イギリス365日パネル展🇬🇧ナミヘイ・レポート!

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「私、ロンドンに行くよ、お母さん」
娘の一言から3ヶ月も経たぬ間に日本を飛び出しました。学校選びも不十分なままの無計画のスタート。
不思議なことに遠い遠いはるか海の向こうではなく、近所に行って来る、という感覚でした。
(2016年3月23日 ナミヘイのFacebookより)

2015年5月3日、私達はGWの真っ只中に渡英しました。(必要最低限の荷物で)
セルフリッジズに近いフラットで過ごした2週間は、夜な夜な行き交う車のクラクションや、窓から見える週末のパーティーの様子を物珍しく眺めていました。その後、セント・ジョンズ・ウッドへ移り住み、24時間走っている二階建てのロンドンバスを見ながら過ごしました。

ロンドン中心部からハムステッドを結ぶフィンチリーロード。冬になると手前の木はイルミネーションに輝きます。

人生初めてのヨーロッパ・ロンドン。街行く人を見て驚いたのは、軽快に颯爽と肩で風切り歩くスマートな人が多かったこと。その人の波にのって私もうまく流れていけるだろうか。そんな不安を持ちながら右も左も分からない私には、いつも一冊のお守り代わりの本がありました。

渡英前、ロンドンの情報誌が欲しくて代官山の蔦屋に行きました。2008年のアメリカ駐在時にはまだ子供たちが幼く、教育関連や衣食住の情報誌を必死に準備しました。しかし今回は自分だけを心配していればいい環境。自分の楽しみを一緒に探してくれる情報誌があればよかったのです。たくさん並ぶイギリス関連の中から私が選んだ一冊の本。この表紙にまだ見ぬロンドンを映した私。この本一冊だけを持って私は渡英したのです。

アメリカ駐在生活は朝から晩まで車社会でした。どこへ行くにも英語のカーナビと7歳の娘を乗せて行きました。娘は車で寝ていても構わないのです。誰かが乗っていてくれているだけで安心してマンハッタンにもブルックリンにも行ける。娘は私の大切なお守り的存在でした。

初めての街ロンドンでは一人で行動しなければなりません。その行動は楽しみとなり、やがて自分の自信となる。外出する時は、クレジットカードにオイスターカード。iPadには交通系アプリ「シティマッパー」。
そして「歩いてまわる小さなロンドン」(著:江國まゆさん)
この本はロンドンにおける私の大切なお守りでした。何気ない毎日を自信へと繋げてくれた「心の友」でした。

「歩いてまわる小さなロンドン」江國まゆ(大和書房)

そして 2022年5月3日。365日が7回、私を巡りました。
あの時私をロンドンに導いてくれた一冊の本が、時を経て、また新たなる楽しみを運んできてくれました。

イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』江國まゆ(自由国民社)
https://amzn.to/3Jlf6dk

毎回手作り満載のパルコブックセンター調布さんのパネル展♪

パルコブックセンター調布店さんでは現在「イギリスの飾らないのに豊かな暮らし365日」パネル展を開催中。書店さんの手作り感あふれるギャラリーは、イギリス愛に満ちています。5/14頃まで開催の予定。(詳細はお問い合わせください)

6月3日 王室とイギリス国民( 66ページ)

 

3月30日 さ、クリームティーでもどうぞ(366ページ)

「あぶそる〜とロンドン」編集長、江國まゆさんが見て感じたイギリスの一日一日、一枚一枚。本の1ページから飛び出したパネルが、私達をイギリスへと運んでくれます。パネル展の前はスペースたっぷり。いろいろな角度であなたなりの365日を楽しんでいただければと願っています。

 

調布パルコ5階エレベーター正面フロアにて開催🇬🇧

一冊の出会いが人生の出会いとなる。

ありがとう。

 

 

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パルコブックセンター調布店
〒182-0026 東京都調布市小島町1-38-1 調布パルコ5F
Tel:042-489-5351
営業時間:10:00~20:30(金のみ21:00閉店)
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兵庫県伊丹市出身。東京都在住。主婦時々パートタイムジョブをこなす。子育て期をニューヨーク、ロンドンにて駐在生活を送る。思いつきのその日決めで行動する一匹オオカミ派。『成るように成る』をモットーに今世を生きる。水泳・ジョギング・登山・ウクレレ・映画・ライヴ鑑賞・奉仕活動と未知なる自分を今後も探求し続ける。Instagram: @n_amihey

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