祝福の地、セント・マイケルズ・マウント

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新年あけましておめでとうございます。
2017年もあぶそる〜とロンドンを、どうぞよろしくお願い申し上げます♪

さて、新年にふさわしいパワーあふれる写真を・・・とiPhotoの中を探していて気づいたのは、昨年夏にレイライン・ツアーの一環として訪れたセント・マイケルズ・マウントの記事をアップしていなかったこと。そこで、この祝福に満ちあふれたケルトの地のレポートを、新年第一弾の投稿としてあげたいと思います ^^

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イギリス南西部へ向けて、ロンドンから5時間ほど電車に揺られていくと、コーンウォール地方のPenzanceペンザンスという街に到着する。コーンウォールはイギリスの中でも光ふりそそぐ景勝地として知られる人気のホリデー先である。

ペンザンスから少し東に戻るとマラジオンMarazionという海沿いの町がある。その沖合に浮かぶ島が、セント・マイケルズ・マウント St Michael’s Mountだ。

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セント・マイケルズ・マウントには紀元前4000年〜8000年頃にはすでに人が住んでいたとウィキペディアに書かれている。その頃はまだブリテン島がヨーロッパ大陸と陸続きだったかもしれないとのこと。修道院が造られたのは8世紀頃と言われ、現存しているのは14世紀の建物らしい。ここからフランス北西部のブルターニュまで、地図上ではほんのわずかな距離に見える。ともにケルト文化を受け継ぐ土地として知られる。

本島からセント・マイケルズ・マウントまで、干潮時であれば歩けるが、潮が満ちると移動にはフェリーの助けが必要となる。「浮島に建てられた修道院」という意味では、フランスのモン・サン・ミッチェルにそっくりだ。事実、両者の名前が聖ミカエル=大天使ミカエルに由来していることからも、共通項があることは間違いない。

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往きまっすぐに敷かれた石畳を歩いて渡った。潮が満ちるのはまだまだ先のことのように思われたが、島に到着して半時もすると、あっという間に通路は水で閉ざされ、帰りはボートの旅になると聞かされた。

往きはまっすぐに敷かれた石畳を歩いて渡った。潮が満ちるのはまだまだ先のことのように思われたが、島に到着して半時もすると、あっという間に通路は水で閉ざされ、帰りはボートの旅になると聞かされた。

モン・サン・ミッシェルとセント・マイケルズ・マウントの関係を調べていたら、このサイトに行き当たった。こちらから拝借した下記の図を見てほしい。

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http://www.ancient-wisdom.com/stmichael.htm より拝借

この図によると、アイルランドの孤島 スケリグ・マイケルを起点に、セント・マイケルズ・マウント、モン・サン・ミッシェルを貫き、イタリアのモンテ・サンタンジェロ、ギリシャのアテネ、デロス島、ロードス島などを経由してイスラエルのカルメル山へと至る一つのラインがあることが分かる。

アポロン=セント・マイケル・ラインとも呼ばれるこのレイライン上にある場所はすべて、大天使ミカエル、あるいは太陽神アポロンに関係があるとされている。大天使ミカエルは太陽と結びつけられる天使だが、むろんキリスト教発祥以前から信仰されていたエネルギーなので、ライン上のそれぞれの土地に息づく伝承の古さなどを考慮すると、キリスト教発祥以前からすでにこれらの土地では太陽信仰が盛んだったと考えられるのだ。

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巨人の心臓!

セント・マイケルズ・マウントには島の人々を困らせていた巨人を一人の少年が退治したという伝説もあり、言い伝え通りの落とし穴と「巨人の心臓」と呼ばれる石も残っている。

海を見下ろすベネディクト派修道院

海を見下ろすベネディクト派修道院

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こぢんまりとした聖堂には、サタンを踏みつける優男風ミカエルの像も・・・

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帰りは小さなボートに乗って本島へ。近くのパブで食事をして外に出てみると、陽が、ゆっくりと傾きはじめていた。

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オレンジ色の光線が島を照らしはじめると、それは天空に浮くラピュタのようにも見え、また、アーサー王が眠るアヴァロンのようにも見えた。

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大天使ミカエルのパワフルなエネルギーを感じるという点では、もしかしたらグラストンベリーのトールの丘にはかなわないかもしれない。トールの丘ではミカエルが上空をブンブンと飛び回り、翼を扇代わりに人々を鼓舞しているようなイメージがあるが、セント・マイケルズ・マウントは大きな翼を広げたミカエルに庇護されつつ、森羅万象に対して大きく心を開くよう語りかけられているような、穏やかさを感じられる場所。

イギリス国内を東西に走る聖ミカエル・レイラインと、アイルランドからフランス、イタリア、ギリシャ、イスラエルへと至るアポロン&聖ミカエル・レイラインの2ラインがクロスしているセント・マイケルズ・マウントは、世界でも屈指のパワースポットと言えるのではないだろうか。

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さて、聖ミカエルの大いなるエネルギー満タンで2017年を出発できそうでしょうか? ^^

皆様のますますのご活躍をお祈りしております!

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About Author

江國 まゆ

岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系広告代理店にて各種媒体の翻訳ローカライズや日本語コピーライティングを担当。日本語翻訳リライトのスペシャリスト。2009年からフリーランス。趣味の食べ歩きブログが人気となり『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房)を出版。2014年にAbsolute Londonを立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。

4件のコメント

  1. 江國 まゆ

    理樺さん、嬉しいコメントをありがとうございます!! そういっていただけると、すごく嬉しい♪ あの地でのこと、すごくよく覚えています。いろいろありがとうございました!!

  2. まゆさん、こんにちは^^セント・マイケルズ・マウント、とても懐かしいです。まゆさんの写真は場のエネルギーをとても美しく残しますね。どの写真もとても素敵です❤︎そして、文章を読んで更に理解が深まりました。ありがとうございます!

  3. 江國 まゆ

    MASAYOさま☆あけましておめでとうございます! レイライン・ツアーの記事を読んでくださっていて、ありがとうございます♪ 嬉しいです。もっといろいろ書けたらいいのですが・・・今のところちょっと尻切れとんぼみたいな記事で恐縮です。でもセント・マイケルズ・マウント、本当によかったですよ! おすすめです ^^

  4. あけましておめでとうございます。
    新年早々、レイ・ラインツアーの続きを拝読できて、嬉しいです。ありがとうございます!!
    モンサンミッシェルとのつながり、そしてアテネやロードス島、果てはイスラエルまでのつながりがあるとは!
    ますます行きたくてたまらなくなりました!

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