たんぽぽカフェキネシ

0

cafevisit


先日ダイルクロコダイル氏がヴィクトリア&アルバートミュージアムの帰りに
間違って入ってしまったカフェは
少し風変わりなカフェでした
何が変わっていたかって?
それは、
そのカフェ、たったの1日だけ、それも数時間だけのオープンで
メニューは、ハーブティーとケーキ、それと数種類のクッキーだけしかないのです
(ダイルクロコダイル氏は、レモングラスのハーブティーと
大好物のイギリスのお菓子、キャロットケーキを頂きました)
だけど、このカフェ
他にはない、特別なメニューが、実はあったのです
それは、各テーブルに女神様のようなセラピスト達が座っていて
キネシオロジープラスそれぞれの手法で施術して、なんと
お客様の願いを叶えてくれる!
と、こんな、メニューが用意されていたのです
このとても素敵なメニューには
お花を使ったセラピーや、アロマオイルを使ったもの、シンギングボールを使ったり
レイキやホメオパシーなど、様々な手法を使ったセラピーがありました
まず、カフェの入り口で
くじを引いて一人のセラピストを選びます
これが、出会いの始まり
新しい扉を開ける始まりでした
お茶を飲んだ後
キネシオロジーとは、何であるかの説明があり
その後
願いを叶える施術をしてくれるのです
ダイルクロコダイル氏がくじで選んで、施術を受けたのは
アロマセラピー+キネシオロジー
美しい女神様のようなセラピストは
ダイルクロコダイル氏の願いが叶うように
まず、キネシオロジーで心のブロックを外します
そして、エネルギーがより多く出るように、と
ダイルクロコダイル氏のための、アロマオイルを選んでくれました
その後、ダイルクロコダイル氏の大きな手を
この特別に選んだオイルを使って
しっかりとマッサージするのです
ダイルクロコダイル氏は、気持ち良さに、うっとりしてしまいました
そして、香りが鼻腔に入った途端…
またしても、昔の子供時代に気持ちが飛んだのです
この香りはなぜか、生まれ故郷のエジプト、ナイル川近辺の
彼の大好きだった祖母、ババちゃまが
暮らしていたところを、思い出すものでした
そこに生息していた
花か木の香りと同じだったのでしょうか?
ダイルクロコダイル氏は、マッサージを受けながら
ずっと懐かしい、ババちゃまのことを想い出していました
19匹兄姉の末っ子だったダイル少年を
甘やかしてばかりの、ババちゃまでしたので
ダイル少年も
何かがあれば、まずババちゃまの所へすっ飛んでいく
それはそれは、甘えん坊のおばあちゃんっ子だったのです
兄や姉に黙って、一人でこっそりとババちゃまを訪ねては
楽しい、御伽話を聴くのも大好きでした
そして、お伽話を聴きながらいただく、美味しいおやつも
ババちゃまの所へ行く、お楽しみでした
兄と姉に仲間はずれにされてばかりいる、ダイル少年は
「これは兄さん、姉さんにお土産ね」と、もらうおやつまで
帰り道、大きな口をパクパクしながら、食べてしまいました
だから家に着く時にはもうお腹いっぱい
「夜ご飯をちゃんと食べられない子は、立派な大人になれませんよ」
と、いつも母が言うので、皆んながとっくに食べ終わっても
一人残って、あまり好きではなかった
大きな魚を少しづつ口に入れて、無理して食べていることがよくありました
今思えば、母には全て、お見通しのことだったのでしょう
何もかも、それは昔々の消えそうな記憶、あまりにも遠い昔のことだったので
今まで、すっかり忘れていたのです
それを、今日、女神のようなセラピストに選んでもらったこの香りで
その頃の記憶が突然ダイルクロコダイル氏のところへ戻ってきたのです
なんとも癒される、この香りは
ダイルクロコダイル氏のババちゃまの想い出の香り
子供の頃、いつだってダイル少年の
心を落ち着かせてくれたのも、楽しくさせてくれたのも
あの優しいババちゃまでした
th_cafekineshi
マッサージも終わり、お茶もケーキも食べ終わったダイルクロコダイル氏が
お礼を言うと
美しいセラピストは、
ダイルクロコダイル氏のために
調合してくれたオイルを青色の小さな瓶に詰めながら
そのオイルの説明をしてくれたのですが
それを聞いて、ダイルクロコダイル氏は
びっくりしてしまいました
その香りは
*気持ちを落ち着かせるラベンダー
*楽しい遊びの象徴であるオレンジ
*そしてマジョラム、これは古代エジプトの儀式で午後の太陽の神様と繋がるときに使われていたもの
(ちなみに、朝の太陽の神様と繋がるときは、フランキンセンス)
というでは、ありませんか!
まさしく、この香りはダイルクロコダイル氏のババちゃまの
存在そのものだったのです
さて、出口のところに来るとこのカフェの総支配人である
日本人女性、長澤紀子さんが
ダイルクロコダイル氏に向かって丁寧にお辞儀をしてくれました
そして、ニコニコした顔で
「また是非いらして下さい、と言いたいところなのですが
このカフェは今日限りです。でも、またいつかきっとどこかの町で
たんぽぽカフェキネシを開くので、その時にはどうぞお越しくださいませ」
彼女の力強い目を見た、ダイルクロコダイル氏は
会ったばかりの、細くて小柄なこの女性にとても親近感を抱きました
何か共通のものを感じたのです
遠いい異国で頑張っている人との出会いは、
いつも、ダイルクロコダイル氏にとって、とても励みになり
そして、応援したくなってしまうのです
残念ながら、総支配人は
数年のロンドン滞在を終え、4月に日本に戻ることになったそうです
なぜ、もっと早く出会えなかったのか、と少し、悔しい思いをしながらも
今日の、この日の不思議な出会いに、ダイルクロコダイル氏は、感謝するのでした
そして、女神様のようなセラピストに頂いた、青い小瓶を大事に秘密のポケットにしまって
ホランドパークの自宅へ向けて、歩き出しました
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【きょうのヒント】
たったの1日だけのオープンカフェっなので、もうこのカフェはありません
だから今回のヒントもありません
実は
「【たんぽぽカフェキネシ】という面白いカフェに行ってきたよ」
こう言って、昨夜遅く、電話をくれたダイルクロコダイル氏が
私に話してくれたことが、今回のお話です
そういえば、ダイルクロコダイル氏は
一体どんな夢を叶えてもらうのでしょう?
今度会ったら、そのあたりの事を
もっと詳しく訊いてみることに致しましょう
たんぽぽカフェキネシ
http://ameblo.jp/lkroot/entry-12121490028.html
【前回のこたえ】
101-0041
東京都 千代田区 神田 須田町 1-24-2
神田きくかわ
Share.

About Author

島田カオル

東京生まれ、ロンドン在住の絵本作家。高校卒業してすぐに渡米。その後、パリ、南仏に暮らし、ロンドンへ。ロンドンでセシルコリン氏に師事、絵や陶芸などを学ぶ。1984年からイギリス人の夫と2人の子供と暮らしながら東京で20年以上イラストレーターとして活躍、その間、「レイジーメイドの不思議な世界」(中経出版)の他、「ある日」「ダダ」「パパのたんじょうび」(架空社)といった絵本を出版。再渡英後はエジンバラに在住後、ロンドンへ。本の表紙、ジャムのラベル、広告、お店の看板絵なども手がけている。現在はロンドンのアトリエに籠って静かに絵を描いたりお話を創る毎日。生み出した代表的なキャラに、レイジーメード、ダイルクロコダイル氏などがいる。あぶそる〜とロンドンにはロンドンのカフェ・イラスト・シリーズを連載。好きなものはお茶、散歩、空想、友達とのお喋り、読書、ワイン、料理、インテリア、自転車、スコーン、海・樹を見ること、旅行、石(特にハート型)、飛行場etc etc...

コメントを残す