皆さん、こんにちは! 4月も終わりに近づいていますが、いかがお過ごしでしょうか。
拙著『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』が発売されて、1か月半が経ちました。家族友人知人はもとより、これまで知らなかった皆さんからも感想をいただき、ありがたい気持ち、感謝の気持ちでいっぱいです>< この場を借りて、改めましてありがとうございます、とお伝えしたいです。
いただくコメントでよくあるのは「表紙が素敵で手にとりました!」というもの♡ そうです、咲き誇る八重桜の写真です〜^^
撮影ロケーションはロンドン中心部のメイフェア。カソリック教会に隣接する「Mount Street Gardens」です。
この教会の一画でよく日本関連のイベントが開催され、私もたまに利用させていただく関係でこの公共ガーデンはよく知っている場所でした。
高級なブティックやレストランが並ぶMount Streetの裏手にひっそりと存在するので、ある意味、知る人ぞ知るオアシス。ロンドナーたちの憩いの場です。そこに、この大きな八重桜が佇んでいるのです。
この写真を撮った日付を見ると、ちょうど昨年の4月23日でした。今年はこの桜にお礼参りをしようと、満開の時期を見越して1週間ほど前に足を運びました。自宅のある北ロンドンの八重桜も満開を迎えた頃だったから。そして・・・マウント・ストリート・ガーデンズで見たのは、すっかり葉桜になり、花びらがしぼんでしまった八重桜ちゃんだったのでした。が〜ん。
「遅かった・・・!」
街中の桜は早いのですね〜>< しばし立ちすくみ、残念な気持ちを抱えつつもお礼だけは言おうと、幹に手をおいてありがとうと伝えました。そしてゆっくりとガーデン内を散歩しながら、去年の4月23日に思いを馳せたのです。
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あの日は向かいのコノート・ホテルでケーキを買い込み、友人と一緒にこのベンチでいただこうとやってきたのです。
八重桜は満開をちょっとだけ過ぎたところで、ほどよい塩梅のそよ風に吹かれ、気持ち良さそうに花びらを飛ばしていました。お日様の様子も麗しく、キラキラと光が差し込む光景はまるで、楽園のようでした。
私はこの瞬間をカメラで捉えたいととっさに構えたのですが、目の前で学生らしき女性2人組が、何か私的なプロジェクトなのかモデルごっこのようなことをしていたので、彼女たちを入れないように撮影を始めました。でも、モデルさんが道の真ん中でポーズをとっていて、どうしても「入れない」構図が難しかったので、こう聞いたのです。
「この桜の光景を撮りたいんだけど、あなたを写真に入れてもいいのかしら?」
答えはもちろんOK。二つ返事でどうぞどうぞと言われ、今度は桜だけでなく彼女を入れる構図に切り替えて、撮影を始めました。もちろんその時は、何かの媒体に使うなんて思いもせずに!
おかっぱ頭のオリエンタルの女の子。レトロな薄ピンク色のワンピース。そして麦わら帽子。
この大きな八重桜の下で繰り広げられたランウェイ・シーンは、それはそれはキュートで美しいものでした。午後の少し遅い時間だったからか、人通りも次第にまばらになり、赤煉瓦の建物の前でイギリスらしい木のベンチが整列している様子も、なかなかの見ものでした。
2021年4月23日にここを訪れたこと、撮影を快く許してくれたお二人に心から感謝しつつ・・・^^
思えばこれは運命の日。
この一瞬よ、永遠に。
4件のコメント
Kirikoさま
ありがとうございます!
そうなんです、おすそ分け^^
その言葉がぴったりです!
ラッキーな偶然だったんですよね・・・
やはりカメラ片手のロンドン歩きはまだまだ続きそうです^^
なんて幸運な偶然!
まゆさんが仕込んだのだと思ってました。モデルさん本人が仕込んだ別撮影のおすそ分けだったとは。
そこで頼んだまゆさん、素晴らしい。
LONDONLOVEさま
そう、まるでしつらえられていたような^^
この中に溶け込みたくなりますよね〜💗
素敵な偶然だったのですね(#^.^#)
この写真、本当に素敵です💔
八重桜だけでもとても美しいですが、
モデル女子が入ると、さらに吸い込まれるようです!
お洋服の色もあっているし、
まるでプランした撮影のようで、
とても気になっておりました♬
本当に清々しく心地よさそうな風景です!
私もこの中に溶け込みたい💛