何度もおいしいカモ

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usagi


私ダックが大好物でありまして、先日スーパーで見切り品の丸ごとダック一羽を見つけ、喜び勇んで購入したのであります。早速お腹の中にタイムとベイリーフをまぶし、塩をすりこんで、オーブンのスイッチを入れたつもりが、オーブンが点きません。慌てて大家にメッセージを打ったのですが、大家は今ロンドン外に出かけているので、点検には明日でないと来れないとのこと。賞味期限がその日までだったので、泣く泣く切り分け、まずは蒸しあげて、フライパンで調理いたしました。

ダックは自分の頭の中では「鴨」と訳されておりまして、鴨にもマガモ、カルガモ、アイガモなど色々ございますが、鴨鍋の鴨は頭が緑のマガモ、 ‘Peking Duck’  はドナルドダックのような白いアヒル、と無意識のうちにイメージが分かれておりました。実際のところ、今食用とされるのは、鴨でもダック でも飼育されたアヒルが多いそうで、マガモとは生物学的には同種なんだそうです。

あぁ ダックと言えばもうひとつ思い当たります。

お風呂に浮かべる黄色のダック、あれはアヒルのヒナなんでしょうな。ヒヨコという名称は鶏のヒナに限られるそうですから、黄色くてもヒヨコとは言いません。たぶん日本でもオモチャのアヒルと呼ぶのではないでしょうか。お風呂といえば、私が買ったダックは丸ごとのダックだったので、切り分けたら美味しそうな骨がたくさんできましたので、湯がいておいしいカレーにいたしました。

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洋画とグラフィックデザインを専攻したのち、イラストの道へ。縁あって英高級紙「The Times」の挿絵イラストを担当。同紙から数多くの依頼を受け、新聞のタイトル欄にエリザベス女王と並んでイラストが印刷される。児童福祉に関わる団体をはじめ、クライアント・ベースの仕事をするフリーランスのイラストレーター。4年に渡ってロンドン動物園で週に一度ボランティア活動にいそしんだ経験があり、動物イラストは本物からのインスピレーション。

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