大変遅くなりましたが、あけましておめでとうございます!2015年が皆様にとって素晴らしい1年になりますように^^。寒い日が続きますが、庭では冬咲きの植物ががんばっています。寒くて暗いイギリスの冬を彩る貴重なお花たち。冬に花が咲く植物って意外とあるものですね。かわいい花が咲いてると寒い中で庭仕事をする励みになります♪
冬に開花する植物の中でもヘレボルスは大人気。クリスマスローズと呼ばれる白いシングル咲きのヘレボルス・二ゲラやレンテンローズと呼ばれるヘレボルス・オリエンタリスを始め、他にもたくさんの品種があります。それらを交配したハイブリッドのヘレボルスには観賞価値の高い品種がたくさんあり、ついあれこれ欲しくなってしまいます。
イギリスだけでなく日本にも愛好家がたくさんいるのも納得の美しさ
冬の庭にはやっぱり常緑の木やシュラブがあると緑があっていいのですが、常緑種の多い多肉植物もおすすめです。暑いところが好きなイメージが強いですが、寒さに強いものもわりとたくさんあります。ただ寒さに強くても冬の長雨で痛んで株が弱ってしまうことがあるので、屋外で育てる場合は雨が避けられるところで育てるか、園芸用グリッドなどを混ぜた水はけのいい土を使って鉢植えにするなどしたほうが生育状況は良いようです。
冬は庭仕事はお休み・・・と思いきや、冬にやる作業はいっぱいあるんですねぇ。バラや落葉性の木やシュラブを植えるのは、休眠期の冬がいいそうです。この時期はバラも裸苗を販売してるところが多く、ポット苗を買うよりお得です。裸苗が届いたら水をたっぷりあげてから庭に植えるといいそうです。
去年フラワーショーやガーデンで見かけて気になっていたバラを つい買ってしまいました
多くの植物の上部が枯れて庭の構造がはっきり見えるこの時期は、ハード面の見直しや修理にもってこいです。フェンスやアーチ、大型のオベリスクの修理や設置などは今やると楽です。この時期を逃すと、元気に育つ植物や木々の中で作業することになり、非常にやりにくい上に植物にダメージをもたらすことも。寒くて庭に出るのも億劫ですが、今やらないと夏に後悔するんですね~。って、毎年後悔してる私です。
つるバラの誘引前にフェンスとトレリスの塗装も。落葉性の宿根草は葉や茎が枯れているので作業が楽です。常緑のシュラブがある部分は少し塗りにくいですが。冬場に塗ると乾燥に夏より時間がかかるのですが、たいていのフェンス用塗料は乾きが早いのであまり気にせずやっています。最近雨が多いので作業できる晴れ間を見つけるのに苦労しますね。フェンス用の塗料は見栄えをよくし腐敗などから守ってくれるそうです。どこまで効果があるかはわからないのですが。
長持ちしない塗料 だったらしく3ヶ月前に塗ったパネルの一部の塗装が既にはげてます
塗装が終わったので、早速つるバラの誘引と剪定をしました。バラは大分前に植えられたものだと思いますが品種不明。今までバラの世話をまともにしたことがなく、バラの剪定・誘引の本を購入して、見よう見まねでやっているつもりなのですが、わからないことだらけです。元気な新しいシュートが出ていたので、株の更新のため古い枝を根元から切ってみました。実験のような作業がしばらく続きそうですが、毎年冬の剪定・誘引作業と夏の開花状況を比べてみて、そのうち正解が見つかればいいかなと気長に考えています。
塗装は手間もコストもかかりますが、これで少しは庭が明るくなったかな
去年の開花が始まった頃はこんな感じでした。その前の年に初めて恐る恐る剪定・誘引してみた結果です。夏にはかなり花がたくさんつきました。 上手に剪定・誘引ができるようになったら、もっときれいに咲かせることができるかな。
バラは種類がたくさんあって種類によって世話の仕方が違いますが、はっきりカテゴリーわけができないものもあるので、こればっかりは育ててみて経験を積むしかないのかもしれません。育てる環境や世話の仕方によっても生育状況も変わってきますしね。どんな風に咲かせたいかをイメージしながら作業するのですが、結果がわかるのは半年後。楽しみ半分、不安半分で待ってみます。さて、どうなることやら^^
バラの開花時期はイギリスから離れたくないのでホリデーにはいけません
私たちが引っ越してくる前のオーナーさんはバラのお世話をしてなかったみたい。こちらのバラはすごい樹形になってしまい、花は上のほうでちょろっと咲いてるだけになっていました。抜こうか迷っていたのですが、ためしに剪定したら去年は春先から秋までずっと咲き続けてくれました。そこで今年も剪定して誘引しなおしてみました。徐々に新しいシュートと更新して樹形を整えたいのですが、そう思い通りにいくかは不明です!これもまた実験。
作業中にガーデングローブを使うと誘引用の紐をうまく結べないので、どうしても素手で作業することになります。バラのとげで傷だらけだし、寒くて指先の感覚がなくなってきます。それでもやらねば~と燃えるのは、世話をすればそれ以上にバラが答えてくれるのを知っているからなんです。私のようなど素人が剪定してもバラはちゃんと咲いてくれます。きれいに咲いてくれるバラを見てると、もっとうまく咲かせせたいなぁ、次の剪定がんばるぞーってなるわけです。ということで、最近はバラの世話で忙しくしてますが、それが終わったらまだ他にも庭仕事が待っています。冬でもガーデニング作業は休むことなく続くんですね。でも私はお気楽ガーデナーなので寒すぎる日は外になかなか出れないんですけどね。つくづくプロのガーデナーさんはすごいなぁと思う今日この頃です。
4件のコメント
ぴっちさん、お返事をまた頂いてたことに気づかず大変失礼致しました!
イギリスの自然を満喫されたようで良かったです^^
通り過ぎるだけだと気づかないものもたくさんありますが、ぴっちさんは素晴らしい観察眼をお持ちですね。私ももっと気を付けて自然を満喫したいと思います。
娘さんのご婚約おめでとうございます。郊外のガーデンでの結婚式楽しみですね。素晴らしい式になりますように!!
早速のお返事、ありがとうございます!
ピンクの花、ハマースミスのレストランで、アフタヌーンティーを楽しんだ時にも、解放された庭に咲いていました!
ガマズミ属ときいて、納得です。
寒い冬の時期、花は期待していなかったのですが、思いがけない出会いもあり、たのしかったです。
本当に、日本で見る植物もイギリスで見ると、また別の趣で素敵に見えました!
郊外の村では、朝、真っ白に霜の降りた光景が忘れられません。
あたり一面の植物にも、霜が降り、素敵でした。プラタナスの多いことも、今回ゆっくり滞在して発見。
葉を落とした樹の梢に、ヤドリギや鳥の巣・リスのねぐら?をたくさん見つけました。
絵画でみる風景画の世界が、そのまま変わらずにあるイギリスの自然はすばらしいと思いました。
次回の訪問は来春。郊外のガーデンで結婚式を挙げる予定なので、また楽しみです。
春までまだありますが、冬の季節を楽しみつつ、どうぞお元気でお過ごしください。
ぴっちさん、はじめまして!
ロンドン市内も街中のわりに緑がたくさんあって植物好きの方には気になるものがたくさんありますよね。
ぴっちさんが見つけた黄色の花はこちらではMahonia(正式学名はMahonia japonica)と呼ばれますが、日本でおなじみのヒイラギナンテンです。常緑で冬に明るい花を咲かせるので非常に人気があり、ガーデンや公園では必ずといっていいほど見かけます。
ピンクの小さな花が群がって咲く樹はおそらくガマズミ属のViburnumだと思います。交配した園芸種(例えばViburnum x bodnantense ‘Dawn’など)がたくさんあるのですが、こちらも非常に人気のある低木です。リージェンツパークにも大きく育ったViburnumがたくさんあります。日本から持ち込まれた植物もたくさんあるのですが、イングリッシュ・ガーデンで見かけるとなぜかちょっと違って見えるから不思議ですよね^^
はじめまして!
日本に住んでいますが、このたび娘がイギリス人と婚約。
クリスマスから二週間ばかり、ロンドン市内と郊外の町に滞在、帰国したばかりです。
植物・自然大好きなもので、滞在中に見かけたいろんな花が気になりました。
ブログを拝見し、黄色の日本のヒイラギナンテンに似た花の名を知りました。
もうひとつ、ピンクの小さな花が群がって咲く樹の名前が不明?です。
ご存知でしたら、教えてください。
リージェンツパーク③に写真が出ていましたね。
これからも、ブログ楽しませてもらいます。