軽井沢の英国へ【2】吟遊詩人になるイレブンシス・ティー

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基本ひとりの気まま一泊旅行は「自宅を出発したままの服装で翌日帰路に着く」がマイルール。持ち物は替えの下着と、最低限の化粧品。忘れてはいけないものは、携帯電話のバッテリーと大判小判のタオルセット。但しタオルは旅先に温泉地がある場合のみ。これを容量31Lの登山ザックに詰め込んだら旅のスタートである。

2年ほど前、登山で必要な最低限の道具を買い揃えました。その時の登山ザックが今、大活躍。どこに行くにもそれひとつ背負っていけばいい。でも独りがゆえに心細くなることもしばしば。そんな時に心の支えになってくれるのがこちらのマスコットブローチ⬇︎

かぎ針で編まれたレスラーマスク(^^) かぎ針作家サチノテさんの作品:ウェブサイトを是非ご覧ください!ニヤリ、と笑ってしまいます

ザック上部の小物用のポケット部分が彼の居場所。マスコットなんて私らしくないのですが、誰もいない林道を一人で歩いていることにふと恐怖感を感じてしまう時、彼は私の守神になってくれます。また眺めの良い場所では一緒に肩を並べ一息つきます。登山に行く時は、岩場や鎖場で焦らず落ち着いて進むことを背中から後押ししてくれます。道中、私を安全へと導いてくれる頼もしい相棒です。

観光シーズン、お盆シーズンの軽井沢は、車で10分の距離が1時間以上もかかる時があると聞きます。私が訪れる時期はいつも肌寒いか寒すぎる季節なので、渋滞に出くわしたことはありません。寒い時期に入ると休業されるお店もありますよね。そして早春の頃、また同じ場所でお客様をお迎えする。少しの間さびしい分だけ、春が待ち遠しい、それもまた軽井沢のスペシャルですね。

2020年11月レイクガーデン周辺

2021年5月レイクガーデン周辺

ニッポンの英国では皆さんお馴染みのあるイレブンシス ティールームス さん。昨年の初夏晩秋の頃に伺いました。11月30日を最後に2020年度の営業を終了。今年度は4月21日から営業再開されています。休業期間、私はイレブンシスの3種類の茶葉でおうちタイムを楽しみました。その茶葉からひとつご紹介。

お取り寄せもできますよ!

イレブンシスブレンド」イレブンシスらしいこだわりある大人気の茶葉。たっぷりと大きめのマグでこの紅茶を飲むと、イギリス人の生活の一部でもあるイレブンジスな時間に浸れてしまいます。この可愛いイラストを見てください♡ たっぷり入った温かいティーカップと、11時を示した時計を両手に持つイレブンシスのロゴのうさぎさんたち。一杯のお茶が、心穏やかに過ごす特別な時間へと私たちを運んでくれます。

たっぷりと大きめのマグカップで飲むのがイレブンシス流♪

ほか2種類もブレンドをイメージしたうさぎさんたちのパッケージです。こちらの 「Part-Time Poet」(インスタグラムから写真をお借りしました)うさぎさんが T.S.ELIOTの詩集を手に持っています! そしてショップオーナーである今泉 渚さんによる商品説明がステキなのです。「軽井沢にいると、誰しもポエティックな気持ちになるはず…」ねっ! 情景を想像することができます。文学大好きで読書狂ともお呼びしてもいいほどの今泉さん。想像を掻き立ててくれる今泉さんの言葉が私は大好きです。

新緑が日々美しくなっていくなか、そろそろローズシーズンを迎えます。残念なことに、今日は見頃までにはまだ1ヶ月ほど早かったようでした。その日のために長靴を履いた多くのスタッフが、蕾膨らますローズガーデンの手入れに行ったり来たりと大忙しです。これからが楽しみですね。今回はガーデン脇にあるショップで鉢植えのバラを楽しみました。

小径を抜けた先に現れる イレブンシス ティールームス。初夏の頃は一面グリーンとブルーの世界が広がり、晩秋の頃は、冷たい空気と心まで温まるストーブでティータイムを過ごしました。今日は迷わずテラス席へ。今にも雨粒がこぼれてきそうな空の下に座りたかったから! お隣のテラス席で本を広げ、お茶を楽しんでいるご婦人がおひとり。彼女もきっと夏を迎える前の軽井沢の空を楽しんでいるに違いないと思いました。少し肌寒さを感じる空気感とどんより空が、ロンドンの今に似ているような気がしたからかもしれません。

今回は期間限定メニューのパイをいただきに来ました。冬季休業中にイギリス修業に行けなかった分、新しいメニュー開発に取り組んでこられた毎日。注文と同時に期待はふくらみます^^ 英国伝統のパイ。パブフードとして、また暖かい家庭の味として、チキン&マッシュルームパイはイギリスで最も好まれているパイの一つです。

パラソルのついた新しいガーデンファニチャーがお待ちかね!

ひとつひとつ丁寧に作られた自家製の生地が、口の中でサクサクと音を立てます。そして甘いバターの香り。しっとり包まれたタラゴン風味のホワイトソースからごろごろ出てくる、ほろほろチキンと歯応えあるマッシュルーム。ポテトマッシュにパセリのリカーソースを絡めていただきました。イギリス料理って美味しいですね!

イギリス人が愛する本場の味にこだわっています。軽井沢高原野菜のサラダ付きで¥1,580(税込)

雨雲の下、あたたかいパイとたっぷりの紅茶でイギリス気分を味わった後は、チョコレートブラウニー。アマゾンカカオ香るブラウニーに自家製アイスクリームを添えて¥680(税込)。

バニラビーンズ香る濃厚なバニラ

毎度口にする濃厚な甘いブラウニーを想像していたのですが、それほど甘さが感じられないフルーティーな味に驚きました。調べてみるとカカオは発酵食材なのです。酸味とほのかな発酵臭があります。アマゾンカカオとはチョコレートの原材料で、アマゾン産の高品質なカカオのこと。現在チョコに加工するだけでなく、様々な料理に使用できる一つの食材として注目されています。ティールームを出た向かいの赤い屋根のレストラン兼カカオラボの太田哲雄シェフがアマゾンカカオを見出し、生産を支え日本への流通をも図ったそうです。そのアマゾンカカオを使った木戸シェフの一枚。ごちそうさまでした!

イギリス発祥のインドカリー、チキンティッカマサラには、スパイスでじっくり漬け込んだ信州ハーブ鶏を。みんな大好きフィッシュ&チップスには、ニュージーランド産の天然白身魚を黒ビール入りの衣で揚げました。標高1,000mという環境で作られた軽井沢の高原野菜。丁寧に作られた英国菓子とお茶で特別な時間を過ごせるティールームです。これから最高の季節を迎える軽井沢。からだいっぱい、お腹いっぱい、美味しい空気と美味しい食べ物を私たちに届けてくれることでしょう。

そうこうしているとポツポツと雨が降り出してきました。今夜の宿のチェックイン時刻が迫っています。今回も食べることに一生懸命で終わってしまった^^; ここで読書をしたり、ぼんやりと過ごしたいのですがなかなかそこまで行きつきません。またイレブンシス ティールームスさんに来なくては、と心に誓ったのであります。

本降りの中、20分ばかりで宿に到着。

宿のオーナー、クリスさんがすぐにウェルカムティーとケーキを出してくれました。
そしてビートルズのレコードをかけてくれて、雨の中、愛犬フレディの散歩へと出かけて行きました。

クリス「今日はどこに行ってたんだい?」
ナミヘイ「レイクガーデンにあるイレブンシスティールームよ。」
クリス「あぁ知ってるよ。イレブンジス、とてもいい名前のティールームと僕は思うんだ。」

-つづく-

 

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イレブンシス ティールームスElevenses Tea Room
〒389-0113 長野県北佐久郡軽井沢町発地342-2 レイクガーデンマナーハウス内
Tel:0267-41-6973
営業時間:10:00~17:00(ラストオーダー16:00)
火曜日定休日
◉営業時間、定休日に関してはInstagramにて都度ご確認ください。
ウェブサイト
オンラインストア

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About Author

兵庫県伊丹市出身。東京都在住。主婦時々パートタイムジョブをこなす。子育て期をニューヨーク、ロンドンにて駐在生活を送る。思いつきのその日決めで行動する一匹オオカミ派。『成るように成る』をモットーに今世を生きる。水泳・ジョギング・登山・ウクレレ・映画・ライヴ鑑賞・奉仕活動と未知なる自分を今後も探求し続ける。

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