美食エリアに煌めく、ジョージアン調ブティックホテル

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The Rookery

ロンドンきってのグルメなエリアで、食や娯楽の流行発信地であるクラーケンウェル中心に位置するThe Rookery は、‘’Grade II Listed’’ (建築的歴史的重要建造物リストの重要度グレード2) に指定されている1764 年築の歴史ある建物を改装して1998年にオープンした全33室のブティックホテル。家具すべてがジョージアン時代のもの(ジョージ1~3世((1714~1820))の時代)という特徴あるインテリアデザインで知られている。歴史と文化を重んじる英国人オーナーが、過去の遺産を後世に伝えていこうとイギリス史上名高い18−19世紀の調度品を駆使し見事に当時の雰囲気を再現している。

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ホテル外観。この地区で商店が多かった時代を反映し、1階に店舗、2階以上に住居という当時のスタイルを演出。店構えの面影を残す看板にも注目!

ベルを鳴らしてドアを開けてもらい、中に入ると18世紀にタイムスリップしたような感覚に陥る。会議室利用目的以外は宿泊者専用の施設のみなのでホテルというよりもむしろメンバーズクラブのようなプライベートな空間が広がっている。

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ホテル入り口

レセプション

レセプション。落ち着いた雰囲気でスタッフの温かいおもてなしが心地よい

ホテル内全体がジョージアン時代のアンティーク家具で彩られており、歴史好きにはたまらないデザインとなっている。ヨーロッパ人やアメリカ人が主な客層で時代ドラマファンに大変な人気を誇っている。レストランはなく、宿泊者専用のラウンジConservatory で、お茶やコーヒー、ドリンクを飲みながらくつろぐことができる。優雅な空間で読書に最適なDrawing roomや libraryも空きがあれば利用可能だ。

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趣のあるConservatory。アルコール類やコーヒー紅茶(有料)や朝食をとることができる。 屋外パティオも素敵

Library

Drawing room(左), Library(右)は会議やイベントスペースとしても人気

18世紀イギリス都市部特有の居住形式であるタウンハウス3軒を改装しており、3階まである上階への移動は階段のみのため、車椅子利用者や階段往来が難しい場合はグランドフロアーの部屋 (4部屋あり) をリクエストするのがおすすめ。

地域の歴史を反映して各部屋には地元の俳優、詩人や商人などの名前がついている。ホテル内至るところに古い書籍やアンティーク絵画が飾られていたり、部屋内のホテルガイドには文化や歴史に関する情報が準備されているなど細かい演出が施されている。

本

本がいたるところに置かれている。部屋名は18世紀の地元著名人たち(右下)

各部屋内もジョージアン調一色(もちろん電気と水道やWi-Fiは現代仕様です!)。100年近く続いたこの時代にはバロックやロココ、新古典様式など流行も移り変わり、フランス等外国の影響も受けた。文化や趣向が洗練され、さらに英国経済の成長期でもあり、優れた家具デザイナーが活躍したイギリス家具史上の黄金期ともいわれる時代の調度品に囲まれていて雰囲気抜群。英国ロココ様式の特徴である鮮やかな赤や金色の色使い、高級感あふれる上質なファブリックなど貴族の邸宅の様な豪華な印象だ。

The Rookery Hotel/London

ダブルルーム 。すべての部屋でライティングデスク、テーブルが設置されている

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緑の壁の部屋も素敵

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広々としたスーペリアルーム

オーク材を贅沢に使用したアンティークベッドヘッドの特徴を生かすためにダブルベッドのみ設置されているが、スーペリアルーム以上の部屋にはエクストラベッドを入れることができるそうだ。宿泊費に11.95£の追加代金でコンチネンタル朝食ルームサービスをオーダーできる。この雰囲気の中で朝食をとると優雅に1日をスタートできそうだ。もちろんラウンジConservatory での朝食も可能。

バスルーム

バスルームまでも趣がある。アメニティーは高級ホテルやスパで利用される英国を代表するオーガニックブランドRENの プロダクト(左上)で全室バスローブ付き(右上)。バスタブ付の部屋、シャワーオンリーの部屋がある

全室にて、セーフティーボックス、ミニバー(中身有料)の設置がある。コーヒー&紅茶メーカーの常備はなく、スリッパはフロントにリクエストすると入手できる。

【ホテル周辺おすすめスポット】

  • Clerkenwell , City エリアの編集長おすすめレストランはこちら
  • Fitzrovia エリアのおすすめの編集長おすすめレストランはこちら
  • 映画館Barbican Cinema, Elcentric Cinema , Rich Mix、:アーティスティックな映画館で、映画のみならず、劇場の雰囲気、併設のバーやカフェも楽しむことができる私がお気に入りの場所
  • Whitecross Market:Barbican駅近くで木金曜日のランチ時間にオープンするストリートフードマーケット。世界各国の料理をお手頃価格で楽しむことができる
  • Museum of London: ロンドンの歴史と文化をたっぷり満喫できる博物館。1日数回開催される時代ごとの無料の英語館内ツアーがおすすめ
  • Tate Modern: モダンアートといえばここ。金曜日と土曜日の夜は22:00まで開館しているので、人ごみを避けてゆっくり観たい人にはおすすめの来館時間。また無料ガイドツアー(毎日11,12,14,15時)で時に理解が難しいこともあるモダンアートを説明してくれる。そして、Tate Modern Level 6 Restaurantはテムズ河とサンポール寺院など眺めが良い展望レストラン
  • Shoreditch エリア : 多国籍のレストラン、トレンディーなカフェ、バー、クラブが多数
  • Peacock Theatre: 世界各国からのモダンダンスを堪能できる劇場
  • 大英博物館:イギリスが世界に誇る博物館
ホテル名 The Rookery
住所 12 Peter’s Lane, Cowcross Street, London, EC1M 6DS
最寄り地下鉄駅 Farringdon (Circle, Hammersmith & City, Metropolitan , Thameslink) 駅より徒歩2分
ホームページ https://www.rookeryhotel.com/
予約電話番号 +44(0)20 7336 0931
予約メールアドレス reservations@rookery.co.uk
部屋数 33
宿泊費 Single room ( 16m2) 平均210 £, Double room (18 m2) 平均280 £(VAT20%込み)ルーム朝食サービス追加料金11.95 £
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喫煙室
車椅子対応客室 有。グランドフロアーの4室
チェックイン時間 15:00
チェックアウト時間 12:00
Wi-Fi 有。宿泊料金に利用料金含まれる
日本スタッフ
ホテル施設 24時間ルームサービス。宿泊者専用ラウンジconservatory , Library, Drawing room

 

 

 

 

 

 

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About Author

東京都出身の旅するOL。在ロンドン18年。 日本とロンドンの旅行会社で10年以上にわたり、ヨーロッパツアーの企画や、海外ツアーコンダクターの業務に携わる。現在はプライベートの旅行や仕事上で、快適で思い出に残るホテルとの出会いに喜びを感じる日々を送っている。Instagram で、miyuki.london 名でロンドン生活の様子を投稿始めました!https://www.instagram.com/miyuki.london/

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