我輩にふさわしい7人の白い崖姉妹

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さてさて我輩がロンドンから出発してからおおよそ10時間以上が経った頃、晴天に恵まれながらようやっと海岸の近くまでたどり着いたのだ。

途中、森の中を通る時は3時間以上も店らしきものが無く、我が水も底をついており大変な道のりであった……。海岸近くの道は観光地なだけあって車で来る者が多く、朝から大渋滞で全く進まない状態に陥っていたのだ。

だが!自転車はそれを横目に進む事が可能だったので、我輩にふさわしい優雅なVIP待遇ですぐに目的地であるセブン・シスターズに近い駐車場までたどり着けたのである! ガハハ(車で来る人は早めの時間帯をオススメするのである)

川沿いの道からセブンシスターズへと続く道。かなりの強風…

やっとの思いで駐車場に自転車を駐め、1人しか通る事のできない足場の悪い細道を川沿いに歩きながら進んで15分ほどで、急斜面の坂が海に続いているのが遠目からでも分かるようになった。ようやく綺麗な景色が拝めるのだなと思うと、それまでの疲れもすっと抜けていくような感覚であったのだ。

ようやく岩浜に到着すると、目の前に大きくそびえ立つ白い崖を見ることが叶った。「此処に来て良かったのである…」と我輩の高貴な口から思わず感嘆の言葉が漏れてしまったほどに、日本では決して見られない自然美を味わうことができたのだ。

セブンシスターズから1番近い浜辺

我輩は白い崖を遠目から眺める場所にいたのだが、どうやら登ることも可能みたいなので体力のある貴公らには是非オススメするのである。(我輩はそこまでの体力は残っておらず遠目からのみ)

そもそも何故セブン・シスターズと呼ばれているのかというと、崖の突起物が7つあることから、まるで姉妹みたいだと言われ七人の姉妹『セブン・シスターズ』と呼ばれるようになったそうなのだ。ちなみに七人全員に名前が付いておるそうだぞ!どうでもいいのだが吾輩は4人兄弟であるから7人姉妹となると相当大変だと密かに思うのであった。

近くにはコーヒーショップが1件あるぐらいなので事前にどこかで何か食料を買っておくことをオススメする。また足場も悪いのでスニーカー類の方が何かと便利であるぞ。また風が物凄く強いので夏場でも少し肌寒く感じたのである。

さて、2時間ほどここで贅沢を(景色だけ)した後、人生初の野宿をする為、テントを張れる安全な場所探しを始めたのである。我輩としては最高級のホテルでも良かったのだが、テントで生活をしてみたかったのだ。強がりではないぞよ! そして明日には海の街、ブライトンを目指して進むバロンなのであった。

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About Author

バロン颯太

兵庫県神戸市出身。子供の頃に母から「占い師曰くあんたの前世はイギリス人のバロン(男爵)らしいよ」と言われ、バロンだった“我が輩の故郷” を探し出すためにいつかイギリスに行くことを決意。大学で建築を学び、卒業後にワーホリVISAを取得。2018年9月にイギリス上陸!自転車でイギリス全土を周る旅を敢行した。現在は旅中で感染したライム病と闘病しつつ、英語を学ぶためロンドンに滞在中。性格はのんびり屋だけど新しいこと好き。まさに至高と思えるほどの食事好きで、旅中は予算内でたまに美味しい物を食べることが楽しみの一部であったほど。Illustration by なぽりん

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