学生の皆さん、日本でカルチャーショックを感じたことは何ですか?
◉ドン・キホーテ・・馬鹿げた答えかもしれないが日本はとても平和で落ち着いている。その一方で派手な雰囲気もある。落ち着いたイメージを感じているのに、ドン・キホーテは品物が多くてしかも安く、いつもお客さんで溢れかえっている光景には驚いた!
◉早稲田祭とハロウィン(渋谷)・・どちらも驚きを隠せなかった経験の一つ。日本の皆さんとっても忙しくてクレイジー! 日本のイメージは「穏やか」「平和」。本当にそういう時が殆どだが、日本人はごくたまに行事などを通して、ありえないぐらいエネルギッシュになる。それが意外だった!
◉綺麗なところ・・道路が綺麗。日本の都心部はイギリスと比べて本当に綺麗で清潔で驚いた! 海外ではぽい捨てがまだ多く見られる。日本に来てポイ捨てをしている人をまだ一度も見たことがない。きちんとマナーを守る日本の習慣は素晴らしい。「みんなのために綺麗を保とう」とする姿勢はとても大事だと思った。
◉コンビニの数が多いところ・・トイレが付いているコンビニには感動した!

その国に足を踏み入れて初めて目にするもの、知ることがあります。それは最初驚きにしかありません。しかしその理由を問うてみると、その国の文化や習慣などの背景に行き当たります。それらを知ることでお互いの国を理解し、その人自身に寄り添う気持ちを持つことが、平和で愛に溢れる世界に繋がるのかなぁと思いました。今回の「イギリス・ナイト」早稲田大学の先生や学生さんたちだけが対象ではありません。一般の方も気軽に足を運べるのです。興味の持ちどころは何でもいいんだと思います。イギリスが大好き、英語を聞いてみたい、バグパイプの音も気になるけれど衣装も気になるとか。私の目的はハギスを食べてみたかったからですよ。

早稲田大学ICC(異文化交流センター)では定期的にカルチャーウィークを開催中。韓国、ロシア、オーストリアほか。学生さんたちが創る文化のギブアンドテイクを誰もが笑いながら、時には食べながら体験できる場所です。

ニッポンにいながらして英国の情報をつかむことは、この時代容易にやってのけることができます。逆に英国在住のニッポン人より知っていることがたくさんあるのではないかと思うほどです。もし機会があれば知りえた情報を確認しに是非ともロンドンを訪れてみてください。可能ならば大陸続きのヨーロッパも是非とも体験してみてください。ここニッポンと違うところは、どこを向いても自分と似たような人は誰もいないように思うことです。髪の色も肌の色も着る物も音楽も、歩くスピードも。自分で決めて選んだことを尊重し合う。「私」は「私」でいいんだと認識できる、だから新しい自分を発見できるんじゃないかなと思います。そんな自分発見のヒントの一つとして、皆さんが今読んでおられるこのウェブマガジン『あぶそる〜とロンドン』をお役立てください。私ナミヘイはニッポンにある英国を発信しておりますが、他のコラムニストの方々は英国に魅せられて海を渡り、様々な場所から自分のスタイルで英国を発信されておられます。自分の感覚にはないものを文字で知る。それもまた、新しい自分発見だと思いません?(^_^)

👣2020年 Come on!! ナミヘイがゆく♡ニッポンの英国 さらに活動範囲を広げて歩き回ります👣

 

Wishing you all the best!

 

translated by Macky & Shakira♡
写真/ナミヘイ英国在住時のものを一部含む
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【Intercultural Communication Center(ICC):早稲田大学ICC(異文化交流センター)】
www.waseda.jp/inst/icc
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【NPO日本スコットランド協会】
www.japan-scotland.jp
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【バグパイプ奏者 山根篤(やまね あつし)氏】
NPO日本スコットランド協会理事・東京パイプバンド代表。大学在学中より、東京パイピングソサエティーに参加。1890年代に東京パイプバンドを設立。グラスゴーのカレッジ・オブ・パイピングにて指導員資格を取得。NHKなどの音楽番組・教育番組にも出演。現在はバンドを率いるかたわら後進の指導にあたっておられる。
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【Le Ressort】
住所:東京都目黒区駒場3-11-14 明和ビル1F
定休日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は営業し、火曜日を休みとします)
営業時間:9:00-19:00
土日祝:9:00-18:00
Tel:03-3467-1172

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About Author

ナミヘイ

兵庫県伊丹市出身。東京都在住。主婦時々パートタイムジョブをこなす。子育て期をニューヨーク、ロンドンにて駐在生活を送る。思いつきのその日決めで行動する一匹オオカミ派。『成るように成る』をモットーに今世を生きる。水泳・ジョギング・登山・ウクレレ・映画・ライヴ鑑賞・奉仕活動と未知なる自分を今後も探求し続ける。

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