イギリスならでは!パブのうえの上質ホテル

0

hotel


Fox and Anchor

ロンドン金融街シティや観光名所セント・ポール大聖堂や大英博物館、コヴェント・ガーデンにアクセス便利で、3つの地下鉄駅に至近という絶好の立地にあり、シティ・パブとして長年愛されて続けているFox and Anchorは、1898年にパブリックハウス(18世紀から19世紀頃発達した町中の便利な社交場”public house”、現在のパブの原型)として建築された。ヴィクトリア時代後期築の面影を残す建物正面が’’Grade II Listed’’ (建築的歴史的重要建造物リストの重要度グレード2) に指定されていて、風情がある。現在はロンドンを中心に英国内で180以上ものパブ、23ホテルを経営しているYoung’s社がオーナー。英国文化の代名詞パブとその上階のモダンなブティックホテル6室という組み合わせはイギリスならでは。

unnamed-8

歴史ある建物外観。上部タイルの中に建築年1898の文字が刻まれている

入り口

パブとホテル入り口。ホテルレセプションはなく、パブカウンターでチェックインをして鍵をもらうシステム。専用入り口の扉を開けると、以前の従業員用居住地を8年ほど前に改装したブティックホテルへの階段(右下)

建物の構造上、エレベーターがなく、3階まである上階への移動は階段のみだが、スタッフが荷物を運ぶのを手伝ってくれる。市内中心にしてはゆとりのある大きさのスタイリッシュなデザインの部屋は全6室。モダンな客室と歴史を感じさせるパブの雰囲気のコントラストが新鮮だ。

部屋名はすべて地元の歴史あるランドマークに由来していて、ベッドヘッドの絵画とマッチしている。こだわりのベッドは寝心地抜群の王室御用達のHypnos mattresses 、リネンはエジプト綿を利用していて最高の肌触りで快適な睡眠を得ることができると定評がある。すべてダブルかキングサイズのベッドで、ツインベッドの部屋はない。

ダブル

モダンでスタイリッシュなBoutique room

スイート

広々として高級感あるThe market suite

ワークデスクにSky Plus視聴可能な大画面テレビ、淹れたての美味しいコーヒーを部屋内で味わうことができるネスプレッソマシーンが設置されており、仕事もリラックスできる環境も整っている。

Collage_Fotor

快適な滞在のための各部屋設備もばっちり。全室にコーヒー&紅茶メーカー、フィルターウォーターボトルのサービスの他、バスローブ、アイロン、ヘアドライヤー、セーフティーボックス、ミニバーや各室冷暖房管理機能つき

こぢんまりとしたブティックホテルながら、全室でバスタブ付きというのがうれしい。ウォークインシャワーが別に設置されている部屋もあり、個性あるモダンなバスルームは広めで開放的。ホテルオリジナルの浴槽や手洗い器もおしゃれ。バスタブの淵がくるっと丸まっているロールアップバスタブ付の部屋が人気だそうだ。

unnamed-1

ハイセンスなバスルーム

IMG_4880

アメニティーは海洋由来成分を活用したスキンケアプロダクトで有名なフランス発のAlgotherm Premium Toiletries

Boutique room 5部屋とも宿泊費は同料金だが、古い建物の特徴上、各屋の広さが異なる。表向きでSmith Fieldマーケット(平日午前2時から営業 / ロンドンで最も歴史あるマーケットのひとつである肉市場)側は広めの部屋。裏向き側は多少コンパクトなサイズとなるが、外音がなく夜静かな時間を過ごしたい人には人気 があるという。

そして、1階にある伝統的なシティ・パブは美味しい食事を提供することでも知られている。特に ”The Fox’s City Boy Breakfast ”  19.50£は英国式朝食に肉の盛り合わせとギネスビール付というボリューム満点の大人気メニュー。このブランチメニューを目当てにやってくる人々が絶えないという。

unnamed-10

ホテルチェックインも対応するパブカウンター

プライベートな空間もあるダイニングやカクテルバーThe Vestry も併設されており、パブでの飲食を目的としたアメリカやスカンジナビア、ドイツからの宿泊客が多いそうだ。

unnamed-9

趣のあるダイニングエリア

歴史あるパブで美味しいビールを嗜んだあとそのまま部屋に直行!とういうパブファンの方はもちろんのこと、深夜/早朝のスミスフィールド肉市場を見学したり、美食エリア・クラーケンウェルを満喫したい方におすすめの宿泊地です。

【ホテル周辺おすすめスポット】

  • Clerkenwell , City エリアの編集長おすすめレストランはこちら
  • Fitzrovia エリアのおすすめの編集長おすすめレストランはこちら
  • 映画館Barbican Cinema, Elcentric Cinema , Rich Mix:アーティスティックな映画館で、映画のみならず、劇場の雰囲気、併設のバーやカフェも楽しむことができる私がお気に入りの場所
  • Whitecross Market:Barbican駅近くで木金曜日のランチ時間にオープンするストリートフードマーケット。世界各国の料理をお手頃価格で楽しむことができる
  • Museum of London: ロンドンの歴史と文化をたっぷり満喫できる博物館。1日数回開催される時代ごとの無料の英語館内ツアーがおすすめ
  • Tate Modern: モダンアートといえばここ。金曜日と土曜日の夜は22:00まで開館しているので、人ごみを避けてゆっくり観たい人にはおすすめの来館時間。また無料ガイドツアー(毎日11,12,14,15時)で時に理解が難しいこともあるモダンアートを説明してくれる。そして、Tate Modern Level 6 Restaurantはテムズ河とサンポール寺院など眺めが良い展望レストラン
  • Shoreditch エリア : 多国籍のレストラン、トレンディーなカフェ、バー、クラブが多数
  • Peacock Theatre: 世界各国からのモダンダンスを堪能できる劇場
  • 大英博物館:イギリスが世界に誇る博物館
ホテル名 Fox and Anchor
住所 115 Charterhouse St, Clerkenwell, London EC1M 6AA
最寄り地下鉄駅 Barbican 駅 (Circle, Hammersmith & City, Metropolitan Line ) より徒歩4 分。Farrington駅(Circle, Hammersmith & City, Metropolitan Line ) や St Paul’s駅 (Central Line) からも徒歩圏内
ホームページ https://www.foxandanchor.com/
電話番号 +44 (0)20 7250 1300
メールアドレス foxandanchor@youngs.co.uk
部屋数 6 (5 boutique rooms  1 Market suite )
宿泊費 Boutique room 日曜泊だと 169.00£ (VAT 20% 込)~とお得。朝食追加代金 Fully English Breakfast 12.50 £, tea/coffee 3.50 £
喫煙室 無し。スイートルームのテラス(屋外)でのみ喫煙可
車椅子対応客室 無し。古い建物の為上階への移動は階段のみ
チェックイン時間 14:00
チェックアウト時間 11:00
Wi-Fi 有り。宿泊費に含まれる
日本語スタッフ 無し
ホテル施設 パブ、ダイニング、カクテルバーThe Vestry

 

 

 

 

Share.

About Author

東京都出身の旅するOL。在ロンドン18年。 日本とロンドンの旅行会社で10年以上にわたり、ヨーロッパツアーの企画や、海外ツアーコンダクターの業務に携わる。現在はプライベートの旅行や仕事上で、快適で思い出に残るホテルとの出会いに喜びを感じる日々を送っている。Instagram で、miyuki.london 名でロンドン生活の様子を投稿始めました!https://www.instagram.com/miyuki.london/

ブログ

Leave A Reply

CAPTCHA