チャギントンで岡山ぶらり「森のみちくさ」でお手軽スコーン

本日、岡山滞在最終日となりました。昨日は4時起きだったので、今朝はゆっくりめのスタート。朝のニュースを見ながら身支度を整え、ホテル前からバスに乗り岡山駅へ向かいました。

すると新幹線改札口が人だかり。そういえば朝のニュースで山陽新幹線が事故で運転見合わせっていってたな。自分が旅先なだけに仕事や旅行で岡山を訪れた人達の予定が、数時間ずれ込んでしまう残念な胸のうちはわかるような気もします。早期の運転再開を願いつつ、私は最後の観光地・岡山城界隈散策へと出かけました。

岡山駅から徒歩やバスでも行けるのですが、ここは街ゆく路面電車「岡山電気軌道」に乗らなければ！朝っぱらから停留所で、わくわくしているのはこの私だけかと思っていたら、背中の後ろで声がする。
「ねえねえ、PASMOって使えるのかな？」
「使えますよ！私も今ちょうど調べたところなんです」振り向きざまに笑顔でお答えしました。
後ろの方々、若干驚きながらもありがとうといってくれました。そりゃ〜驚きますよね。旅の恥はかき捨てですから、私が楽しけりゃいうことありません(^^)

バラエティーに富んだ車両では全国有数の岡山電気軌道。イギリスの人気鉄道アニメ「チャギントン」に登場するキャラクター「ウィルソン」と「ブルースター」も走っています。テーマパークと路面電車の合体が魅力の一つ。週末を中心とした予約制の観光電車として運行中です。カラフルな列車は街に独特のアクセントを与えていることでしょう。

城下駅で降り、日本三名園の一つである岡山後楽園（他に水戸の偕楽園、金沢の兼六園がある）から岡山城を眺めることにしました。しかし美しい花が咲き誇るにはまだ少し早かった園内。歩きながら景観を楽しみ、岡山城を仰ぎみました。

そういえば昨日、白壁の町屋や蔵が軒を連ねる倉敷美観地区も訪れました。メインストリートである倉敷川沿いを歩きながら、船頭さんの案内で巡る川舟流しを眺めました。観光客で大変賑わっていましたが、やっぱりベストシーズンにはもう一息という感じでした。

岡山後楽園を後にしながら、この場所ともあと数時間でお別れです。最後に何をして東京に帰ろうか、やっぱり最後もスコーンに決めました。

後楽園を囲むように流れる旭川に架けられた鶴見橋のたもとに、スコーンと紅茶のお店があるのです。そこでまったりクリームティーをと思ったのですが、事前予約ですでにいっぱい。ならばテイクアウトで伺うことにしました。

その前に軽くランチを取ろうとこの橋のたもとから離れすぎず、どこかいいところはないかと見回したら、とっても雰囲気のいいお店がありました。旭川と鶴見橋、大きな空が見通せます。無事に安全に楽しく旅ができた自分へのご褒美に、昼間っからゴクっと喉を潤しました。図書館のようなお部屋で自分気分で静かにランチ。一汁三菜、和食の基本。美味しくいただきました。

フルーティーな喉越し、岡山「出石発」ビール

デザートを頼まずご馳走様したら、目と鼻の先にあるお店に移動しましょう。イートイン、テイクアウトでスコーンと紅茶が気軽に楽しめます。

森のみちくさ

自分の作ったもので人を幸せにしたい。そんなスコーンをひとつひとつ丁寧に。

「私、スコーン屋さんをやりたい！」店主さんがそう心に誓った日。寝ても起きても頭の中はスコーンでいっぱいのゼロからのスタートでした。彼女はその頃の心境をこのように綴っています。「これからもみちくさはしても信念は曲げずに自信をもってスコーン作ろう。私の決めた道は間違ってないと信じて。」（2019年インスタグラムより）

その後、岡山神社の月始祭（毎月1日開催）や、日替わりで色んなお店が出店するパブリックカウンターで、店舗を持たないスコーン屋を続けてきました。そして2023年3月、小さな古民家の一軒家で店舗を構える事となりました。