第3回「ウキウキ レジ係!」

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さてさて 週1で、働き始めましたよ! もうウキウキです。

いつも ボランティア後 そのまま息子を学校に迎えに行くため、お店には車で向かいます。隣接しているスーパーの駐車場にとめて、お店に入り、貴重品を事務所の所定の引き出しにしまった後、朝のシフトのマダムたちと挨拶を交わして、レジに立ちます。

お店には、いろんなお客さんがやってきます。白人さん、黒人さん、黄色人種さん(?)、なぜなら、ここは、世界有数の多民族都市・ロンドン。なんでも、使われている母国語数は300を超えるとか! なので 基本は英語ですが、それ以外の言語が聞こえてくるのは、ごく日常のことです。

レジ係が、レジをしつつお店の中で気を付けることは、主にこの2つ

① 万引きや、スリなどアヤシイ動きをする人がいないか?

② 試着室を使うときは、かならず何着持っているか、お客さんに確認する(最高3着まで)

試着室ですが、時々 中に入って 服を盗んでしまうお客さんがいるんです。私はまだ見つけたことがないのですが、Marie曰く 先日も、出ていこうとするお客さんを止めて、着ているコートの中をチェックしたら 中に一枚 商品を着こんでいたそうです。

しかし、忙しいと つい見逃してしまうことも多いようで、試着室内の壁に貼られているポスターの内側をみたところ 壁との間に何枚もタグがさしこまれているのを発見!!商品のタグを外してここに隠し、中に着込むか カバンに隠すかして、出ていくのでしょう。。。。 ホント残念な話です。でも「盗んだ服」って、首尾よく持ち帰ったところで、気持ちよく着られるものなんでしょうか・・・?

しかし、みている限り、「アヤシイ」お客さんは、そういない感じです。というか、いい感じのお客さんが、ほとんど!

私は、お店に入ってくるお客さんに“Hello!”と挨拶するのが好きです。別にしなくても 全然いいのですけれど、真顔だったお客さんの顔が笑顔になるのが嬉しいんです。勿論笑顔がかえってこない人もいますが、感覚では9割5分くらい、「ニコッ!」という感じ(^^)

支払いの時も、レジで 手間取って文句を言われたことはありません。先日も 50代くらいの女性が本をお買い上げの時、うっかりボタンを押し間違えて、焦って 戻そうとすると また間違えて、、と右往左往。やっと無事お会計し、「待たせてしまってごめんなさい」と謝ると 女性は「全然! うちの娘も最近ボランティア始めたのよ レジはややこしいのよね」と、言ってくれました。

そして、お会計の時も、商品を袋に入れつつ 素敵な服ですね、とか、良い買い物ですね、とかいった ちょっとした会話も楽しく、、、そうそう、服を袋に入れる時、日本式のたたみ方(?)でいれると喜ばれます。「上手にたたむのね」とか「きれいにしてくれてありがとう」など言われる事も。人によっては、たたまずにそのまま袋に放り込んでしまう事もあるので、日本人の丁寧さ、って、こういうことかもしれません。キレイに入れて、最後に袋の形をピシッと整え、“Thank you!”と手渡すと“Thank you”と返ってくる。これもまた、嬉しい。

あーー、嬉しい。お客さんいい人ばっかりだし ホント楽しいなーー!!!

と、幸せ&お花畑感満載に思っていたある日、私のすぐそばで、その事件は起こったのでした。。。

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(第4回に続く)

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在英14年目のロンドン在住、駐在妻。大阪府出身。家族は、夫、子ども二人(娘、息子)。専業主婦として家を美しく保ちつつ、空いた時間は好奇心のおもむくまま、興味のあることに片っ端から取り組む。奈良市女性起業の会「やまとなでしこ」ロンドン支部担当。あぶそる〜と編集長からは「ピンと来たらすぐやる課」の課長と呼ばれているほどの行動派で、講師を招いてのイベント企画なども行う。趣味はナチュラル家事、自力美容など。好きな言葉は「Life is like a box of chocolates」。

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