都会のオアシス!ビクトリア時代の栄華と日本の足跡

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The Landmark London

シャーロックホームズの舞台として知られるベーカーストリート駅から徒歩5分、メリルボーン駅目の前という好立地に美しくそびえ立つThe Landmark Hotel は産業革命によって、大英帝国が飛躍的に繁栄した時代の最も優れた鉄道ホテルのひとつで、シャンパン飲み放題のブランチで人気があるが、日本とゆかりがあることは意外と知られていないのではないだろうか?

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ホテル外観。英国特有のスタイルであるビクトリアン様式は華麗な赤いレンガ造りが特徴的

以前ご紹介させていただいたAndaz Hotel 同様に、ホテルの歴史は鉄道時代の幕開けとなったビクトリア時代にさかのぼる。鉄道会社であるGreat Central Railway がビジネス拡大のために、メリルボーン駅に隣接する形でThe Hotel Great Central を1899 年に創業したのが始まりだ。ビクトリア時代後期築の面影を残す建物全体が’’Grade II Listed’’ (建築的歴史的重要建造物リストの重要度グレード2) に指定されていている。

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歴史を感じさせるエントランスホール

第二次世界大戦中に英国軍療養所として使用され、ドイツ軍の爆撃により大きな被害に遭う。終戦後は英国鉄のオフィスとして利用されていたところに、目をつけたのが、なんと日本人では知らない人はいない演歌歌手の千昌夫氏だったという。(館内のホテル史プレートには本名のKentaro Abe名で刻まれている) 千氏は5つ星ホテルとしての改装計画を立てるが、バブルの崩壊とともにホテル業界を撤退、その意思を受け継いだ間組(はざまぐみ)が大規模な改装工事を行い、1993年にFour Seasons GroupのThe Regent Hotelとしてリニューアルオープンさせた。もともと700室あった部屋を1988年の改装時に300室に削減したため、エントリーレベルのSuperior roomで 35 M2、平均55㎡の客室面積は、ロンドンで最大を誇る。

その後、1995年にLancaster Group の傘下となり、Landmark Hotel と改名し現在に至る。

ステンドグラス

Great Central Railwayの頭文字GCR が刻まれた建築当初のステンドグラス(左)と、戦火を逃れ、見事に修復した唯一の絵画(右下)を飾る「ピンクマーブルの間」は結婚式を始めとした記念撮影スポットして大人気(右上)。通常は宿泊客用のラウンジとして利用されている

レセプションを抜けると目の前に広がるのが、見事な吹き抜けの天井下に広がるウインターガーデン。白亜の壁と南国風植物の緑とのコントラスト、そして8階分のガラスのアトリウムから差し込む光の輝き。。。都会の喧騒から一変して、南国のホリデーに来たような雰囲気に気持ちが華やぐ。

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開放的な明るさと広さを誇るウィンターガーデンは朝食、昼食、アフタヌーンティー、夕食と終日オープン

週末のシャンパンブランチはビュッフェの食事とシャンパン飲み放題で100£で、3ヶ月先まで予約が埋まっているという人気ぶりだ。

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ウィンターガーデン上階に位置するガーデンテラスは、美しいピアノの生演奏が心地良く、優雅な空間の中で軽食を味わえる。

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エントリーカテゴリーのSuperior room 。とにかく広々としている

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外向きの明るくモダンな部屋。ウィンターガーデンビューの内側向きの部屋(末尾が奇数)と外向きの部屋(末尾が偶数)があり、希望があれば前もってリクエスト可能だ

各部屋の設備はとても充実している。全室にライティングデスクがあり、スカイテレビではNHS World (英語)も放映している。また、無料の靴磨きサービスも提供していて、専用袋に入れてコンシェルジュに依頼すると翌朝にはピカピカの靴が戻ってくるそうだ。

アメニティー

全室にヘアードライヤー(左上)、セーフティーボックス(中央上)、ミネラルウォーターのサービスあり(右上)。スイートルームにはNespressoマシーン(左下)の設置あり。全室にコーヒー&紅茶メーカー(右下)あり

バスルームアメニティー

全室にバスローブとスリッパつき(右)、アメニティーはイギリスで大人気、質の良い寝具やバスグッズで有名なWhite Company 社(右)のものを提供。スイート以上は1973年にロンドンのメイフェアで誕生した英国王室御用達の英国トップスキンケアブランドMolton Brown

バスルーム

バスルームも広々としていて、バスタブは全室にある。Deluxe room 以上はダブルシンクにウォークインシャワーとバスタブつきという贅沢なつくり

続いて歴史あるホテルの面影を残す施設をご紹介。

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鉄道ホテルだった時代の面影を残した重厚で趣のあるグレートセントラルバー&レストランではインターナショナル料理を味わえる

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現在イベント会場として利用されているDrawing room(ドローイングルーム)は19-20世紀にGentleman room で紳士達がレストランに行く前に喫煙やトランプに興じていた娯楽の場で、こちらも歴史を感じさせる雰囲気。当時は男女別の社交場が設けられていて、女性はEmpire roomで集っていたという

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スパとジムは宿泊者は無料で利用可。15メートルプールは無塩素のため無臭という特別な水を使用している。ジャグジーや60度のサナリウム(80-90度のサウナに比べると体に優しい)でリラックス。事前予約必要なトリートメント(有料)もメニューが豊富

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モダンなジム

【ホテル周辺の見どころ】

  • Marylebone high street: イギリスが誇るインテリア店The Conran Shopを始めとして、White Company, Neal’s Yard, Paul Smith, Cath Kidston と国内外で人気の英国ブランド店や、北欧家具&雑貨のセレクトショップSkandium 、オーガニックショップ兼カフェのDaylesfordなど、お洒落で洗練された店やカフェ、レストランが立ち並ぶ大人女子が喜ぶエッセンス がぎゅっと凝縮されているエリア
  • The Sherlock Holmes Museum:世界中で人気のシャーロック・ホームズ博物館は小さいながらも見どころたっぷり
  • The Regent’s Park:動物園や野外劇場、バラ園など広大な敷地を持つ王立公園
  • The Monocle Café London : 流行に敏感なロンドナーが集まるカフェ。和ケーキやデリメニューが豊富なのもうれしい
  • Nordic Bakery:コーヒーやクセになるシナモンロールが美味しい北欧風カフェ
  • Royal China Baker Street:高級中華料理店もランチ時間の飲茶はお手頃価格。予約が取れない行列ができる人気ぶりだが、並ぶ価値あり。飲茶の美味しさはロンドンでトップクラスで食後の胡麻団子も絶品
  • Nambutei:手頃な価格で家庭的な和食を味わえる居酒屋風和食レストラン
  • Monkey & Me, Two Point :カジュアルで居心地のよい2軒のタイレストラン
  • Phoenix Palace:中国人客も多い本格的な中華レストラン

番外編

  • Bicester village:ホテル目の前のMarylebone 駅から電車(Chiltern Railways) で直行便50分で大型アウトレットビレッジへ
ホテル名 The Landmark London
住所 222 Marylebone Road,London NW1 6JQ
最寄り地下鉄駅 Marlylebone駅 (Bakerloo line, British Rail)   目の前。Baker Street駅   徒歩5分
ホームページ https://www.landmarklondon.co.uk
予約電話番号 +44 20 7631 8000
予約メールアドレス reservations­@thelandmark.co.uk
部屋数 300室
宿泊料金 Superior room (35 M2) £300 – £474 ( VAT 20%込), English breakfast £34( VAT 20%込), Continental breakfast £28 ( VAT 20%込)
特別キャンペーン  Advance Purchase:  事前予約、支払いで最大20%の割引でSuperior room 248 £~。キャンセル不可。Linger Longer : 連泊割引あり。3,4,5泊目の宿泊費が無料となるお得なキャンペーンあり
禁煙室 3階が喫煙室対応階
車椅子対応客室 有り。2部屋
Check in time 15:00
Check out time 12:00
Wi-Fi i ホテル全館で有り。利用代金宿泊費に含まれる
日本語スタッフ 日本人営業スタッフ
ホテル施設 ウィンターガーデン(レストラン)、ガーデンテラス、ミラーバー、スパ、屋内プール、ジム、ミーティング&イベントスペース

 

 

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About Author

児島みゆき

東京都出身の旅するOL。在ロンドン13年。 日本とロンドンの旅行会社で10年以上にわたり、ヨーロッパツアーの企画や、海外ツアーコンダクターの業務に携わる。現在はプライベートの旅行や仕事上で、快適で思い出に残るホテルとの出会いに喜びを感じる日々を送っている。

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