私ダックが大好物でありまして、先日スーパーで見切り品の丸ごとダック一羽を見つけ、喜び勇んで購入したのであります。早速お腹の中にタイムとベイリーフをまぶし、塩をすりこんで、オーブンのスイッチを入れたつもりが、オーブンが点きません。慌てて大家にメッセージを打ったのですが、大家は今ロンドン外に出かけているので、点検には明日でないと来れないとのこと。賞味期限がその日までだったので、泣く泣く切り分け、まずは蒸しあげて、フライパンで調理いたしました。
ダックは自分の頭の中では「鴨」と訳されておりまして、鴨にもマガモ、カルガモ、アイガモなど色々ございますが、鴨鍋の鴨は頭が緑のマガモ、 ‘Peking Duck’ はドナルドダックのような白いアヒル、と無意識のうちにイメージが分かれておりました。実際のところ、今食用とされるのは、鴨でもダック でも飼育されたアヒルが多いそうで、マガモとは生物学的には同種なんだそうです。
あぁ ダックと言えばもうひとつ思い当たります。
お風呂に浮かべる黄色のダック、あれはアヒルのヒナなんでしょうな。ヒヨコという名称は鶏のヒナに限られるそうですから、黄色くてもヒヨコとは言いません。たぶん日本でもオモチャのアヒルと呼ぶのではないでしょうか。お風呂といえば、私が買ったダックは丸ごとのダックだったので、切り分けたら美味しそうな骨がたくさんできましたので、湯がいておいしいカレーにいたしました。