ハンプトンコートパレス・ガーデンフェスティバル2021 ①

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Uk☆エコ・ガーデニング格闘記


先日ハンプトンコートパレスで行われたRHS(王立園芸協会)主催のガーデンフェスティバルに行ってきました。去年はコロナでほとんどのフラワーショーがキャンセルになり、ハンプトンコート宮殿でのショーも2年ぶりの開催。ハンプトンコートパレス・ガーデンフェスティバルは世界最大規模、チェルシーフラワーショーに次ぐ有名なガーデン・イベントです。宮殿の敷地内のうち25エイカーのエリアを使って行われているため、人で混み合うチェルシーとは違ってゆったりと過ごせるのもポイントです。チェルシーフラワーショーは有名ガーデンデザイナーの作るショーガーデンがメインですが、こちらはショーガーデンとともに沢山のナーサリーが展示する植物の展示・販売が目玉になっています。またバンドスタンドでは演奏が行われ、ショッピングやフード類の店やカフェも充実しており、まさにフェスティバルといった趣です。

庭のカテゴリーは、ショーガーデン、ライフ・スタイル・ガーデン、グローバル・インパクト・ガーデンに加えて今年から新しくゲット・スターテッド・ガーデンが加わりました。

ここ数年続くトレンドである環境に配慮した庭づくりがコンセプトになっているガーデンが沢山ありました。一見わかりにくいですが、廃材をリサイクルあるいはアップサイクルしたハードランドスケープが見受けられました(↓左上、左下)。また、アウトドア・リビング/ダイニング・スペースやアウトドア・キッチンなどを備えた、くつろぎ、楽しみ、コミュニケーションをする場としてデザインされた庭も人気でした(↓右上、右下)。コロナによる長期間のロックダウンで仕事も余暇も自宅で過ごす人が急激に増えたため、庭の持つ役割の大切さを再認識された方も多いのではないでしょうか。

今年は大部分をペイビングや綺麗に刈り込まれた芝で覆うような作りこまれた庭がほぼなかったのも印象的でした。芝がある庭では刈り込まずワイルドフラワーを自由に咲かせたり、ある程度の長さを残して昆虫などに住処を提供するワイルドライフに配慮した使い方がされていました。

植栽に関しては相変わらず環境に適したローメンテナンスな植物が使われ、自然でややワイルドな風景があちこちに広がっていました(↓左、真ん中上、右上)。近年の英国の気候変動に適した夏の日照りや乾燥に強くかつ冬の長雨にも耐えれるような植物が使われていました。1週間限りのショーのための庭とは思えないほど、周囲の景色に自然と溶け込んでいます。

中には第6の絶滅期をテーマにしたショッキングかつ考えさせられる庭もありました(↑右下)。一目見ただけではわからない庭の奥深いテーマを知るとガーデン鑑賞がより一層楽しめますし、学ぶことも多いです。

こちらのガーデン・フェスティバルでは毎年家庭菜園の啓蒙にも力を入れていますが、今年はロックダウン中の家庭菜園人気も反映してか、多くの方が熱心に鑑賞されていました。中でもアロットメントのエリアが充実していて、各地のアロットメントやコミュニティガーデンからの展示があり、沢山のインスピレーションを観客の方に与えていました。野菜とお花を一緒に育てることでスペースの有効活用にもなり、美しく生産性の高い庭づくりが可能になります。自分で作れば農薬や化学肥料を使わず作物を育てられますし、土をいじることで心身ともに癒され、健康づくりに一石二鳥の趣味となること間違いなしです。

今回はハンプトンコートパレス・ガーデンフェスティバルの見所の一つショーガーデン等をご紹介しました。続けてナーサリーの植物の展示、会場の様子をアップしたいと思いますので、ご興味のある方はぜひご覧下さい!

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About Author

在英17年、ロンドン郊外の自宅の庭で節約とリサイクル・無農薬をテーマに土いじりに奮闘、花や木、ハーブ、野菜や果樹などいろいろ挑戦中。ロビンなどの小鳥に癒されつつも、庭を荒らす狐やリスに頭を悩ます日々。フラワーショーやガーデン巡り、ガーデンセンターでの底値チェックに余念がない、植物オタク。庭と旅とお笑いをこよなく愛し中年生活を満喫中。ブログ「イギリスの片隅で庭仕事」http://gardenuk.blog.fc2.com/もよろしくお願いします!

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