シティに佇む上質な隠れ家でモダンブリティッシュ料理を

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Threadneedles Hotel

イギリスの中央銀行Bank of England の所在地ということで認知度が高いThreadneedle Streetに位置する今回ご紹介させていただく5つ星ブティックホテルは、シティという立地にふさわしく優雅で落ち着きがあり、外から見てもホテルと分かりにくい隠れ家的存在のため、プライベート感ある上質な大人のくつろぎ空間を演出している。そして英国料理界巨匠Marco Pierre White氏とのコラボレストランでは洗練されたモダンブリティッシュ料理を味わうことができる。

Threadneedles Exterior

ホテル外観

‘’Grade II Listed’’ (建築的歴史的重要建造物リストの重要度グレード2) に指定されている歴史ある建物はもともと1856年に銀行The City Bank として建築された。その後Midland Bank (現HSBCの一部) による買収を経て、2002年に約4年間の改装後、独立系ホテルとしてオープン。2013年にはマリオットホテルグループのブランドであるオートグラフ コレクションの一員となり現在に至っている。

2. Threadneedles Hotel entrance

控えめなホテル入り口。一見するとホテルとはわかりにくいため、映画の撮影時などにセレブが宿泊するとのこと

レセプションエリアは高い天井、ステンドグラスや大理石の柱などが銀行時代の華やかな面影を残す。

4. Dome in daylight

ドーム天井を彩る美しいステンドグラスは2度の世界大戦の被害から逃れ、建築当時のまま保存されていて見事。ヴィクトリア時代の英国が地球半分(ドーム)と各大陸(柱)を征服する力があったことを誇示するデザインとなっているそうだ

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’’CB’’はThe City Bank の頭文字を表している

ホテル最大の魅力はシティ中心のBank駅から徒歩3分という好立地に加え、パーソナライズされた質の高いきめ細やかなサービスを提供していることだ。スタッフは即座に宿泊者名を覚え、食べ物の趣向、求める施設やサービスなど細かい好みを把握し、記録に残す。リピーターになるとゲストに合わせてスリッパの配置まで変えるなど徹底したおもてなしを誇っている。

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レセプション。温かいおもてなしとウエルカムドリンクでゆったりとしたチェックインができる

そして、2015年にオープンしたマルコピエールホワイト氏がプロデュースするMarco Pierre White Wheeler’s of St. James’s Oyster Bar & Grill Roomでは新鮮で選りすぐられた食材をふんだんに使ったモダンブリティッシュ料理を提供している。サンデーローストにパブ料理が主といった英国料理のイメージを覆した料理界の革命児で、偉大な英セレブシェフが季節ごとに異なるメニューを考案し、彼の元でトレーニングしたシェフたちによる料理を歴史ある優雅な雰囲気の中で堪能できる。Express menu 3コース29£というお得なメニューもあるので一度試してみる価値大だ。

レストラン2

天井が高く、窓も大きく広々としたレストランは落ち着いた大人な雰囲気だ。どっしりとした赤い椅子が目を引くが、イギリス人は伝統的に「赤」を重用し、赤い靴下を特別な日に履く(もしくは毎日)紳士が多いそうだ。イギリス人にとって特別な色を利用することによって気分を盛り上げる演出だ

28. WHEELERS20150326 28

バーは銀行時代のカウンターをそのまま転用したという新旧融合のデザインがユニーク。また、窓装飾はある負債者が銀行から借りたお金を返済する代わりに提供したという歴史背景があって興味深い

food

ロブスター、イカリング、ドーバーソールにフルーツをふんだんに使ったデザート。すべて新鮮で上質な食材を利用していて味付けも絶妙

全74室のモダンな部屋は上品でクオリティが高い。整った設備、機能的ですっきりしたデザインとマリオットグループ自慢のベッドは寝心地抜群と定評があり、快適な滞在間違いなし。そして前述のとおり、建物全体がGrade II Listedに指定されているため、広さとレイアウトが各部屋で異なるのが特徴だ。

Luxury (2)

エントリーカテゴリーのLuxury room ( 18 M2 〜)でもクイーンサイズベッドで快適

Deluxe bedroom

Deluxe room ( 20 M2 〜 ) はゆとりのある広さ。ロンドンを代表するハイライト写真がベッドヘッドに飾られていて旅情を誘う

モダンなバスルームは全室バスタブ付きで、多くの部屋ではバスタブと別にウォークインシャワーが設置されているという日本人には嬉しいデザインだ。そして、アメニティーはイギリスを代表するトップアロマブランドAROMATHERAPY ASSOCIATES。世界中の一流アロマセラピストや高級スパで愛用されている人気プロダクトだ。

バスルーム

バスルームとアロマセラピーアソシエイツのアメニティー。バスタブとウォーキングシャワー別のバスルーム(左)

amenities

全室で提供される紅茶セットと湯沸かし器(左)、ラップトップサイズのセーフティーボックス、スリッパとバスローブ、傘 、アイロンとアイロン台(中央上)とiPod docking station (中央下)ネスプレッソマシーン(右上)、無料のミネラルウオーターボトル(右中央)、ミニバー(右下/中身有料)と必要なものは全て揃う。新聞(Financial Times)の提供もあり

Meeting rooms

モダンで機能的なミーティングルームではプライベートダイニングも可能

ホテルから徒歩2分に位置するVirgin Active ジム (スイミングプール、サウナ、スチームルームあり)の無料パスが滞在期間中に宿泊者に提供されるので、時間に余裕のある人は旅の疲れを癒すためにおすすめだ。

【ホテル周辺おすすめスポット】

  • Museum of London : ロンドンの歴史と文化をたっぷり満喫できる博物館。1日数回開催される時代ごとの無料の英語館内ツアーがおすすめ
  • Tate Modern: 金曜日と土曜日の夜は22:00まで開館しているので、人ごみを避けてゆっくり観たい人にはおすすめの来館時間。また無料ガイドツアー(毎日11,12,14,15時)で時に理解が難しいこともあるモダンアートを説明してくれる。そして、Tate Modern Level 6 Restaurantはテムズ河とサンポール寺院など眺めが最高の展望レストラン
  • レイトナイト・アート:毎月第1木曜日の夜にイーストロンドンにある150以上ものギャラリーが21時までオープンしていて、無料のイベントが数々開催される。無料のワインやドリンクを提供するギャラリーもあるので、この機会にローカルアートを堪能してみては?
  • 20 Fenchurch StreetのSky Garden: ロンドンの眺望とガーデンを楽しむことができる無料のおすすめスポット
  • Royal Exchange 内にあるPaul Smith のアウトレット: 男女製品があるが、主に男性へのプレゼント用に利用。掘り出し物があり、ラッピングもしてくれるので重宝しています♪
  • 映画館Elcentric Cinema ,Rich Mix、Barbican Cinema :アーティスティックな映画館で、映画のみならず、劇場の雰囲気、併設のバーやカフェも楽しむことができる私がお気に入りの場所
  • City Càphê : ホテルより徒歩3分の小さなベトナムカフェ。ランチ時間のみ営業していて、常に長蛇の列の大人気店。PhoやChargrilled pork ライスがとても美味しい
  • Shoreditch エリア : 多国籍のレストラン、トレンディーなカフェ、バー、クラブが多数。編集長おすすめはこちら
  • ベトナム料理が立ち並ぶKingsland Roadエリア
  • Padella Borough Market: 予約不可能で常に行列ができる超人気イタリアンレストラン
  • St Katharine Docks の散歩と独立系カフェWhite Mulberries。タワーブリッジや華麗なヨットが並ぶマリーナを眺めながら、このカフェで飲むコーヒーは最高!
ホテル名 Threadneedles Hotel
住所 5 Threadneedle Street, London, EC2R 8AY
最寄り地下鉄駅 Bank (DLR, Central, Northern lines)駅より徒歩3分
ホームページ https://www.hotelthreadneedles.co.uk
電話番号 +44 (0)20 7657 8080
メールアドレス frontdesk@hotelthreadneedles.co.uk
部屋数 74部屋
宿泊費 Luxury room (18 m2)   週末宿泊が170£〜(VAT 20% 込み)と断然お得
お得なキャンペーン Marco Pierre White Experience やRomantic Package といったパッケージのほか、21日前の事前予約支払いで 15% 割引になるお得なキャンペーンあり
喫煙室 無。Terrace Suite のバルコニーでのみ喫煙可
車椅子対応客室 有。1室
チェックイン 14:00
チェックアウト 11:00
Wi-Fi ホテル全館であり。使用代宿泊費に含まれる
日本語スタッフ
ホテル施設 Marco Pierre White Wheeler’s of St. James’s Oyster Bar & Grill Room(月〜金曜日営業)、ミーティングルーム

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

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About Author

東京都出身の旅するOL。在ロンドン18年。 日本とロンドンの旅行会社で10年以上にわたり、ヨーロッパツアーの企画や、海外ツアーコンダクターの業務に携わる。現在はプライベートの旅行や仕事上で、快適で思い出に残るホテルとの出会いに喜びを感じる日々を送っている。Instagram で、miyuki.london 名でロンドン生活の様子を投稿始めました!https://www.instagram.com/miyuki.london/

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