London Particular. カンバーウェルが気になるぞ、の巻。

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「霧の街・ロンドン」というとロマンチックな趣があるけど、実は産業革命時代のスモッグによる大気汚染のことを指していたんだそう。
水蒸気から生まれる霧とは違う、スモッグ独特のどんよりした緑と黄色が混ざった大気が街を覆い「ロンドン・パティキュラー」と呼ばれていました。

現在でも豆とハムを使った黄緑色をした伝統的なスープに「ロンドン・パティキュラー」という名前が残っていますが、なんとも英国らしいユーモアの効いたネーミング。

現在のロンドンは交通量の多さから大気汚染が進み、サディク・カーン市長が世界でもかなり厳しいレベルの取り組みであると話題になった超低排出ゾーン規制(ULEZUltra Low Emission Zoneユーレズ)」を昨年導入しています。

こんなサインがロンドン中心地のあちこちに立ってます。

なんでこんな話をしたかというと、先日、サウスのカンバーウェル(Camberwell ※「キャンバーウェル」ではなく「カンバーウェル」と発音します)で「ロンドン・パティキュラー」という新しいカフェを発見したから。
とはいえこちらはスモッグとは関係なく、つまりは「独自の、こだわりの」といった意味での’particular’。メニューに豆とハムのスープはなかったけれど、朝ごはんからディナーまで利用できてコーヒーもお酒も飲める便利カフェ。旧市庁舎の建物を利用した、天井が高く気持ちいい空間です。

このカンバーウェルは、近年クリエイターの街に変身したペッカムのお隣。
開発が進みイーストのオールド・ストリート駅周辺・テック系企業の集合する通称シリコン・ラウンドアバウトのような雰囲気になってきたエレファント&キャッスルにも近い場所です。

春です。旧市庁舎の建物だけあって、大きい!

学生街なのでパブやリーズナブルな軽食レストランは以前からありましたが、最近はロンドンのジェントリフィケーション(=土地の発展による富裕化)の印であるクラフト・コーヒー系カフェがぽちぽちとオープン。ロンドン芸術大学の一つであるカンバーウェルカレッジオブアーツもありクリエイティブな文化的土壌は申し分なし。
これから一気にはじけそうな楽しみなエリアです。

同じくサウスにあるブリクストンも一時は荒れた時期もありましたが、ロンドン・デザイン・フェスティバルを牽引する建築家チーム行政がタッグを組んで行ったアート&若者ビジネス誘致活動が成功して、最近はすっかりトレンド・エリアに。

あぶそる~とロンドン編「ロンドンでしたい100のこと」でもいくつか面白スポットを取り上げたけれど、その後もどんどんお店が増えて訪れるたびに発見があります。
これからの春、街歩きがますます楽しみ。

ではまた、サウスでお会いしましょう♪

London Particular 31 Peckham Rd, Camberwell, London SE5 8UH

ウェブサイト:https://camberwell.thelondonparticular.co.uk/
営業時間:
月-水 7:30am-4pm
木・金 7:30am-11pm
土 9am-11pm
日 9am-4pm

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About Author

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写真家&ライター。東京で広告制作・編集と撮影の仕事を経て2003年渡英。フリーランスで活動中のアーティスト。ロンドンをベースにアーティストや作家をモデルにした絵画的なテイストを持つポートレート制作などを行う。英国をベースとしたエキシビションを開催。日常系ミニマリズム研究家。「あぶそる〜とロンドン」編集長、江國まゆ氏と共に2018年に『ロンドンでしたい100のこと(自由国民社)』(執筆&撮影)、そして2020年には『レス・イズ・モア 夢見るミニマリストでいこう。』を出版。

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