ロンドン観光名所:中心部編 ベスト5

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穴場カフェとか食通がひそかに通うレストランとか通な情報もいいけれど、そろそろ基本的な観光情報に力入れていかないとヤバくね?という話し合いが持たれた結果w 新カテゴリーがスタートします!

ロンドン&イギリス観光で知っておくと便利な情報をあれこれベスト5という形で発信。更新頻度は分からないけど鋭意更新していきますのでご参考になさってくださいまし。ちなみに便宜上順位つけてますが深い意味はないのであしからず。

記念すべき第一回はっ!

ロンドン観光名所:中心部編 ベスト5

どうしよう、二泊四日でロンドン来ちゃったよ〜というとき、ここだけ回っとけば日本に帰って「ちょっとロンドン行ってきたワ( ̄^ ̄) ドヤッ!」とちゃんと同僚に自慢できる場所を紹介します。ではいってみよー!

1. トラファルガー広場   Trafalgar Square

Trafalger Square

ビッグ・ベン、シアターランド、SOHO、はたまたリプリーさんの奇妙な博物館など人気の観光名所までテクテク歩いてすぐのロンドン観光の拠点。記念撮影のお供には、フランスに勝利したトラファルガー海戦を記念して造られたネルソン提督像・・・と言いたいところだが彼を入れて撮影すると肝心の本人が豆粒のようになってしまうので提督の足下に寝そべる大きなライオン像が適任。大規模なイベント会場としても活用されており、中国の正月とかジャパン祭りとか各国で起こった出来事に関するデモとか、イギリスの歴史と無縁なイベントも多数あり、大英帝国の懐深さを感じざるをえない。まぁ建築家のジョン・ナッシュが当エリアの開発を手がけた19世紀初頭からすでにこの広場のコンセプトが「民衆に開かれた文化振興の広場」だったというから、現在までその主旨は立派に受け継がれていると言えるのだろう。ダヴィンチの「岩窟の聖母」もある世界最大規模の美術館ナショナル・ギャラリー(写真上)、良質のコンサートが行われるセント・マーチンズ教会が隣接し、華を添えている。罰金をとられるのでハトには決してエサをやらないでクダサイ。
最寄り駅:Charing Cross / Leicester Square

 

2. 国会議事堂/ビッグ・ベン  House of Parliament / Big Ben

big ben

ロンドンという街を思い浮かべるとき、ほとんどの人が頭の中に浮かべるであろう超有名フィギュア。国会議事堂として使用されているウエストミンスター宮殿の時計台に付属する鐘の愛称がビッグ・ベンであるが、時計台そのものは2012年、エリザベス2世女王の在位60年を記念してエリザベス・タワーという名になっている。11世紀に竣工した歴史ある宮殿はロンドン大火、第二次世界大戦と二度の被害を受けて、現在の形になったのは19世紀半ばのこと。全長300メートル、1100以上の部屋を有する壮麗な建物の内部はツアー見学可能。鐘のメロディを聞きたい方は正午を目指して近くへ行くべし。ベスト・ショットを狙うならウェストミンスター・ブリッジの上からがお約束(写真上)。ちなみに私自身は生のビッグ・ベンを近くで見るのは多くて年に数回ほどである。
最寄駅:Westminster / Waterloo

 

3. 大英博物館  British Museum

British Museum

世界中からアノ手コノ手で収集した文化遺産、約800万点を収蔵している超ド級博物館。美術品のほかに考古学的価値の高い標本や工芸品、硬貨や民族誌資料など展示品の歴史と質は世界一であろう。見どころは返還要求されているエジプトのロゼッタ・ストーン、人間や猫のミイラ、ギリシャからも返せと言われているパルテノン神殿の彫刻群を含むギリシャ・ローマの遺産(返還の代わりに有料賃貸契約を結んだらギリシャ国庫は多少潤うのでは)、古代南米遺跡からの摩訶不思議な発掘品、それから・・・。え? 英国ならではの歴史を感じたい? そんなときは2000年頃の改修で登場したグレートコート(写真上)に併設されている重厚な図書室へGO。若き南方熊楠も存分に知識を吸収した蔵書は圧巻だ。余力が残っていたら最上階にある日本ギャラリーにも行ってみよう。埴輪の隣に手塚先生の超古代文明解釈『三つ目がとおる』が展示されたシュールな光景を目の当たりにできる。
最寄駅:Russell Square / Holborn / Goodge Street

 

4. バッキンガム宮殿  Buckingham Palace

Buckingham Palace

言わずと知れたエリザベス2世女王のお住まい&オフィス。現役で機能している世界でも数少ない宮殿のひとつだが歴史は意外と浅くて19世紀ヴィクトリア女王の時代に現在の形になっている。ウィキペディアによると総部屋数が775 とあるからちょっとしたマンモス・ホテル並み。7月末から9月まで女王がスコットランドでバカンスを過ごす間の限定で一般に公開されるので、賓客を迎える豪華なステート・ルームなど宮殿内を見学したい方はこの期間がチャンス(内部は撮影禁止ダスが・・)! 王室の財宝コレクションに興味あるなら敷地内にあるクイーンズ・ギャラリーを要チェック。ロイヤル・ホースガードからスタートする衛兵交代式は4月から7月までは毎日1回、それ以外の月は1日おきに行われる。宮殿の屋上に王室旗が掲げられている時は女王が在城、ユニオンジャックなら不在を示している。ちなみに私は衛兵交替式を一度も見たことがない :0
最寄駅:Victoria / Hyde Park Corner

 

5. ハイド・パーク Hyde Park

Hyde Park

世界でも有数のグリーン都市ロンドン。数ある王立公園の中でもメイフェアやナイツブリッジに隣接した好ロケーションを誇る都市の中の憩いの場ハイド・パークでは、ロンドナーたちがどれだけガーデンを愛しているかということを端的に感じることができる。例えばここを訪れる人は、周辺に住むお金持ちが散歩させているごく限られた犬種、マークス&スペンサーのサンドイッチをパクつきながら移動するビジネスマン、乗馬を練習中の子ども、若干人に慣れたリス、マーブル・アーチ寄りにあるスピーカーズ・コーナーで言論の自由を謳歌する人など、ハイド・パークらしい風物詩に出会えるであろう。1851年に万博の会場となった歴史を皮切りに、夏のコンサートやフェスティバル、クリスマス時期のウィンター・ワンダーランドまで市民生活に深く関わるイベントはよりどりミドリ。西側に隣接するケンジントン・ガーデンズには故ダイアナ元妃の住まいだったケンジントン宮殿もあり。
最寄駅:Marble Arch / Hyde Park Corner / Lancaster Gate / Knightsbridge

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岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス、各種媒体に寄稿中。2014年にイギリス情報サイト「あぶそる~とロンドン」を立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。NHK文化センター名古屋教室「江國まゆのイギリス便り」講師。MUSIC BIRDのラジオ番組「ガウラジ」に月一でゲスト出演。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。Instagram: @ekumayu

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