知られざる日本をイギリスに紹介しよう!

0


イギリスはすっかり晩夏ですね〜。頰をなでる風も涼しく、空気は爽やかさを増してまいりました ^^ 皆様、いかがお過ごしでしょうか?

さて、今日は来年の東京オリンピック・パラリンピックに関連した情報をお届けします ^^  オリンピック・パラリンピックは世界から注目を集めるイベントですが、これを機に日本の良さをイギリスの人たちに知ってもらおう! という素敵な企画が進行中なのです♡

その元気が出る企画とは・・・

日本へ行こうよ Bridge Together Project」!

マルチカルチャーな音楽コンサートあり、日本の文化を知る展覧会あり、伝統パフォーマンスあり・・・! この一連のイベントを企画・プロデュースされたのは、ロンドン在住で日本の魅力を発信するイベントに関わり続けている歌手でマルチタレントの鈴木ナオミさん♪   東日本大震災以降は「音楽で生きる力」をテーマに被災地復興支援を続けておられ、今回の企画も被災地再建活動の一環なのだそうです。

「Bridge Together Project – 日本へ行こうよ」の目的は、その名の通り世界と日本をつなぐ「絆」という名の「架け橋」を渡すことだそうです^^ とくに文化・音楽・芸術の世界的な発信地であるイギリスから、日本の魅力を世界に向けて伝えていくことで、多くの外国人に日本に興味を持ってもらい、そして究極的には日本に来てもらうことが目的! このプロジェクトは、ナオミさんの働きかけにより内閣官房の東京オリンピック・パラリンピック「beyond2020」認証プログラムにもなりました。

具体的にどんなイベントが進行中かと言いますと・・・まず日本で初めてユネスコ世界記憶遺産に認定された「山本作兵衛炭坑画」の巡回展があります!

[ 山本作兵衛炭鉱画 イギリス巡回展 ]

©Yamamoto Family 田川市石炭・歴史博物館所蔵。タイトル・バナーで使った左側の絵も同様のコピーライトです。

山本作兵衛さん・・・私は初めて聞くお名前だったのですが、彼は筑豊で働いていた炭鉱労働者であったと同時に、引退後は炭鉱の記録を残すべく記録画家として活躍された方。作兵衛さんについていろいろ調べていると、その膨大な量の正確を極める記録に呆然としました。淡々とした筆、だけど鬼気迫る(という言葉をあえて使いたい)炭鉱(ヤマ)の真実・・・。彼の作品が「記憶遺産」として認定されたこと自体が素晴らしく、間違いなく日本が誇る遺産です。

そこで同じ福岡県出身のナオミさんがこの遺産の素晴らしさを世界に伝えるため、大奮闘! 石炭で産業革命を興したイギリスとの共通点に注目し、ウェールズの炭鉱ミュージアムに働きかけて興味を示されたことをきっかけにワールド・ツアー企画が始まりました。

作兵衛さんについてはこちらで
http://www.y-sakubei.com

イギリス巡回展
2019年9月14日~2020年9月30日 Big Pit ウェールズ英国国立炭坑博物館
2019年10月4日~11月15日 在英日本大使館ギャラリー
2020年1月~3月 ブルネイギャラリー(SOAS)
2020年6月〜9月 スコットランド国立炭坑博物館 National Mining Museum Scotland

ユネスコ世界記憶遺産には、すでに「アンネの日記の原本」や「べートーベン第九譜面の原本」などが認定されているのですが、作兵衛さんの作品も今後同じくらいの知名度で知られることになるのでしょう ^^ イギリスで彼の作品を見られるチャンス、かなり貴重だと思います。この機会をお見逃しなく!!

まだまだあります!  今回の企画の目玉とも言っていい、絶対に観ておきたい音楽イベントです♪

[James Taylor Quartet + Naomi Suzuki with Mari Natsuki ]
日本の歌&太神楽+UKジャズファンクwith James Taylor Quartet

とてもとても面白い企画。なんとUKジャズファンクと日本の歌謡曲が合体! 世界的に活躍するUKジャズファンクの巨匠、James Taylor Quartet が、日本の歌謡曲をUKジャズ風にアレンジ(驚)。しかも日本の伝統芸を織り交ぜての公演で、視覚的にも日本の文化を表現する世界初の試みなのです。

美しい歌声で知られる鈴木ナオミさんがパフォーマンスされるのはもちろんのこと、スペシャル・ゲストには夏木マリさんが来英されるそうです! UKジャズファンク風にアレンジされた日本の歌謡曲・・もう今からどんなふうに仕上がっているのか興味津々です。何を隠そう、私はジェームズ・テイラー・カルテットは昔からのファン♡ めちゃ楽しみなのであります。

そして日本の伝統芸能である「太神楽」のパフォーマー、鏡味味千代さんとの斬新なコラボレーションも見られます。オープイング・アクトはBBCのスタンダップコメディアン大会で優勝した日本人コメディアン、小谷ゆりこさんなのだそうです。み、みた〜い!! とにかく、すごいラインナップなのです。

キャッチコピーもいいです^^

「世界はまだ、昭和歌謡の凄さを知らない!!」

うふふ。日本の音楽史を支えてきた歌手や歌謡曲、童謡・・・。Cool Japan だけじゃない日本の良さ、ありますよね。今年、まさに日本とイギリスの文化の架け橋がかかろうとしています♡ どうぞお見逃しなく〜♪

日本の歌&太神楽+UKジャズファンクwith James Taylor Quartet
*日時:2019年10月1日 19:00
*会場:Cadogan Hall, 5 Sloane Terrace, Belgravia, London SW1X 9DQ
*チケットはこちら
https://cadoganhall.com/whats-on/james-taylor-quartet-naomi-suzuki/

「日本へ行こうよ Bridge Together Project」の全貌はこちらで:
https://www.goto-japan.net

Share.

About Author

江國 まゆ

岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系広告代理店にて各種媒体の翻訳ローカライズや日本語コピーライティングを担当。日本語翻訳リライトのスペシャリスト。2009年からフリーランス。趣味の食べ歩きブログが人気となり『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房)を出版。2014年に「あぶそる〜とロンドン / Absolute London」を立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。あぶそる〜とロンドンが選ぶ『ロンドンでしたい100のこと』(自由国民社)を2018年に上梓。

Leave A Reply