日本 x トルコ【ロカンタ】😋 ロンドン・ポップアップ!〜12/13

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世界中のトップシェフが腕をふるうロンドンのポップアップ・プラットフォーム「Carousel / カルーセル」がこのフェスティブ・シーズンは面白い! いつも凄腕のゲスト・シェフを迎えているのですが、12月3日〜13日は放浪のトルコ人シェフ、Derya Esdevlet  / デルヤ・エスデヴレットさんによる「日本の食材を取り入れたトルコ料理」という、とびきり楽しい「LOKANTA」のポップアップを開催中♪

LOKANTA  / ロカンタ – 12月2日~13日 
Carousel, 19-23 Charlotte Street, London W1T 1RL
https://carousel-london.com/whatson/lokanta/

ポップアップに行ってきました!

カトラリー入れが日本ぽくて良き♡

この「ロカンタ」というプロジェクト、もともとは2024年春に、東京で立ち上げられたものなんだそうです! だからインスタグラムの名前が「ロカンタ東京 @lokantatokyo」なのですね。トルコ料理を日本の食材を通して再解釈するという美食プロジェクト^^

ワタクシ、トルコ大好き日本人代表としてw ポップアップ初日に行ってまいりました♪

コース料理としては比較的リーズナブル。ペアリングもあります♡

トルコ料理はもともと、とても日本人の口に合いますよね。煮込み料理や野菜料理、簡単にグリルしたお魚やお肉。お米も食べますし。共通点がいっぱい。

なかでもロカンタというのは、トルコではいわゆる家庭的な「大衆食堂」を指す言葉。本場のロカンタに行くと、カウンターに惣菜がぎっしりと並んでいてワクワクします。いわばデリ・レストランのようなものでしょうか。ケバブはデフォルトなので、こちらも注文を受けてからジュウジュウと焼いてくれます^^

ただ昨今は「ロカンタ」という郷愁ある名称を使ったトレンディ・レストランも多数あるので、単にレストランという意味合いが強くなっています。この「トルコの家庭料理」コンセプトを東京へと移したのが、デルヤさん。ロンドンのポップアップは初めてではなくて、これまでダルストンのMangal IIや、ホクストンにあるイベント・スペースでも大好評のうちに開催されたようです^^

デルヤさんがご自身の料理で試されていたのは、隠し味のように日本の食材や風味を取り入れることのようでした。例えば自家製フラットブレッドにはポン酢バター、ムール貝ドルマの天ぷらにはトビこを添えたタラマ・ソースなどを組み合わせたり。その他にも味噌や醤油などを隠し味に使って、まさに両キュイジーヌのゆるやかな融合を図っているのです。その成果は・・・!😋

とびきり美味しかったムール貝の天ぷら。左がデルヤ・シェフ。「ロカンタ」のロゴ入りTがかわいい♡

キュアしたインゲン+ヨーグルトはトルコのロカンタでよく見かけるお料理。ここに梅干し?を添えて。この後に、スモークチリのピクルスを添えた、滋味深いエビのタルハナ・スープがありました。

イカは繊細な鹿の子切り。ハリコット・ビーンズ、お醤油でキュアした卵黄を添えて。ソースはほんのり味噌風味。右は優しく上品な味の照り焼き風ソースでいただくラム肉と椎茸、トーストしたザフタルパンを添えて。

デルヤさんのお料理は、ボリュームたっぷり豪快なグリル!というよりは、もっと繊細でモダンな装い。日本の食材をうまく取り入れ、故郷のキュイジーヌを楽しく進化させようとしています。

そういえば、ロンドンの高級ヨーロピアンの厨房は、日本の食材が大好き! 味噌や醤油、味醂はもちろんのこと、最近は麹菌が大活躍してますね ^^ 発酵食品のムーブメントはかなり定着し、「Fermented pickled plum」と言われてなんのことかと思えば、梅干しだったり。私が日本人とは知らず、目の前のシェフから日本の食材について熱心に語られたり、そんな経験はしょっちゅう。デルヤさんの「ロカンタ」は、トルコ料理でその仲間入りをしようとしている。そんな印象を持ちました^^

デザートはピスタチオと抹茶のソースでいただくパンプキン。皮が少し厚かったけど美味しい! 左はペアリングの「オールド・ファッションド」。

これまでに本場のロカンタ料理をかなり食べてきた身としては、ロカンタの出現は大歓迎。今回のお料理でいちばんロカンタ感があったのは、インゲンのお皿。イカと豆のお料理も、上質ロカンタを彷彿させます♡ イスタンブール名物のムール貝を進化させた天ぷらも雑品でした。旅先の料理にインスパイアされ、エッセンスを取り入れていくデルヤさんのスタイルは今後もますます発展していくこと間違いなしですね。

一つだけ思ったのは「コースとして食べるのに、味のバランスはこれでいいのか」ということでした。一つひとつのお料理はかなり完成度が高く、美味しい。ただ縦に食べ続けるにはもう少しバランスがあるほうがいいのかなと。

例えば日本の家庭でもトルコの家庭でも、濃い味の合間にはサラダや酢の物、あるいはヨーグルトで口の中をさっぱりさせたりすることにより、リッチなお料理をさらに美味しくいただけるんですよね。複数のお料理を並行して食べている場合は、自分で口の中を調整できます。でもコースだとなかなかそれが難しい^^;

今回のお料理では、例えばインゲンの一皿が酢の物のような役割でしたが、すでにインゲンに酸味がある状態なので、梅干し(と思ったのですが、柚子とメニューにはあります)を合わせると、もっと酸っぱくなってしまう。これは「三角食べ」に慣れてしまっている日本人だけが持つ感想なのかもしれないけれど、本当は、インゲンとイカの料理を並行して食べたいとか^^;  お口の中のバランスを取りたい欲求が強くなってしまう日本人なのでした。

イカのお料理もお醤油でキュアした卵黄はしっかりとした塩気があるので、白いご飯があればなぁとか・・・^^;  そういう意味で数々の箸休めがあり、最後にお茶漬けで〆られる居酒屋は偉大なのかもしれないし、ヨーグルトで味の中和を図るトルコのロカンタも、優れているのかもですよね。

ともあれロカンタの進化形に興味のある皆さんは、デルヤさんのポップアップ、ぜひ足を運んでいただきたいです。 モダン・トルコの今をロンドンで知ることができる、貴重なチャンス! 引き続き師走を美味しく過ごしましょう♪

LOKANTA  / ロカンタ – 12月2日~13日 
Carousel, 19-23 Charlotte Street, London W1T 1RL
https://carousel-london.com/whatson/lokanta/

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About Author

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岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス。2014年にイギリス情報ウェブマガジン「あぶそる~とロンドン」を創設。食をはじめ英国の文化について各種媒体に寄稿中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。カルチャー講座の講師、ラジオ・テレビ出演なども経験。これまで1700軒以上のロンドンの飲食店をレビュー。英国の外食文化について造詣が深く、近年は企業アドバイザーも請け負っている。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。仕事のご依頼は ekumayu @ gmail.com までお気軽に。

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