真冬も楽しいWisley Gardens

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Uk☆エコ・ガーデニング格闘記


遅くなりましたが、あけましておめでとうございます!今年も皆様にとって充実した素晴らしい年になりますように!!さて、今年ご紹介するガーデン第一弾はSurreyにある、RHS(王立園芸協会)Wisley Gardensです。以前にもご紹介していますが、やはり冬でもたくさん見どころがあって間違いなく楽しめるお庭となると一番に思い浮かぶのがここ。ロンドンから車で30分から1時間ほどで行けるのも嬉しい。カフェやレストラン、ガーデンセンターやギフトショップも充実しています。RHSのガーデンはイギリス国内に現在こちらを含めて4つあり、どこもウィンターガーデンにも力を入れているので、もしお近くにRHSのガーデンがあったらちょっと覗いてみて下さいね。時々入場無料のイベントもやってます。この時期のお楽しみの一つはヘレボラス(レンテン・ローズ、クリスマス・ローズ)。あちこちで開花が始まったヘレボラスを見ることができました。うちのヘレボラスもまだほとんど咲いてないし、これから早春にかけてもっとたくさん咲くと思います。

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池の周囲にあるウッドランド・ガーデン「Seven Acres」にはウィンター・ウォークのルートが作られていました。1年中楽しめるところではありますが、冬の美しさはまた格別。毎年冬にここを散策するのを楽しみにしている方も多いと思います。池の周辺から外へ広がるように冬場に見栄えのする植物が毎年新たに植栽されているのですが、小さかった株も大きく成長してきて、すっかり周囲と馴染んできました。また新しく植栽されたり、デザインが変わったところもあって、今後もますます楽しみです。コーナス、ウィロー、ブランブル、もみじなど落葉後に幹の色が美しいシュラブ、冬場もきれいな緑を保つ常緑の木々、花びらのように色とりどりの実を枝いっぱいにつけた植物、葉が枯れた後の姿も美しい垣根やグラス(特にウィンターウォークの奥にあるグラスハウス周辺)など、冬の晴天の日の散策にはぴったりのコースです。

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冬場のお楽しみで忘れてはならないのが香りの素晴らしいシュラブ!キンキンに冷えた澄んだ空気の中を漂う甘い香りを胸いっぱいに吸い込むと幸せな気分に浸れます。日本でもおなじみの沈丁花、ロウバイ、常緑ガマズミ、マンサクを始め、シュラブタイプのハニーサックルなど、香りだけでなく、冬場の庭を華やかにしてくれる植物が沢山あちこちに植栽されています。(写真左上から時計回りに、Daphne bholua ‘Limpsfield’、Chimonanthus praecox ‘Luteus’、Hamamelis 品種不明、Lonicera × purpusii ‘Winter Beauty’、Viburnum 品種不明)

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ツバキ、冬に小さめ花が咲く冬桜、真っ赤な実をつけたガマズミなどの足元には、早春に咲く球根植物が早くも顔を出していました。スノードロップはたくさん蕾を付けていて近いうちに開花しそうな様子。早咲きのドワーフタイプのアイリスや水仙もほんの少しだけですが見かけました。沢山開花するのはまだもう少し先かな。冬から引き続き開花しているシクラメンや常緑のコニファーの隣で開花している冬咲きのヘザーも可憐な花を沢山つけ、お花のカーペットのようでした。(写真左上から時計回りにCyclamen 品種不明、Camelia 品種不明、Prunus incisa ‘Praecox’、Iris reticulataAbies koreana ‘Ice Breaker’、Viburnum betulifolium、Camelia 品種不明、Narcissus ‘Rijnveld’s Early Sensation’、Galanthus 品種不明)

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寒い屋外で過ごすのが辛くなったら、暖かいグラスハウスの中で暖を取りながら熱帯植物や多肉植物などを見るのもいいですね。外の寒さを忘れさせてくれる色とりどりのトロピカルな花が満開です。1月中旬から毎年恒例になっているButterflies in the Glasshouseのイベントも始まります。きれいな蝶々が舞うグリーンハウスはお子さまのいらっしゃるご家族にもおすすめです。RHSのガーデンは他にもHarlow Carr(ノース・ヨークシャー)、Hyde Hall(エセックス)、Rosemoor(デボン)がありますので、お天気の良い日に近くのガーデンに出かけてみてはいかがでしょうか。今の時期は雨やとけた雪や霜で地面がぬかるんだり(特にウッドランド・ガーデン)芝生が濡れていることも多いので水に強い歩きやすい靴でお出かけ下さい。まだまだ寒いので帽子、手袋、マフラーなどもお忘れなく!(写真左上から時計回りにImpatiens sodeniiCalanthe occulata、Pycnostachys urticifolia、Centradenia inaequilateralis ‘Cascade’、Phymosia umbellata

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ガーデン名 RHS Garden Wisley
住所 Woking Surrey GU23 6QB
電話番号 01483 224234
営業時間 詳細はこちらをご覧ください
URL https://www.rhs.org.uk/gardens/wisley

★情報は2018年1月時点のものです。事前に必ず公式サイトで詳細を確認してからお出かけ下さい。

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About Author

在英20年、ロンドン郊外の自宅の庭で節約とリサイクル・無農薬をテーマに土いじりに奮闘、花や木、ハーブ、野菜や果樹などいろいろ挑戦中。3年間のカレッジ生活を経て園芸とガーデンデザインの資格を取得。フラワーショーや造園現場の通訳・コーディネイト、デザインや園芸相談、メンテナンスサービス、ガーデンガイド等10年ほどやってます。庭と旅とお笑いをこよなく愛する植物オタク。ここ数年家族の闘病等でガーデニングもブログもサボってました(;^ω^)ぼちぼち復活できるかな?ブログ「イギリスの片隅で庭仕事」http://gardenuk.blog.fc2.com/もそのうち復活する予定。

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