武本英之から煌めく愛を【Featherings】フェスティブ・スペシャル!

0


たまらなく甘く、芳醇なエスプレッソ・マティーニを飲みたいなぁ〜なんて。そんなムードになっている私なのですが・・・^^  なぜってロンドン在住ギタリストの武本英之 / Hidè Takemotoさんが奏でるギターの、こぼれるような優しい音色に身をまかせているからなのです。

Hidèさんはもともとクラシック・ギターが専門。だけどカバーする領域はジャズ、 ブルース、民族音楽、ロック、ポップ、ヘビメタ(!)まで、本当に幅広いのです。その繊細かつ確かな指さばきで数々の名曲を奏で、あふれる情感で名曲を生み出し、新たに命を与え・・・そして今また、私たちに素晴らしい贈り物を届けてくださいました。

11月後半に発売になったばかりの新アルバム『Featherings』です! 

このアルバム、とってもキラキラしています。もうぜひ、一人でも多くの方に聴いていただきたい透明な輝き。とにかく優しい気持ちになれるし、アコースティック・ギターという楽器から解き放たれうる音色の美しさを、マキシマムに堪能できるアルバムです。 個人的にはこれまでの彼が創作した音楽の中で、最もHidè Takemotoらしいのでは? と思っているほど^^  こちらのリンクから楽曲を視聴・購入できます。(記事の下にはライブのお知らせも^^)

Hidèさんは昨年にもソロ・アルバム『Sky Flowers』、そしてデュオ・アルバム『Red Shoes Green Tea』をリリースされており、近年、活動がとても活発なのです。Hidèファンとしては嬉しい限り^^  そんな旬の彼に、今回のアルバムについてお話を伺ってみました!

 

武本英之インタビュー

『Featherings』の発売おめでとうございます! このEPを生み出すことになったきっかけについて教えてください。

HT:ありがとうございます。直接のきっかけは、ロックダウンですね。ロンドンでロックダウンが始まってすぐ、家にこもって朝から夜までずっと集中して創作しました。全6曲なのですが、全てロックダウン中に創ってロックダウン後に完成です(笑)。2曲はその前から書き始めていたんですけれど。

すごいですね。ロックダウン中はスランプだったというアーティストさんたちの話をよく聞いたのですが、Hidèさんは違ったのですね。

HT:ロックダウン中でも、調子のいいときに一気に作り上げたという感じです。全般的にとても楽しく過ごしたのは確かですが。6月半ばには全曲を書き上げていました。最初のロックダウンが明けたときに、すぐにスタジオを予約してレコーディングし、ドイツでマスタリングをして完成しました。 前2作は作曲から数えると2年くらいはゆうにかかっているのですが、今回は全てが超高速で進みましたね(笑)。全工程で3〜4ヵ月です。

今回のアルバムのテーマやコンセプトなどがあれば、ぜひ教えてください。

HT:Featheringsというタイトルは、僕の造語なんです。「Dance of Fairies」という曲も収録していますが、妖精のような軽やかさやマジックのようなものがテーマでしょうか。アルバムを作っている間は、羽が生えて飛んでいくような、学校のお昼休みの自由時間みたいな、楽しい感覚がずっとありました。その自由な感覚から生まれたのが、この6曲なんです。ただロックダウン中は誰もが家に閉じ込められることでもあったので、「早く皆が自由になれますように」という想いも込めています。今も早くパンデミックが終わって欲しいという想いが強いです。最初に書いた2曲は、イースターのときに日本に帰って発表する予定だったんです。それがなくなってしまって・・・

今回のアルバム・ジャケットに使われている僕のフィギュアは、出身地である京都在住の友人が作ってくれました。peascodというユニット名です。そして妖精のイラストは僕自身が描いたのですが、娘の好きな「Rainbow Magic Fairies」という本の妖精さんと娘の髪型を混ぜて描いたんです。

素敵ですね。作曲はどのような感じで進んだのですか?

HT:エスプレッソ・マティーニを飲みながら、1曲目の「Espresso Martini」を書きました(笑)。今回良かったのは、締め切りがなかったこと、誰かに依頼されたものでなかったこと、ジャンルの縛りがなかったこと。この3点が大きいです。本当に自由な気持ちで、今の自分自身を表現できていると思います。実は4曲目、5曲目は、エレキ・ギターも少し使っています。

本当に自由な時間から生み出された、自由な音。そう言っていいと思います。最初からテーマがあったわけではなく、出来上がった6曲を聴いてみて、僕の感覚として「Featherings」なんですよね。ただ・・・全く着飾った部分がなく、素の自分が出すぎているかな・・・なんて気恥ずかしい部分はあるのですが。

それは素敵だと思います! ご自身が思う聴きどころは?

HT:通常「作曲」するときはきちんと譜面を書きながら進めるのですが、今回は色々な作り方をしました。遊び時間からできた曲もあるので、譜面に落としていないものまであったり(笑)。ある意味、自由すぎるので正統派の皆さんには怒られるかもしれないですが、今回は僕自身が楽しんでいる様子が伝わるといいな、共有できるといいなと思っています。

ちょっとしたトリビアとしては、「Espresso Martini」に「コーヒー・ルンバ」とジェームズ・ボンドのテーマ曲を隠し入れてます(笑)。でもわかる人はおそらくほとんどいないかも?という程度。ミュージック・ジョークの類ですけれど、耳のいい人でマニアックな方ならわかるかもしれません(笑)。それからジミ・ヘンドリックスの「Little Wing」が「Prelude of Wings」「Dance of Fairies」「 Val & Jimi」の3曲の色々なところに散りばめられています。

それから3曲目の「Dance of Fairies」の最後の方に、チャイコフスキー「くるみ割り人形」の金平糖の精の踊り の一節が1秒くらい入っていますが、誰もわからないかもですね(笑)。3:29 – 3:30のところに少しだけです。

 

今回EPが先行発売され、CDも出る予定だと伺いました。近年は著名な音楽家の方でも、デジタル音楽の氾濫で営業的にはとても厳しいと聞いていますが、Hidèさんとしてはどのような思いを抱かれていますか?

ホームページを見ていただければお分かりの通り、今回、たくさんのプラットフォームでご紹介させていただいてますが、ミュージシャンへの還元率は微々たるものです。

ちょうど12月8日にナイル・ロジャースさんやカイリー・ミノーグさんなどの著名なアーティストが、デジタル・ストリーミングの状況がアーティストにとって非常に厳しいものであることをディストリビューターに対して提言し、1月に次の話し合いがあると聞いています。その結果がどうなるのかに、とても興味があります。

BandCampというプラットフォームは購入型で、最低金額以上で購入し、アーティストを応援することができますし、今回、僕もアーティストを応援するKo-Fiという支援サイトに登録しました。現在、ライブ音楽活動が実質的にできない状況にあり、良い機会だと思ったんです。今後のデジタル活動にも役立てていきたいと思っています。

Hidè Takemoto Ko-fiページ
https://ko-fi.com/hidetakemoto

『Featherings』のローンチに関連し、今後の活動予定は何かありますか?

実は来年1月23日(土)にライブ配信を企画しています! 『Featherings』からの曲を中心に、1時間程度ライブを行いたいと思っています。サポートしてくれるのは、ロンドンで僕もよくライブをさせていただいている東ロンドンにあるパブ兼ライブ・ベニュー「The Castle」さんで、そこでライブをしたいと思っています。当日までに今の状況がどう変わっているかはわかりませんが、許せばゲストをお呼びして、もしも難しそうであればライブ収録をして配信したいと思っています。僕自身、今すぐにでもライブをしないと、大げさですが ”狂い死に” しそうな感じなので(笑)とても楽しみです!

またフィジカルなCDを出すための支援もお願いしています。ぜひこちらの支援サイトをご覧いただけると嬉しいです。どんな形であれ、皆さんと次回お会いできるのを楽しみにしています。

最後にメッセージがあれば!

ギタリストとして、ミュージシャンとして今、自分が本当に作りたいものを作れたというハッピーな気持ちと達成感があります。これは、僕自身がかつてミュージシャンとして一人立ちできるかどうかと考え、無理して頑張っていたときに比べると、本当に晴れ晴れとした状態なんですよね。その気持ちが、これから旅立とうとしている皆さんにも伝わり、応援の代わりになるといいなと、心から思っています。我慢したり、自分の思っていることを表現できないでいる全ての人たちに、このアルバムを届けます。本当に自由に楽しんで作った気持ちが伝わるといいな。

Hidèさん、ありがとうございました!

・・・・・・・・・・・・・・・・・

来年1月23日(土)のライブ配信、楽しみですね! 英国時間10:30 / 日本時間 19:30になる予定だそうです。配信リンクが決まったら、またお知らしますね。

私はこの秋、Hidè Takemoto x Tim Hopkinsさんのデュオ・アルバム、『Red Shoes Green Tea』をヘビロテして聴いていました。Timさんのトム・ウェイツばりの渋ヴォイスに、Hidè さんの繊細なギターが絡みつき、珠玉のアルバムに仕上がっています。これは名盤だと思うし、音楽好きな方へや自分自身へのクリスマス・ギフトにも最適だと思います。ぜひぜひ1枚、お手にとってみてください!

Red Shoes Green Tea
http://www.hideguitar.com/store/gj5ereba90yagjxgrg7cizoz4vmo49

Hidè Takemotoのその他のアルバムはこちらで
http://www.hideguitar.com/store

Hidè Takemoto 支援のKo-fiページ
https://ko-fi.com/hidetakemoto

武本英之オフィシャル・ブログ on あぶそる〜とロンドン
https://www.absolute-london.co.uk/hide

あ、この動画、めちゃ素敵なので観てみて。Hidè x Hidè のコラボレーション。超クール!
https://youtu.be/RzEs9lqUo8I

Share.

About Author

江國 まゆ

岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系広告代理店にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス。2014年にイギリス情報サイト「あぶそる~とロンドン / Absolute London」を立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、脱プラスチック、自然療法への意識喚起活動を行うなど、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』(自由国民社)など。2016年頃からチャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中。Instagram: @ekumayu

ウェブサイト

Leave A Reply