
The Lanesborough
ハイドパークコーナーに静かに佇む「ザ・レインズボロウ」は、世界の富裕層に愛されながらも、日本ではまだ知る人ぞ知る存在です。全94室という親密な規模でありながら、エントリーレベルでも840ポンドからという価格設定が、このホテルの格式の高さを物語っています。
立地の特性から各国の政治家や外交官、各界の著名人が頻繁に利用する、まさにロンドンの「秘密の宝石」と呼ぶにふさわしいラグジュアリーホテル。マドンナ、マイケル・ジャクソン、ウィル・スミスといった世界的セレブリティも宿泊したことがあるそうです。
扉を開けた瞬間、そこは別世界
ハイドパークコーナーの喧騒を逃れて一歩足を踏み入れると、まるでタイムスリップしたかのような静寂と優雅さに包まれます。
ブティック・サイズだからこそ実現できる、貴族の邸宅に招かれたような温かなおもてなし。出会うスタッフ全員が心からの笑顔で最高のホスピタリティを提供してくれます。超高級ホテルでありながら、驚くほど居心地がいい。
300年の時を超えて受け継がれる物語
グレードII*指定の歴史的建造物として保護されるこの美しい建物の歴史は、この壮麗な建物は、1719年にジェームズ・レーン子爵が優雅な田園邸宅として建設した、ロンドンで最も愛されるリージェンシー様式の象徴的建造物の一つ。
1827年、名建築家ウィリアム・ウィルキンスによって壮麗なギリシャ復古様式で再建され、その後約160年間はセント・ジョージ病院として地域医療を支えてきました。

そして1991年、この歴史ある建物がラグジュアリーホテルとして開業。2015年の大改装では、フランスの巨匠アルベルト・ピント氏が19世紀の美しさを残しながら最新テクノロジーを見事に融合させました。
館内には1800年代から収集された2,000点もの本物のアート作品が展示。これらは建物と同じ時代の唯一の要素であり、まさに歴史と共に歩んできた証といえます。
現在はオトカー・コレクション(世界でわずか9軒の最高級ホテルグループ)の一員として、全室に24時間専任バトラーサービスを提供する唯一無二の存在となっています。
すべての部屋が、ひとつの物語
「まるで自分の家のように、何度でも帰りたくなる快適さ」というビジョンを掲げた93室すべてが、異なるデザインとインテリア。使用された素材の95%が英国のデザイナーによるオーダーメイド品で、それぞれの部屋には個性的な調度品とオリジナルの絵画が飾られ、まるで美術館に泊まっているような贅沢さ。
絨毯とカーテンは、バッキンガム宮殿にも納品しているブリントン社による特注。その質感と美しさには、思わずため息がこぼれます。

こちらはThe Royal Suite。
天井だけでも1,200万ポンド(約24億円)が投資され、23.25カラットの金箔2,100冊分が使用されているそうです。ホテルに滞在中は、ぜひ上を見上げてみてくださいね!
お部屋に入ると、一見テレビが見当たりません。なんと美しい絵画の後ろから、するりと現れる仕掛けになっているのです。19世紀の世界という非日常体験を損なわない、粋な演出です。



この絵画の後ろに・・・
そして何より特別なのは、全室に24時間専任バトラーがついていること。荷物の整理から、ちょっとした相談まで、まるで執事付きのお屋敷に滞在しているような気分を味わえます。

最上級のバトラー・サービス。
美食の殿堂
メインダイニング「レインズボロウ・グリル」では、美しいガラスドームから差し込む自然光がお料理を一層引き立てます。ミシュラン星付きレストランを持つシェフ、シェイ・クーパー氏が腕を振るうモダンブリティッシュは、見た目も味も芸術品。ランチは2コース44ポンドから楽しめ、特別な日のお食事にもぴったりです。
夜は「ザ・ライブラリー・バー」へ。週数回回開催されるライブ演奏を聴きながら、豊富なドリンクメニューから選んだ一杯を楽しむひとときは格別です。
現在のライブは下記
ー 火曜・水曜: ピアニスト James Cheetham と週替わりシンガーによる演奏(20:00~23:00)
- 木曜: ピアニスト Fabio Tedde(19:30~23:30)
- 日曜: 「Martini Sundays」 ピアニスト Kwaku(18:00~22:00)

ザ・ライブラリー・バー。
憧れのアフタヌーンティーは、まるで舞踏会への招待状
アフタヌーンティーは、レインズボロウ・グリルと同じスペースでいただきます。
現在はNetflixの大人気ドラマ『ブリジャートン家』をテーマにした「Bridgerton Afternoon Tea」(89ポンド〜)を提供中。19世紀リージェンシー時代の世界観を完璧に再現しています。
紅茶は飲み放題でお替わり自由、時間制限も厳しくありません。サンドイッチのパンは驚くほどふわふわで、「今までで一番美味しい」と絶賛の声が。グルテンフリーやラクトースフリーにも対応可能で、まさに貴族の邸宅でのお茶会のような贅沢な時間を過ごせます。宿泊は叶わなくても、憧れの世界をアフタヌーンティーで体験するのはいかがでしょうか。


その他メインダイニングでは、金曜(※日程により除外日あり)は「Jazz Nights」Harry Brunt Trio によるライブ演奏(19:00~21:45)、土・日曜は ホテル専属ピアニストによるランチ&アフタヌーンティー演奏があって一段と優雅な雰囲気となります。
極上のウェルネス体験
会員制の「レインズボロウ・クラブ&スパ」は、3年連続でロンドンホテル第1位のスパに選ばれており、宿泊者は無料で利用可能。広々としたジャグジー、サウナ、週40種類のフィットネスプログラム(無料)が用意され、元オリンピック選手によるパーソナルトレーニング(有料)も受けられます。
すべてのゲストがVIP
ホテルの看板猫「リリベット」
このホテルの人気者がシベリアン猫の「リリベット」(故エリザベス女王の愛称から命名)。優雅に館内を歩く姿を見かけたら、それはラッキーのしるし。この子の存在が、豪華でありながらもアットホームな雰囲気を作り出しているそうで、ほっこりしますね。

ザ・レインズボロウは、単なる宿泊施設を超越した、生きた歴史と現代の洗練が見事に調和する芸術。アメリカ、中東、ヨーロッパの富裕層には知られていますが、日本人で知る人はごくわずかです。真のラグジュアリーを知る旅行者にこそ、体験していただきたい特別な場所。
実際にザ・レインズボロウを利用した方々から必ず聞かれるのが、「これほどの格式でありながら、驚くほど温かく迎えてくれた」という声。会議室やレストランの手配においても、スタッフの細やかな心配りと親身な対応が印象的だったと、皆が口を揃えます。
最高級の施設や歴史的価値はもちろん素晴らしいですが、このホテルの真の魅力は「人」にあります。どんなに豪華な空間も、そこで働く人々の温かなホスピタリティがあってこそ輝くもの。ザ・レインズボロウは、まさにそれを体現している稀有なホテルです。
ハイドパークコーナーという絶好のロケーションにあり、以下の主要観光地が徒歩圏内です:
- ハイドパーク:目の前に広がる緑のオアシス。朝のお散歩に最適
- バッキンガム宮殿:徒歩10分で衛兵交代式も見られます
- ハロッズ:徒歩5分。お土産探しにも便利
- ヴィクトリア&アルバート博物館:徒歩10分で世界的な美術品に出会える
- メイフェア地区:高級ブティックやレストランが集まるエリア
- ウェリントンアーチ:すぐ隣に位置する歴史的建造物
あぶそる〜とロンドン編集長によるホテル周辺のレストランリストも参考にしてね。
| ホテル名 |
The Lanesborough |
| 住所 | Hyde Park Corner, London SW1X 7TA |
| 最寄り駅 | Hyde Park Corner, |
| ホテルホームページ | https://www.oetkerhotels.com/hotels/the-lanesborough/the-hotel/ |
| 予約電話番号 | +44 20 7333 7711 |
| 予約メールアドレス | reservations@lanesborough.com |
| ホテル部屋数 | 93室(約半数が広々としたスイート) |
| 料金 | デラックスルーム(26㎡):840ポンド~ |
| お得なキャンペーン | 2泊以上で15%引き、3泊すると4泊目無料等のサービスがホテルサイト直接予約で可能
空きがあれば、朝6時チェックイン、18時チェックアウトが無料で可能 |
| 喫煙室 | 全館禁煙(Non-Smoking)、(ガーデンルームとシガールラウンジで喫煙可 |
| 車椅子対応客室 | 2室あり |
| チェックイン時間 | 15:00 |
| チェックアウト時間 | 12:00 |
| Wi-Fi | ホテル全館で有。使用料宿泊費に含まれる |
| 日本語対応スタッフ | 日本人スタッフ |
| ホテル施設 | The Lanesborough Grill,
The Library Bar, The Withdrawing Room The Lanesborough Club & Spa, |