お天気ジェットコースター

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usagi


この冬のロンドンはとても寒く、特に今年に入ってからますます寒くなりました。雪模様の日も度々あり、幸いたいして積らなかったものの丸二日間休むことなく降り続けることが2回もありました。春が来るのも遅く、おかげで桜・モクレン・水仙などなど開花も例年より遅れ、どうしたものかと首を傾げていたら、先週は1949年4月の最高気温の記録を更新して29.1℃。チューリップは4月の後半でも青いままの蕾ばかりだったのですがこの真夏の陽気で一気に開花いたしました。春を通り越して夏が来た!と通勤する人たちは一気に夏装束に。それでなくても日照時間の少ない冬の後ですから、交通量の多いバス通りでも緑のある所は寝そべる人でぎっしり埋まり、夕方のパブの扉の外は立ち飲みをする人々で溢れ、今年はどうも春を飛び越して夏になるのかしら、と暑いのが苦手なわたくしは舌打ちをしていたのです。ところが週末から途端に冬の陽気に戻り、昨日は最高気温は7℃前後で厚手のセーターにコートでマフラーを付けていてもまだ何となく寒いのです。

近所に玄関周りを藤でしつらえた家が何軒かあるのですが、昨年(2016年)の記録を見ると今年の藤はひと月開花が遅れていると。その記録は2017425日でした。ところが今年はもう5月に入ったというのにまだ口を閉ざした蕾がたくさんあります。年々開花が遅れているのですが、花の付き具合は昨年に比べると倍量もあります。そういえば椿の花もものすごい量で、この開花量の変化は天候と何か関わり合いがあるのでしょうか?

今週の木曜日から気温はまた20℃を超えまた夏が帰ってくるそうです。気温が15℃も上がったり下がったりしていると体がどうにかなりそうですが、頑張らなくちゃと体が喝を入れてるんだか食欲と飲み欲が向上して日増しに大きくなる毎日です(泣
あ、だから花の付き具合も増量するんでしょうかね?

Tulips2 flatten

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洋画とグラフィックデザインを専攻したのち、イラストの道へ。縁あって英高級紙「The Times」の挿絵イラストを担当。同紙から数多くの依頼を受け、新聞のタイトル欄にエリザベス女王と並んでイラストが印刷される。児童福祉に関わる団体をはじめ、クライアント・ベースの仕事をするフリーランスのイラストレーター。4年に渡ってロンドン動物園で週に一度ボランティア活動にいそしんだ経験があり、動物イラストは本物からのインスピレーション。

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