ダンディーな街 Dundee

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ご機嫌よう皆の衆!  

我輩は常に新しい事に触れるのは大事だと思っている。新鮮な事は未来を変えてくれる。みなも一度試してみたらどうであろうか? 我輩は少なくともこの旅で変わったのだ。

我輩はスコットランドの海岸沿いを長らく自転車で走行しているのであるが、次に着いた街はダンディー / Dundeeである。最初にダンディーってdandyって事?と考えていたのであるが、どうやら違うみたいなのである。(が、同じような連想は現地でもあるみたいだ。)

ダンディーは地図でいうとこの位置である。

街の中に入ってみると何やら目につくものが沢山あるのだ・・・例えばこれ。凄い目つきで我輩を見下しておるのだ! そして背後にはパチンコで射撃しようとしておる女の子が居るではないか! どういう状況であるか。

調べてみると、どうやら1930年代からイギリスで人気の漫画「The Dandy」の中のキャラクター、デスパレート・ダンのようなのだ。Dundeeに引っ掛け、彼の故郷という設定らしい。この作品がきっかけとなり、どうやらダンディーはイギリスにおける漫画の中心地の地位を確立したらしい。他の漫画キャラクターも街に点在しているようだぞ。

こっちにはドラゴンっぽい銅像もあるな。

他にも面白い建物が点在するのだ。ここは美術館らしいのであるが、運悪く我輩が訪れた日は休館日であったのだ。

街の中心にある広場。立派なコンサートホールがあるのだ。

この街では緑色のダブルデッカーを発見、赤色に慣れているから少し新鮮なのである。

コンサート・ホール。中も素晴らしい出来であるようだ。

Caird Hall / ケアード・ホールは1923年にオープンしたホールで、パイプオルガンで有名らしいが、今はオペラからバレエ、ロックやポップ・ミュージックのコンサート、コメディまで何でも開催しているようだ。

海岸沿いにある大きなダンディー駅近くに行ってみると、かっこいい船の模型が飾られていて我輩びっくりである。詳細を見てみると、南極の調査船ディスカバリー号をモデルに、記念設置されてるそうだ。

南極調査船は右、左は美術館、スコットランドは本当に多彩な芸術の表現があるのがよく分かるのである。

Dundee駅。笑いすぎだろうと思えるほどのこの笑顔、う〜む

ダンディーはヴィクトリア&アルバート博物館のロンドン以外で初めてとなる分館ができている街でもあり、密かにウォーターフロント開発も進んで文化中心地として成長を遂げようとしているのである。街の雰囲気も穏やかでなかなかに過ごしやすい場所なのである。

我輩は探索を終え、疲れたのでご飯を買ってホステルに帰ろうとした時に、実はとんでもない出来事を見てしまったのである。

スーツを着たスラッとした男がベンチに座って電話をしていたのであるが、その男の両隣に薄汚れたジャージ姿の2人の女性が突然座り、お金をせびり出したのである。男は手で押し払う仕草をして無視していたのだが、女性たちが突然男のポケットに手を突っ込み何かを盗もうとしてたのだ。

その瞬間男性はすぐに逃げ出し、近くに停まっていたバスに乗車したのだが、女性も続いて乗り込んでいった。他の乗客達ともとっくみ合いになり、女性達はバスから追い出され顔を足で蹴られる始末……我輩は見慣れぬ日常に何もできず、ただ呆然と見ていたのである。

やはりこういった光景を見る度に、安全な場所で暮らせてる幸せを噛み締めるものである。それとダンディーの印象も少し変わってしまって恐くなったのだ。まぁ、ともかくこのイレギュラーを除いたら良い街なのは確かである。次はエディンバラ城に行く途中の道について書こうと思う。

 

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兵庫県神戸市出身。子供の頃に母から「占い師曰くあんたの前世はイギリス人のバロン(男爵)らしいよ」と言われ、バロンだった“我が輩の故郷” を探し出すためにいつかイギリスに行くことを決意。大学で建築を学び、卒業後にワーホリVISAを取得。2018年9月にイギリス上陸!自転車でイギリス全土を周る旅を敢行した。旅中で感染したライム病と闘病しつつ、英語を学ぶため2年間ロンドンに滞在、2020年秋に帰国。性格はのんびり屋だけど新しいこと好き。まさに至高と思えるほどの食事好きで、旅中は予算内でたまに美味しい物を食べることが楽しみの一部であったほど。Illustration by なぽりん

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