あわてて庭の冬支度

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Uk☆エコ・ガーデニング格闘記


今年はびっくりするくらいの暖冬ですねぇ。庭もなんだかおかしな感じです。芝生は伸び続けるし、たんぽぽのような雑草もぐんぐん成長して花を咲かせたり、早春のお花が咲いたりとなんだか季節感がおかしくなってます。うちの庭ではいつも1月中旬以降に咲き出すヘレボラスも次々開花してます。ヘレボラス・ニゲル(クリスマス・ローズ)やヘレボラス・オリエンタリス(レンテン・ローズ)やそのハイブリッドも蕾をつけていて今にも咲きそうな感じです。

IMG_1634_convert_20151216064823Helleborus lividus

シクラメンも開花してます。シクラメンには耐寒性が強くて花が小さめなガーデン・シクラメンと、寒さに弱いけど花が大きめな室内観賞用のものに分けられることがありますが、これは確か室内用のはず。夏の間に外に出していてそのまま忘れていたのですが、木陰においていたためか花も葉も痛まずにきれいに咲いていました。寒くなる前に家の中に入れました。今年は暖冬だったためセーフです^^;例年通りの冬だったらお花が痛んでいたでしょうね~。

IMG_1629_convert_20151216064631葉に模様があるものだと鑑賞時期が長くなってお得

鉢植えに植えていた夏から秋のお花もいつまでもずーっと咲き続けたため、なかなか整理ができず。本来ならば10月から11月の間に霜に当たって枯れる時期を目安に、寒さに弱い植物をほりあげてシェッドの中に春まで保管したり、1年草のお花は抜いてコンポスト・ビンに入れて土に戻したりという作業をするのですが、今年は一向に作業ができませんでした。暖かいのはうれしいけど作業がすすまないのは困るな~。

IMG_3120_convert_2015111207003911月半ばになっても咲き続けているペチュニア

11月半ばまで待っても元気に育ち続けていたのですが、長期出張があったので思い切って大きな鉢に植えていたカンナは葉っぱを切ってしまい球根を掘り出しました。ペチュニアはまだまだ咲きそうでしたが、抜いてコンポスト・ビンに捨てました。2年前に買ったカンナが増えて今年は10鉢ほどに株分けして育てたのですが、残りはそのまま鉢植えに放置。12月半ばに帰ってきて見たら葉っぱは全部枯れてましたが球根は元気でした。また増えたので少し処分。今年は増えすぎた植物を大量に園芸系の慈善団体に寄付したのですが、来年もいろいろと寄付できそうなくらい増えてます。

IMG_0019_convert_20151119163245ご近所猫が毎日うちの庭に遊びに来てます^^

鉢植えのダリアは11月半ばにすでに葉も痛み始めて花も咲きそうになかったので、早めに球根をほりあげました。箱の中にコンポストと一緒に入れてシェッドの片隅で保管。今年で3回目の冬を越すことになりました。毎年少しずつ株が大きくなっています。こちらはもっと大きくなってほしいので来年は地植えにしてみようかな~。ほしい植物は増えず、たくさんある植物がさらに増える。これってガーデニングあるある?

IMG_0017_convert_20151119163201ダリアは寒いのが苦手

同じく寒さが苦手なアブチロン、アルストロメリア、ゼラニウム、柑橘系のレモンやカラマンシーもシェッドの中に移動させました。シェッドには窓があるもののそんなに日当たりがいいわけでもないのでちょっと不安ですが、毎年柑橘系はここで保管しています。ほりあげたカンナやダリアの球根と一緒にダブルベゴニアやグロリオサの球根も来年の春までここで保管します。グラスハウスがあるといいんですけどねー。冬の間は植物の成長も緩やかになるので、たまに水をあげたり、害虫がついたりチェックするくらいであまり手間はかかりません。害虫がつくとすぐに増えるのが悩みの種ですが。

IMG_0081_convert_20151219023026春が待ち遠しいなぁ

空いた植木鉢にやっとチューリップを植えることができました。スイセン、クロッカス、アリウム、ヒヤシンス、アイリス、ムスカリ、スノードロップ、アネモネ、シラーなど、秋植えの球根はたくさんありますが、チューリップはその中でもいつも一番後に植えています。秋の初めは雨が多いのと、土の温度が高いとチューリップの球根は病気にやられやすいということを聞いたので、雨がおさまって土の温度が下がる時期まで待ってます。大きな鉢は冬に割れないようにバブルラップをまきました。去年は寒さ対策してなかった大きな鉢が一つばっきばきに割れました~。フロストフリーの鉢を買ったつもりだったんですけど、セール品だったからかな~。

IMG_0027_convert_20151119163443チューリップはグループによって開花時期が違うのでいろいろ植えると長い期間楽しめます

春の球根と一緒に咲かせようと、秋に種蒔したビオラと勿忘草とウォールフラワー。球根を植えた鉢に一緒に植えておくと、チューリップが咲くまで別のお花が楽しめるし、うまくチューリップと一緒に咲いてくれると豪華です!ビオラはもっと早めに育てて晩秋に咲くくらいにしておけば、植えつけてすぐお花が楽しめたのですがちょっと種蒔が遅れました。お店で買えばそんなことも気にしなくていいのですが、自分で苗を作ると種から育てるのも楽しいし安く大量にできるメリットがありますね。

IMG_1674_convert_20151219021955勿忘草はチューリップと相性抜群

外に出している鉢植えで寒さに弱いものにはカバーをかぶせました。パッションフルーツ、ペラルゴニウム、イポモエア、フクシア、多肉などがこのカバーの下でがんばっています。うまく冬を越せるといいなぁ。この時期は強い風でカバーが吹き飛ばされることもあるので、しっかりペグのようなものでとめてあります。天気のいい日はカバーをとって中の気温が上がり過ぎないようにしたり換気をするといいそうですが、うちはけっこういい加減です。たまの水遣りが面倒なのですが、雨がしっかり降りそうな日にカバーをはずして自然の水遣りにおまかせしてます。いつも楽できる方法はないかと模索しているぐーたらガーデナーなんです。

IMG_0085_convert_20151219023051今ではカバーの周りのナスタチウムも枯れてしまいました

秋に種蒔したエンドウマメとスイトピーの苗の摘心をし、その後鉢増し作業をしました。毎年エンドウマメやスイトピーをカバーの下で冬越しさせるのですが、去年ためしに半分はカバーの下、残りの半分は外で管理したら、特に外でも問題なく春を迎えることができました。ということで今年は全部外で管理する予定です。唯一の問題はなめくじとかたつむり。いつも葉っぱを食べられてしまい、光合成ができずに株が枯れてしまいます。殺虫剤を使いたくないので、とにかく大量に種蒔し何箇所かにわけて管理しています。なんとかならんかな~。

IMG_0024_convert_20151119163415寒さより危険なご近所猫の足、踏まないでね~

といった感じで、我が家でもあわてて今年の冬支度を終えました。しばらく暖かい日が続きそうですが、その後はどうかな?こんなに暖かい日が続くと急に寒くなったときの植物へのダメージが大きいのちょっと心配です。皆さんも庭の冬支度をして寒さに備えてくださいね~。

今年は忙しくて更新が途切れがちになってますが細々とがんばりますのでブログに遊びに来てくださいね。来年もよろしくお願いいたします!それでは素敵な年末年始をお過ごしください!

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About Author

在英20年、ロンドン郊外の自宅の庭で節約とリサイクル・無農薬をテーマに土いじりに奮闘、花や木、ハーブ、野菜や果樹などいろいろ挑戦中。3年間のカレッジ生活を経て園芸とガーデンデザインの資格を取得。フラワーショーや造園現場の通訳・コーディネイト、デザインや園芸相談、メンテナンスサービス、ガーデンガイド等10年ほどやってます。庭と旅とお笑いをこよなく愛する植物オタク。ここ数年家族の闘病等でガーデニングもブログもサボってました(;^ω^)ぼちぼち復活できるかな?ブログ「イギリスの片隅で庭仕事」http://gardenuk.blog.fc2.com/もそのうち復活する予定。

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