緑したたるケンブリッジ郊外に、日本酒の醸造所である堂島SAKEブリューワリーが創設されて3年。異国の地でゼロから始めた酒造りも軌道に乗り、この夏もますます元気に稼働しています。
日本酒好きとしてはとっても気になる存在ではあったのですが、初年度の取材合戦に私は参加せずじまい。それがなんと今回、6月末から敷地内に新規オープンした日本庭園の見学にお声がけいただく形で、初の堂島ブリューワリー訪問が実現しました! Yay!
声をかけてくださったのは当サイトで連載をしていただいているサパークラブMEGUMI’S主宰の武山恵美さん♡ MEGUMI’S x Happy Sky Bakeryの新プロジェクト、RISEでは堂島ブリューワリーさんの酒粕を利用したパンを作っているんです! 今回はラッキーにも堂島ブリューワリーの橋本久美子さんが敷地内を案内してくださいました^^
酒蔵があるのはケンブリッジから車で30分ほどの距離にあるFordham という田舎町。その町外れに、18世紀末に建てられたジョージアン・マナーハウスFordham Abbeyがあり、真新しいブリューワリーがその敷地内に建造されました。13世紀頃から修道院があったことから、今もAbbeyの名が付いています。
どういう場所なのか全く予想しないまま訪れたのですが・・・なんとそこは真正イングランドの本格マナーハウスだったのです〜! いやもう、一目惚れです♡
日本庭園は創業当初から造成が決まっていて、この度ようやく一般に有料オープンしたとのことだったのですが、それ以前に、そこには本当に美しく広々とした伝統のイングリッシュ・ガーデンが広がっておりました。レンガで囲まれたウォール・ガーデンには、ボーダー・ガーデン、キッチン・ガーデンなどがあり、よく晴れた日の午後を過ごすのにうってつけ。イングランドの夏はこうでなくちゃ^^
さて、では本日のハイライトである日本庭園にご案内しましょう♪
Fordham Abbey Gardensの日本庭園は、歩きながら様々な角度から庭を眺めることで、つらつらと思いを醸成していく回遊式庭園なのだそう。それを聞くとしっくりきます^^ 日本酒という、日本人の精神性と切っても切り離せない文化が、日本庭園と合わさることで補強されるわけです。創業当初から日本庭園の造成は計画されていたとのこと! そしていずれはお酒の神様を祀る神社も敷地内に建設予定とのこと・・・! 日本酒文化がいかに神聖なものと結びついているか、それがFordham Abbeyにくるとよくわかる・・・そんな場所になっていくのですね。
ガーデンは夏の間、10月末まで毎週末オープン! 日本庭園の公開をきっかけにカフェもできたそうです。ケーキやスコーンなどがいっぱいあるので、こちらもぜひお楽しみにしていただきたいところです^^
現在はケーキ類だけですが、いずれはキッチン・ガーデンで採れた野菜などを使った軽食メニューも出していきたいとのこと♡ 賛成!!
そしてそして、この夏を機にショップもオープン! 堂島とのコラボでできあがったRISEのパンも販売しています♪
たっぷりと夏の日を楽しめそうなガーデンですよね。この夏の間に、ぜひ一度訪れてみてくださいね!
※実は私、杜氏さんにもインタビューしちゃいました。堂島SAKEブリューワリーの魅力については、次の記事もお楽しみに♡ 日本酒のテイスティング・ツアーもありますので、ガーデン訪問と合わせられてもいいのかも。
Fordham Abbey Gardens
住所:Fordham Abbey, 39 Newmarket Road, Fordham, Cambridgeshire CB7 5LL
最寄駅:Ely(ロンドン・キングス・クロス駅から1時間15分、駅から車で15分程度)
日時:2021年夏は10月末まで毎週土・日曜にオープン。10:00 – 16:00(入場は15:30まで)。
入場料: 1名10ポンド。※ガーデン会員になると水曜から日曜まで営業時間内はアクセスし放題。
詳細はこちら:https://fordhamabbey.co.uk/gardens/
◎この夏にショップをオープン予定のRISEが、7月11日(日)に東ロンドンでポップアップを開催します!
〜 RISE ONE-DAY POP UP at THE FACTORY 〜
日時:7月11日(日) 12:00 – 17:00
会場:THE FACTORY, 21-31 Shacklewell Lane, Dalston, London E8 2DA
詳細は下記の恵美さんの投稿をご覧ください^^