久しぶりのコペンハーゲンで周りの時空を整える

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新年明けましておめでとうございます!
のご挨拶としては、ずいぶん遅くなってしまいました、申し訳ございません。
皆様、お元氣ですか? 私はとても元氣にしています。

さて、去年の1月にトルコ経由で帰国して、
4月にはコペンハーゲンに戻って来ようと思っていたところ
ご多分にもれずパンデミックに巻き込まれたおかげさまで、
私は思ってもみなかったことに、20年ぶりに、
1年を通じて日本の美しい四季の移り変わりを楽しむことが出来ました。

そして、去年の暮れにコペンハーゲンに戻ってきました。

東京とは違って、こちらではスーパーマーケット、パン屋、薬屋、など
必要不可欠な店のみのオープンで、多くのカフェも閉まっています。
たまに持ち帰りのみのお店はあるけれど、そのほとんどは、パン屋兼でのカフェ。

ヨーロッパの事情を聞いてはいたものの、これほどゴーストタウンのような
寂しげな街に変わっていたことに、私は驚いてしまい、寒く暗い冬の時期ということもあり
気分が随分落ち込んでしまいました。

それでも、しばらくして落ち着いてくると、
コペンハーゲンの暮らし方、この寒さ、暗さにまた慣れてきました。

そして、毎日午後、日が明るい間に【お散歩コペンハーゲン】を、
リモートワークをしている相棒と一緒に始めると、
デンマーク人が大切にしているヒュッゲの空気が、
コペンハーゲンの街の中に漂っていることに気がつきました。

大風の日、雨の日、底冷えする雪の日も、コペンハーゲン人は走っています!
元気にガンガンジョギングしている若い人に追い越されて、
ちょこちょこゆらゆらした足取りでマイペースに走っている中高齢者もいます。
そして、相変わらず、天気の良し悪しに拘らず彼らは自転車に乗ってどこまでも行きます。
そしてそして、この寒い暗い日にも、海に入ります。マイナス一度だって、なんのその!

寒中水泳をした後、彼らは海から上がると、タオルを巻きつけて、おしゃべりをしています。
「寒くないのー???」と叫びたくなるのは私だけ。
先日は、若い男の子達が、数人ぎゃ~と叫びながら海に向かって走り、バッシャーン
大きな音を立てて冷たい水の中に飛び込みました。
周りの人達は彼らを見て、ケラケラと笑っていました。

太陽が出ている日は、2、3人で海辺にきて、さっさと水着に着替えて(または裸で)
水に入って、上がって、体を拭いて、服を着て
その後は、持参した魔法瓶を出して、コーヒーか紅茶でしょう、温かいものを飲みながら
楽しそうに岸に座って、髪も乾かさずに、寒くならないの???
と、思う私を余所におしゃべりを続けます。

泳ぐ前に、デンマーク人の大好きなお酒、スナップスで乾杯をした後、海に飛び込むグループを
今日は、散歩へ行こうと家を出た時に目撃(我が家の前は湾岸なので、泳ぐ人をいつも見かけます)。

そうそう、私が暮らすこの建物の敷地には他2棟のアパートメントが建っており、
しっかりしたコミュニティができています。小さいけれどアートギャラリースペースもあるので、
そのうち借りて何か展示会を開いてみようかと思っています。
その他コミュニティではカヌークラブなどがあり、クラブメンバーを随時募っています。
相棒と、夏になったらカヌークラブにでも入ろうか、と話をしています。

そして忘れてはいけないのが、ポーラベアーズという名前のクラブです。
それは、一年を通じて、週日は朝の7時、週末は10時に集合!
そして、海へ入る、という、そういうグループです。1月の7時はまだ暗い時間です、
そして、今朝は雪も降っていました。が、それでも窓から覗くと、3人ぐらいでしたが
集合していました。

私には、まだポーラベアーズになる勇気がありません。

冷たい海に入っていく人魚たち、私は日本にいる間彼らの存在を忘れていました。
そういう人達が、地球の裏側に生息していたことを、忘れていました。
地球上には、本当に色々な人々が暮らしているのです、久しぶりに外国へ飛び出すと
日本の外には、驚くことがたくさんあったと、思い知らされます。

 

【お散歩コペンハーゲン】と私が呼んでいる毎日の散歩ですが、
私と相棒は、オールドタウンやモダンなアパートの建つエリア、
可愛らしい田舎風のコテージ、魔女が暮らしそうなコテージや素敵な一軒家がある地域だったり、
ゴージャスなアパートメントが立ち並ぶエリアなど、
見ていてウキウキしてしまう住宅地を歩き回ることが好きです。

そして、住宅地で人々の幸せだろうな~と、感じる暮らし方を見つけて、私も幸せになるのです。
窓から垣間見る部屋の中の、なんて楽しそうな温かい雰囲気!
そうです、日本人の私達が思い描く北欧のヒュッゲがこれです。
素敵なランプやろうそくの灯がついた屋部はぬくぬくとしていて居心地よく、
実に気持ちが良さそうです。

そんな部屋の中でゆっくりと窓辺に座って読書をしたり、
書斎でコンピューターに向かっていたりキッチンに立って、料理をしている人を見るだけで、
私はなぜか、嬉しくなってしまいます。

「私はこの部屋でとっても幸せだよ!」という彼らの気持ちを感じるからなのででしょうか?

「世界一幸せだ!」と思っている人々が暮らす街には、幸せな波動が広がっているのだと思います。
そこに暮らしている私も、その波動を受けて、幸せレベルがアップする、そんな気がします。

ロックダウンによって、リモートワークで自宅の時間が増えて、却って良かった、
そんな風に思っている人達は多いのかもしれません。
ちなみに、私の相棒はそんな一人です。

そうはいっても、彼も含め、レストランやホテル、ショップ等の経営者は大変です。
デンマークも国の保証があるとは言っても、他のどの国とも変わらず苦しい思いをしている人が沢山います。

しかし、この解決策のない問題をどう捉えるか?どう対処していくか?

デンマークのお店では、オンラインでオーダーをして、店頭に取りに来るやり方をしているところもあります。
直接お店に行かれなくなってしまう、会えなくなってしまう、それが出来なくなったから、
ネットを使うことで、なんとかする。

相棒は、たまに相手の都合に合わせて
デンマーク時間の早朝5時から日本の会議に出席しています。
その後ロンドン事務所、デンマーク事務所とのミーティングが続き、
一日中オンラインミーティングをしているから仕事にならない、とぼやいていることもありますが、
以前のように、2週間ごとに、3カ国の間を渡り歩くことがなくなり、
却って良かった、と言っています。

大学の授業も、ワークショップも、オンラインに変わりました。
そしてオンライン飲み会でしょ!

インターネットがあるおかげで、
私たちは、この不便な状況を軽々と乗り越えてしまうことができました。

旅行好きな友人は、行かれるようになるのを、楽しみにして、
それまでその場所の研究と、その国の言語を学ぶことに勤しむ、と言っています。
そんな研究や勉強が一つの趣味になったようです。

趣味といえば、家での時間が増えたことと、
クリスマスプレゼントに料理ブックをいただいたことで、相棒は料理を始めました。
それが彼にとっての新しい趣味になったようで、
今では、唯一開いている、スーパーマーケットでの毎日の買い物が楽しいのでしょう、
今日は何を作ろうか?と、仕事の合間にする毎日の買い出しと料理に充実した日々を過ごしています。

何かが出来なくなってしまったら、悲しい、で終わりにしないで
それじゃあ、何ができる?
と、すぐに頭を切り替え、困難をチャレンジとして捉えて、次のレベルに進むきっかけにする

人生はゲームだ!と、考える!
何があったって乗り切ることが出来る!と、自信をつけるため!

さて、私は以前から家で過ごす時間が多いので、その空間をとても大切にしています。
家が居心地良くなかったら、ストレスを感じるでしょうし、多分仕事が出来なくなってしまいます。

ということで、私は家の中の楽しさ、幸せ度が増えるように!と、毎日おまじない作業を欠かせません。
その作業とは、なんでしょう???

それは、気持ちよく過ごせるように、ちょっとだけ身の回りを整理したり、
植木の様子を見て、話しかけたり水をやったり、
そして、大事にコレクションしているもの、石とか、錆びた鉄の塊や釘やタネや…
そんな私の宝物の埃をとったり並べ替えたりしていると、とても私は幸せだと感じます。
それから、洗濯を干すときには、色のコーディネーションを考えて、美しく干す工夫を楽しみます。
掃除は好きではないのですが、片付けは得意です。
料理も、気分転換になるので、エネルギーと愛情を込めて作ります、それはとても楽しい時間です。
そんな日常的な些細なことが、私のおまじない作業です。

おまじないって、なーんだ、そんなことか、と、思うかもしれないけれど
それこそ大切なこと!と私は思っています。

部屋の中のこの空気を整えると、幸せを感じることができます。
ちょっとしたおまじない作業を続けていれば、昨日よりも、今日の方が幸せになるのです。

寒くて、暗いコペンハーゲンに一年ぶりに戻ってきた私は、

「一番大切なことは、やっぱり自分の身の回りの時空を整えることだわ!」

そう改めて確信しました。

そんなわけで、
私は、今まで以上におまじない作業に丹精込めて、
これからもロックダウンのコペンハーゲンお家生活を、楽しもうと、思っています。

とても遅くなった新年のご挨拶も兼ねてコペンハーゲンから、
今感じていることをちょっと書いてみました。

昨日、今日、そして明日…と続く幸せを作り上げるのは、今のこの瞬間です!
今のこの瞬間!

大事にしましょう~

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【きょうのカフェ】
さて、今回のカフェは、最近イタリア料理に凝り始めた相棒が見つけた、
大きなイタリアンマーケットの入り口にある立ち飲みカフェです。
このマーケット、美味しいものがたくさん美しく並べられています。
先日、お年玉袋のようなピッザキット袋があったので、試しに買ってみました。
ピッザのドウ4枚、ソース、チーズ、ハム、生ハム、サラミ、ハーブが
入っていました。早速その日に作ってみたら、予想以上に美味でした。

Supermarco
Støbegodsvej 1
2450 Kovenhavn SV

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About Author

島田カオル

東京生まれ、ロンドン在住の絵本作家。高校卒業してすぐに渡米。その後、パリ、南仏に暮らし、ロンドンへ。ロンドンでセシルコリン氏に師事、絵や陶芸などを学ぶ。1984年からイギリス人の夫と2人の子供と暮らしながら東京で20年以上イラストレーターとして活躍、その間、「レイジーメイドの不思議な世界」(中経出版)の他、「ある日」「ダダ」「パパのたんじょうび」(架空社)といった絵本を出版。再渡英後はエジンバラに在住後、ロンドンへ。本の表紙、ジャムのラベル、広告、お店の看板絵なども手がけている。現在はロンドンのアトリエに籠って静かに絵を描いたりお話を創る毎日。生み出した代表的なキャラに、レイジーメード、ダイルクロコダイル氏などがいる。あぶそる〜とロンドンにはロンドンのカフェ・イラスト・シリーズを連載。好きなものはお茶、散歩、空想、友達とのお喋り、読書、ワイン、料理、インテリア、自転車、スコーン、海・樹を見ること、旅行、石(特にハート型)、飛行場etc etc...

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1件のコメント

  1. 洗濯を干すにも、カラーコーディネートをされるとは、
    流石アーティストですね!

    「世界一幸せ」と思っている人々が暮らす街には、もちろん、幸せな波動が満ちていると思いますが、
    そうではない日本は、よい波動は期待できなさそうな。。。

    まずは、おまじない作業をして、身の回りを整えるように
    心がけたいと思います(^_^)v

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