知らない場所を探検! コペンハーゲンコミューン

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本当に、ご無沙汰してしまいました。
お元氣ですか?私は元氣にしておりました。
今一時帰国して東京にいます。
戻る前は、久しぶりにイギリスにも少し滞在しました。

今の時期、海外への旅行はシンプルではありません。
検査や書類チェック、隔離などいろいろなハードルを超えながら、
2国を渡って来ました。

コペンハーゲンを出る3日前に、始めのPCR検査。
陰性の証明書を手にして、ロンドンへ飛びました。
そこで待っていたのは、長蛇の列。
書類提出など、通過するのに時間がかかり、2時間半ぐらい、並んだと思います。

やっと英国に入国出来ると、大急ぎで、ユーストン駅へタクシーで向かって
夜食を買って夜行列車に飛び乗ったのが、出発の15分ぐらい前でギリギリセーフ!

ロンドン〜エジンバラ間の夜行列車は、最近アップグレードされたらしく、
以前に乗った頃よりも、ベッドの寝心地は、グッと良くなっていました。

飛行機でさっとスコットランドへ行くのも便利で良いけれど、
たまには夜行列車で旅をするのも、楽しいものだと思いました。

ただ、残念なことに、今のこの時期、レストラン車両が開いていません。

そこで私たちは乗る前に、大急ぎで駅にあるマーケットでおつまみとお惣菜を
そして隣のワイン屋さんで、ちょっと美味しそうな赤ワインを一本を買い込んで乗ったのですが…

列車には、あると思ったコップがなかったのです!
しょうがない、私と相棒は、グラスで飲みたかったワインをラッパ飲みです。
何十年ぶりでしょう?
若くて貧乏でクレイジーだったあの頃に戻ってしまったようでした。

ガタゴト揺れる列車の中、マーケットのお惣菜とワインのラッパ飲みで、
私達は夕食を大いに楽しみました。

疲れていたのか、ぐっすりと眠ることが出来て、目が覚めたらエジンバラに到着していました。
朝の4時ごろに着いたのですが、
その後、7時半ごろまでは列車の中で過ごしても良い、ということだったので、
7時ごろまでベッドの中でうとうととして過ごし、持って来てくれた朝ごはんをいただき、
その後エジンバラのフラットへ向かいました。

そこで真面目に外に出ない10日間の隔離期間を過ごしました。
その間、渡されたPCR検査キット使って、検査方法の動画を見ながら、
しっかり自分達で2回、隔離2日目と8日目に検査をして、
それを郵送し、陰性の証明書を手に入れました。

その後エジンバラでの用事を済ませ、再び今度は飛行機でロンドンへ向かいました。

久しぶりのロンドンでしたが、滞在日数があまりなかったので、
慌ただしく用事に追われてあっという間に終わってしまいました。
次回ロンドンに戻るのは6月になると思いますが、
出来ればその時、久しぶりにロンドンカフェビジットをしたいと思っています。

さて、羽田に到着すると、また検査と書類のチェックです。
そして、検査の結果が出るまで待たされること数時間。
検査結果で陰性の証明書を手にして、やっと自宅へ戻れると思ったら
強制収容所へ連れて行かれるように、バスに乗せられ、
同じBA5便で到着した10人(たったの10人!)は両国のホテルへ向かい、
そこで3日間の完全隔離が始まったのです。

部屋の外へは一歩も出られませんでした。
食事は3回のお弁当、アルコール無し、お茶、コーヒー、お水は頼めば持って来てくれます。
狭い部屋の中で、2人一緒に3日間。その間、お互いにZoomミーティングもあり
大変な思いをしましたが、でも、今思うと、面白い体験だったと思います。

最終日の午前中に最後の検査があり、そこで陰性のパスを頂いて、
ついに自宅へ戻る許可が出ました!
午後4時過ぎにやっと待っていた迎のバスが来て、再び羽田へ戻り、
そこから私達はハイヤーでやっとやっと自宅に帰ることが出来ました。

しかしそれが終わりではなく、それから1週間は自宅隔離。
その期間中も政府へ毎日2回、【今どこアプリ】で居場所の報告と
メールで健康チェックの報告をしなければなりませんでした。

そして、先週やっと自由になった私は…

相変わらず、部屋に引きこもって、絵を書いたり、お話を書いたり
このカフェビジットの原稿を書く毎日か…

まあ、なんと言う私の人生でしょう!

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さて、前置きが長くなりました。

今回のカフェビジットですが、
場所はコペンハーゲン、時は2021年3月、帰国する前のことです。
コペンハーゲンでは、持ち帰り用の為にだけ、カフェは開いていました。

私と相棒は、コペンハーゲンにいる間は、
午後になると、毎日1時間から2時間かけて、散歩に出ていました。
そして、街の探索をしながら、お持ち帰りであちこちのカフェに寄りました。

【いつか、カフェが開いた時に、絶対ここに来てみようリスト】を作っています。

そう思ったカフェの一つが今回のカフェビジットです。

その日は、「カオちゃん、面白いところ見つけたよ!」と言う相棒の言葉を信じ、
我が家の近くにあって知らなかった、面白いところへ行くことにしました。

もう、ほとんど我が家の近くは網羅した
と、思っていた私は、「まだあるんだ…」と、半信半疑興味津々で出発しました。

しかしそこへ行くまでの道中は、全く面白くありません。
大通りを渡り、裏に入ると、閉鎖されている工事現場や何もない埃っぽい空き地、
少しだけ草が生えているような、とにかくつまらないない道を歩きます。

「こんなところに、本当に面白いところがあるのかしら???」と少し、疑問を持ち始めてからも、
まだ歩きます。

すると、あれ?何か、ちょっと感じるものがありました。

「きっとここを行くと、いい感じのカフェがある…」
そう、あの感覚、カフェセンサーをそこで感じたのです!

そして、見えて来ました!

林の中に、昔はきっと馬小屋か納屋だったのでしょうか?
古そうな大きな黒い屋根の建物がいくつか並んで見えました。

 

コペンハーゲンで、よく見かける村のような、コミューンと言うのでしょうか?
そんな感じで建物がいくつか建っていました。

その一つは、新しい、暮らして楽しそうな木造建築です。
よく見ると、それは学生寮です。
学生時代にこんな寮で過ごせたら、良い想い出が沢山出来るだろうな、
と、思いながら見ていた学生寮の隣には、まだ建築中(または増築中)の建物がありました。
これは、シュタイナー学校です。
つまり、この辺り、シュタイナー学校系のコミューンのようです。
(学生寮は、シュタイナーの学校とは関係ないようでしたけれど)

木のチップをひきつめた優しい広場を囲んで、お店が並んでいました。
ジンかビールの酒造所もあったと思います。
と言っても私が訪ねたときはしまっている店が多かったのですが、
その中で、風通しの良い気持ちの良いオーガニックショップとカフェが開いていました。

フワッとした空気が漂っている、この広場では、きっと現在のコロナ状況下でなければ、
いろいろなイベントがあるはずです。夏には、デンマーク人の大好きな
アンティークマーケットや、古着市があるでしょう。
その日は開いていなかったけれどもちろんバーもありましたから
夏の夜は、音楽の演奏もあったりして、人で溢れかえっていることでしょう…

ここはきっと楽しそうです!

さて、カフェですが、椅子とテーブルが並んでいないので、
普段はどんなカフェなのか、ちょっと想像が出来ません。
吹き抜けで天井が高くて、大きな納屋のような広い空間には、
自然素材で作られているキッチン用品や
美しい料理ブックなどが、丁寧に棚に並べられていて
一つづつ手に取ってみたくなるようなものが、色々と販売されていました。

そして、デンマークのカフェと言えば…
外は青空の広がる天気の良い日でしたが、薄暗いひんやりとしたカフェの中で、
ももちろん、蝋燭の火はあちこちに灯っていました。

もう3年ぐらい前になりますが、初めて来たコペンハーゲンで、朝飛び込んだカフェのテーブルに、
蝋燭の光が点いているのを見た時、私はとても感激したことを覚えています。
それは今でも変わらずに、私はデンマーク人と蝋燭の関係の深さに、
毎回それを目にする度に感動してしまいます。

家の近くにある大型スーパーマーケットの棚の上に、ずらっと並んでいるのは、
黒やグレー、深い緑やネイビーブルー、グレーピンクやグレー紫など、
ノーディックカラーの、先の細いちょっと気取った形の蝋燭袋入り5本セットや、
一本売りの太い蝋燭、そして、その横には少しおしゃれをした、
白い蝋燭40本入りケースが重ねられており、
その前に設置されている大きな1m四方?のラックの中には、
普通の蝋燭が山のように、溢れんばかりにどっさりとあって…

一体、デンマーク人はどれだけ蝋燭が必要なの???

そう、思って調べてみたら

デンマーク人の蝋燭の消費量は、世界一、年間6キロだそうです。
やっぱり多い

そして、いつもデンマーク人はコーヒーを飲んでいる印象があったので、
ついでに調べたのがデンマーク人のコーヒーの消費量
なんと、世界で3位でした。

デンマークは、世界一幸せな人々の住む国、と言われています。
きっとコーヒーと蝋燭も、人々が幸せを感じることにとって
何か関係があるのでしょう。

そういえば、さっき入ったおしゃれでクールなオーガニックスーパーマーケットですが、
黒っぽい色のレジの台に、とても素敵な銀の燭台がポンと置いてありました。

【スーパーのレジ台と銀の燭台!】

まあ!感動してしました。

そうそう、コペハーゲンに移住して間もない頃で、
まだ街をよく知らない時でしたので、その場所がどこだったか?覚えていませんが、
デンマークの永住権を取るため、手続きのために訪れた所だったと思います。
それはお役所です、普通の無味乾燥な窓口でした。
用事が終わり、外に出て帰り際に氣がついたのです、窓辺に、立派な燭台が置いてありました。

【お役所に燭台!】

コーヒーでホッとして、
蝋燭の灯で心を落ち着かせる。

つまり、気持ちに余裕を持たせる時間を多く持つ、と言うことが
やっぱり幸せ度をあげることにつながるのでしょう。

幸せに暮らすための初めの第一歩、
簡単な2つの方法がコーヒーと蝋燭だったのです!

デンマーク人のハッピーライフ、
これからも私は探っていこうと思っていますので
あなたも、ぜひ私と一緒にデンマーク 式の幸せを体感してみて下さいませ!

まずはいつもよりも、少しだけコーヒー時間を楽しんで
そして、何も特別な時だけではなく、
毎日蝋燭に火を灯し、ゆっくりとした夕食の時間を楽しみましょう〜!

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【きょうのヒント】
相棒に連れて行ってもらったので場所の詳細は次回!
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About Author

東京生まれ、ロンドン在住の絵本作家。高校卒業してすぐに渡米。その後、パリ、南仏に暮らし、ロンドンへ。ロンドンでセシルコリン氏に師事、絵や陶芸などを学ぶ。1984年からイギリス人の夫と2人の子供と暮らしながら東京で20年以上イラストレーターとして活躍、その間、「レイジーメイドの不思議な世界」(中経出版)の他、「ある日」「ダダ」「パパのたんじょうび」(架空社)といった絵本を出版。再渡英後はエジンバラに在住後、ロンドンへ。本の表紙、ジャムのラベル、広告、お店の看板絵なども手がけている。現在はロンドンのアトリエに籠って静かに絵を描いたりお話を創る毎日。生み出した代表的なキャラに、レイジーメード、ダイルクロコダイル氏などがいる。あぶそる〜とロンドンにはロンドンのカフェ・イラスト・シリーズを連載。好きなものはお茶、散歩、空想、友達とのお喋り、読書、ワイン、料理、インテリア、自転車、スコーン、海・樹を見ること、旅行、石(特にハート型)、飛行場etc etc...

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