御機嫌よう皆の衆! おめでたい事になんとか年が明けたのである。世界中大混乱の中ではあるが、いつか落ち着いた日が来たのであれば、我輩が自転車に乗って周遊したイギリスの各名所を訪れてみてくれると嬉しいのである。今年も何卒よろしくお願いするのであ〜る。
さてさて我輩は初めて、島に渡ろうという時がとうとう来たのである。次に目指す場所はそう!スカイ / Skye(正式名はIsle Of Skye)島なのだ!
スカイ島はスコットランド北西端に位置する大きな島で、妖精が住んでいると言われるほど手付かずの絶景が広がっているとのこと……ウィスキーの製造を行っていたり、特有の塩を産出していたりと、島ならではの産業もあり、見どころが目白押しみたいなのだ。今回は本島から船でスカイに渡るためにMallaigという町を訪れ、出発の支度をするのだ。
自転車で走行中の景色としては、何度も言ってしまうのであるが海外特有で我輩は凄く心地よくなっているのだ。
そうこうしている内に船着場のある港町、Mallaig / マレイグに到着である。夜も遅いのでこの町のホステルで一休みして早朝出る事にしたのだ。宿泊中は同室のヨーロッパ人と仲良くなって会話を楽しめたのである。
そして翌朝は怪しい雲行きのなか早朝から宿を出て船場に行き、順調にチケットを購入。待っている人は意外と多くて、車の人が多くて驚いたのである。
無事に30分ほどの船旅で島に到着。早速近くに観光地があるみたいなので行くことに…どうやらそこは誰もが知っているであろうマクドナルドの創業者の祖先と対立する勢力であった、マクラウド氏族が住んでいた家なのである。(あ、ちなみに有料なのだ)
最初にお出迎えしてくれたのがこの廃墟、Dunvegan Castle & Gardens / ダンビーガン・キャッスル&ガーデンズである。大きく立派ではあるが、中は全て崩れ落ちていて壁のみしか残っていないのだ。ここは13世紀まで遡る歴史がある建造物で、800年に渡ってスコットランド貴族、マクラウド一族の館だった場所である。
建物の裏手に進んでいくと、ボーダーガーデンがいたるところにあるのだ。ここは大豪邸であったのだな、敷地があまりにも広いのである。一番奥にはこの敷地の事や島の歴史について語られていたり歴史ある物の展示もしてあるみたいなのだ。
中ではストーンヘンジと似たような岩が展示されている。我輩はスカイ島で、このような不思議な岩を幾つか目にすることになるのである。
次はこの島で一番の主要な町に向かうのだ。他にも行きたい所は沢山あるので、それを楽しみに行動していくバロンなのである。けれども我輩は次の回で、島で洗礼を受けるのであった・・・。