玖保キリコが見た👀 俺の音を聞け!

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イヤホーン、ヘッドホーンは無しで、
バスの中でノイズ・ミュージックを大音量で聴いていた人。
ボクサーなのか喧嘩なのか
耳が破れているという ちょっと怖そうな外見なので
皆何も行動を起こせず。

その中で、一人の勇気ある男性が気さくな感じで、
「ヘイ、メイト。ちょっと音が大きいんだけど、
音量下げてもらえないかな?」と丁寧にお願い。

しかしノイズさん(勝手に命名)は、
「おれはっ、この曲はっ、
この大きさで聞きたいんだっっっっ!」とばっさり。
交渉の余地なしと見て、勇気ある男性も引き下がりました。

その時私は幼い子供を連れた友人と一緒だったのですが、
幼子はその大音量の中で爆睡。大物です。

しばらく、えも言われぬ緊張が続きましたが、
ノイズさんがそのうちバスを降りて問題は解決。

 

今週の「くるまれてクリスチナ #7」(資生堂「花椿」)はこちらで♪

 

 

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漫画家。東京出身。1996年渡英。ロンドン在住 。代表作に「シニカル・ヒステリー・アワー」(白泉社)「いまどきのこども 」「バケツでごはん」(小学館)「ヒメママ」(マガジンハウス)など。 また「キリコ・ロンドン」「中級キリコ・ロンドン」「ロンドン丼」(角川書店)などのエッセイもある。CDジャケットを手がける他、自身の漫画作品「シニカル・ヒステリー・アワー」のアニメーション映画化では監督も務める。ロンドンのエブリーナ小児病院、聖トマス病院の小児科歯科及び同病院の小児科緊急病棟などのインテリアも手がける。「シニカル・ヒステリー・アワー」「いまどきのこども」の英語翻訳版がeブックで発売中。 白泉社のメロディで「キリコのこばらのこみち」連載中。2022年4月7日から資生堂花椿Web上で「くるまれてクリスチナ」の週刊連載始まる。 インスタグラム:@kubosoko

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