テネリフェ島 ライブ!

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何となく、海外公演やコンサートツアーというものは有名になるとできるものだと思い込んでいたのですが、先日突然テネリフェ島での海外公演が実現しました〜。

いつもイギリスでコンサートをしているのである意味毎回海外公演ですが、テネリフェ島はスペイン領カナリア諸島の一つ、人口約百万人の島で「年中春」と言われるほど穏やかで住みやすい気候で、1年の間に17〜24度くらいまでしか変化がないそうです。一度気温が9度くらいまで下がったことがあり、島民がキレまくっていたというくらいなのでよっぽど住みやすい国のようです。:-)

演奏を依頼してくれたのは、ギルドホール音楽院時代の先輩、さとみさんとご主人のトマスさん。
ST FUSION というバンドで世界中で活躍されています。

動画やウェブサイトを見て、津軽三味線奏者の一川響さんとのデュオをお願いしていただきました。
ギターのソロの演奏だけにこだわらずに色んなことをやってみて良かったです…。:-)

実はテネリフェ島やカナリア諸島のことをほとんど知らない状態のまま飛行機に乗り込んだため、機内で はしゃぎまくっている遠足気分のイギリス人達を見てちょっとビックリしたのですが(しかも機内でジントニック飲みまくってましたw)、どうやらヨーロッパ人(特にイギリス、ドイツなどの比較的寒い国)の観光客や引退・療養のために来る人々に人気の場所なんだそうです。

テネリフェ島に着き、会場に行ってさとみさんと16年ぶりに(!)再会し、すぐにレストランに連れて行っていただき、このようなおもてなしを… :-)

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豚肉や魚、野菜、卵、ポテト、乳製品からワインまで全てテネリフェ島の新鮮な食材!写真を見てるとまた食べたくなってきます!

テネリフェ島はイギリスから飛行機で4時間半。スペイン本土よりもアフリカの方に近く、1496年、スペインのカスティーリャ王国に支配されるまでヨーロッパ最古の石器文化を営んでいたとされるグアンチェ族という原住民が暮らしていたそうです。
スペインからアメリカへの行き来をする重要な場所として栄え、彼らがペルー、チリから持ち込んだポテト(原語のbatataが訛ってポテトになったんだそうです。勝手にイギリスが発祥の地だと思ってました!)はここで広まり、その後ヨーロッパ諸国へ持ち込まれたそうです。ポテト料理、美味しかったです〜。:-)

最近たまたま機会があって行った、ロンドンで一番のフィッシュ&チップス屋さんと評判のThe Mayfair Chippy (あぶそる〜とロンドン、「ロンドンでしたい100のこと」にも紹介されています)店内にも「インカで6000年前から食べられていたとされる」との新聞記事が壁に貼られていました。

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海水を使ったプールや終わりの見えないビーチ、たくさんのヤシの木に囲まれて何をしにきたのか忘れるほどでした。:-)

翌日は朝からカラフルに彩られた建物やお店、壮大な建築物やヤシの木、アロエ、トカゲを横目にビーチに連れていってもらい、昼間からテネリフェ産の生ビールをいただき、その日の夜にコンサートがあることを完全に忘れ、練習も一切せず……流石にちょっとマズイかなぁとふと我に帰りましたが、何とサウンドチェックが夜の7時半から、コンサートは9時半からという驚きの開演時間!
すでにビーチでくつろぎまくっていたのであまり深く考えないようにしました。:-D

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町並みと会場の自然・人類史博物館、カフェとビーチ。帰りたくなくなります!

さてさて、気持ちを切り替えてサウンドチェックをした後は昼間遊んでいた分を取り返すべくステージでちょっとリハーサルをさせてもらい、いよいよ本番となりました。何と!立ち見の方も含めおそらく350人ほどのお客さんに恵まれ(さとみさん、トマスさん、ありがとうございます!)、日本ともイギリスとも違う、何とも温かくーーーと言うか熱い反応と盛大な拍手で喜んでもらい、ちょっとロックな気分を味あわさせていただきました。:-)

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共演者の津軽三味線奏者、一川響さん、特別ゲストでベースを弾いて下さったトマスさんと歌を披露して下さったさとみさん

イギリスで唯一の津軽三味線奏者である一川響さんとの録音はこちらから試聴、購入していただけます。:-)
翌日も夜まで皆さんに連れ回していただき、現実離れした休日を満喫しました!

ところが実はひとつだけとんでもない、生涯忘れられないミスをしてしまったんです…。

スペイン語が話せないので、簡単な挨拶と自己紹介をステージで言えるように練習していったのですが、

「Olá (ハロー)!」

「Soy guitarrista (僕はギタリストです)!」

「Toco guitarra (ギターを弾きます)!」

「I’m having a great time with wonderful people and food and wine and beach and… (ここからは諦めて英語で… とっても楽しい時間を過ごしてるんです、素晴らしい人達、食事、ワイン、ビーチ、それから…)

…coño! (これが実は大間違いで、正しくは caña と言って「生ビール」の一般的な呼び名だったのですが僕が間違った方の意味はこちら)

1時間半程のステージの一番最初の挨拶にしてはなぜかみんな大爆笑していて、まぁでもそれは嬉しくて「変な発音やったんかなぁ?」「地元で流行ってるネタでもあるんかなぁ?」と不思議に思いながらステージを終えたのですが、演奏後、会場のスタッフさんが…

「いやぁ、素晴らしい演奏だった!」
「俺たちはみんなこのコンサートの事を一生わすれないよ!」
「300人の前で大声であんなことを言うなんて!」
「初めてのテネリフェでビーチに行って◯◯◯◯を食べたのか!」
「ぎゃははは!」

と、1時間半越しに自分が何を言ったのかを知り、みんなでそれを肴に生ビールを飲みながら遅くまで楽しい時間を過ごしました。笑

そんな楽しいコンサートの動画写真がアップされているので是非ご覧下さい。:-)

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タコ!:-)

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About Author

武本英之

京都府出身。ロンドンを拠点に作曲・編曲・演奏活動をするギタリスト。15歳の頃からエレキギターを始め、19歳の頃からクラッシックギターを藤井敬吾氏に師事。1999年からギルドホール音楽院 (Guildhall School of Music & Drama) で学び、奨学金を得てギルドホール音楽院のバチュラー(楽士)、演奏家ディプロマ、作曲家ディプロマを取得。音楽的バックグラウンドはインド、日本の伝統音楽、ポップ、ロック、ヘヴィ・メタルと幅広く、クラシックギターの新しい可能性を追求し続けている。作品に津軽三味線とのコラボ『Four Springs』など。 公式ウェブサイト:www.hideguitar.com

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