惑星に連れて行かれる!?チェルトナム

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御機嫌よう! ついに起こってしまったのである・・・旅に出発してから初めて、自転車で事故を起こしてしまったのだ。

晴れた日にホステルの予約をしているチェルトナム / Cheltenhamに行く途中であったのだが、自転車と歩行者専用の道路を走っていると、前にゆっくり自転車を漕がれているおじい様がいたのである。我輩は目的地に早く着きたいと少し急いておったので、その方を抜かそうと思ったらコンクリートの溝にはまってしまい、コントロールが取れずに抜かしかけていたおじ様にぶつかってしまったのである。

我輩のミスで両者ともに転んで自転車の下敷きになってしまったのであるが、幸いどちらも怪我は無く無事に済んだのである。ただし全て無事とはいかず、その代償として自転車のグリップ付近が歪んでしまったのである。おじい様は紳士的な対応でこちらの怪我の心配をしてくれたり、周りのイギリス人も駆け寄って様子を見にきたりと、こんな見ず知らずの外国人を助けようとしてくれた皆の優しさに感謝しかなかったのである。

その後なんとかチェルトナムにたどり着いたのだが、やはり曲がった自転車の扱いは難しく自転車屋さんを探そうとして宿泊所のスタッフに自転車を直してくれるお店がどこにあるのか聞いてみたら、「ちょっと待って、詳しい人がいるから直せるかもしれない」と言い放ちすぐに電話を掛けてくれたのだ(この町には紳士しかいないのであるな)。その後、すぐに自転車に詳しい人が来て色々試行錯誤してくれていつの間にか我輩の自転車の周りには直そうとしてくれる方が4人ほど集まってきたのである。完全には直らないまでもある程度直してもらえたのだ。それから何度もお礼を告げてホステルの部屋に入ったのだが、あの方達には本当に助けられたのだ。

それから少し部屋で休憩をした後、楽しみである観光に行くことにした。今回訪れる場所は日本でも有名な組曲『惑星』の作曲家グスターヴ・ホルスト / Gustav Holstの生まれ育った家(現在はミュージアム)なのである。

ここがミュージアムの入り口である。右端にあるのが我輩のたくましい自転車なのである。

休憩を済ませて早速ミュージアムにたどり着いた。こじんまりとした入り口のドアを開けると受付があり、入場料を支払うと(£7=約1000円)あなたはどこから来たの? と質問されたので日本と答えると、なんと日本語で書かれたパンフレットを渡されたのである!  存在すると思っていなかったので凄く嬉しかったのだ。それから色々と観ているとそれぞれの箇所で詳しく説明をしてくれるのである。

ホルストは小さい頃からこのピアノで演奏をしていたようなのだ。肖像画は本人が描かれているのである。

幼い時にはこんなオモチャで遊んでいたようなのだ。

お手伝いさんがいるような、裕福な内装であるな。

昔は地下室にあるパントリーが冷蔵庫の役目を担ってたそうなのだ。冷たさが必要な食べ物は冷えた大理石の上に置かれていたそうなのだ。

各部屋について詳しく書かれたものが貰えるのである。

英語であったので完全には理解する事は出来なかったのであるが、手厚く対応してくれて我輩も優雅に楽しむ事ができたのである。観光地でよくあるのだが、ここにきた証としての記念サイン用のノートが置かれていた。稀に日本語が書いてあるので、どうやら日本人のファンも来るぐらいの人気であるのだな。他にも音楽が聴けるブースも設置してあったので、グスターヴ・ホルストが何を作曲したのか聴いてみるのも良いであろう。我輩も小学生の頃に演奏会などで【木星】をよく演奏していたのを思い出して懐かしく思ったのだ。

 

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About Author

バロン颯太

兵庫県神戸市出身。子供の頃に母から「占い師曰くあんたの前世はイギリス人のバロン(男爵)らしいよ」と言われ、バロンだった“我が輩の故郷” を探し出すためにいつかイギリスに行くことを決意。大学で建築を学び、卒業後にワーホリVISAを取得。2018年9月にイギリス上陸!自転車でイギリス全土を周る旅を敢行した。現在は旅中で感染したライム病と闘病しつつ、英語を学ぶためロンドンに滞在中。性格はのんびり屋だけど新しいこと好き。まさに至高と思えるほどの食事好きで、旅中は予算内でたまに美味しい物を食べることが楽しみの一部であったほど。Illustration by なぽりん

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