
NYの名門ジャズクラブ「Blue Note」が今年9月にロンドン進出! 今年の大きな話題の一つだと思います^^ 気になったのでさっそく行ってきました。
ブルーノートと言えば、東京にもミラノにもありますよね。調べてみるとブラジルや中国にも。今や世界に展開するブランドなのですが、ロンドンに来るのが今年になったのはやはり「満を持して」という感じなのでしょうか。何せロンドンには、1959年創業のロニー・スコッツが堂々と存在していますから^^
ブルーノートの創業はそれから22年下った1981年。ロンドンのソーホーと同じく、NYのグリニッジ・ヴィレッジというクリエイティブ層が集まるエリアで立ち上がり、NYジャズ・シーンを代表する存在へ。ジャズ史に名を刻む大物たちと、ジャズ愛好家たちが距離を縮め、共に空間を楽しむクラブ文化を育んできました。
そして今回のブルーノート・ロンドンの拠点は、コベント・ガーデン! セント・マーティンズ・レーンにあるホテル「セント・マーティンズ・レーン」の地下に位置しています。つまり、劇場街ウェスト・エンドのど真ん中ですね。

いい感じにレトロな看板。右は地下クラブに降りていく階段です。
英国・ロンドンでは近年、小規模な音楽ベニューが経営難で閉鎖する傾向が問題視されていて、ついに政府が救済策「Turn It Up: Our Plan for Music」を発動。今年7月にアーティストや会場への大規模な支援政策を打ち出しています。そんな中へのビッグ・ネームの登場。共に業界を活性化できると良いですね。
会場はかなり大衆的
さてさて、お待ちかねの会場は・・・
私たちは「お手並み拝見」とばかり、バー・エリアのチケットで入場。バーが埋まっちゃうと立ち見になるんですけど、この日は開場1時間前でもまだ席があったので、開場45分くらい前に到着すればバー・チケットでも着席できるのではと思います。(もちろん演目によると思いますが!)
会場を見て・・・正直な感想を言うと、ものすごーく気安い大衆的な音楽会場というイメージですw 食事をしながら、音楽をゆったりと楽しむ大衆食堂のような雰囲気も・・・。なんて言うと怒られそうですが、かなりバシっと決めてるロニー・スコッツとは全く違う印象。ブルー・ノートの方が、うんと気安い雰囲気です。

約300名を収容できるメイン会場。デザイナーのジュリアン・ルジュアールさんによる内装。
この日の演目は、アリゾナを拠点に活躍している女性アーティスト、Nik Westさんでした。プリンスにも一目置かれたファンキーなベースで知られる歌姫の彼女。ゴージャスで上手くて素敵でした!!
どちらかと言うとロックに近いニックさんの音楽は、会場の雰囲気から少しズレている気もしましたが^^; 今はまだ会場を温める段階なので、元気な彼女の音楽や衣装はちょうどいいオープニングだったのかも。
ちなみに9月23日のオープニング・アクトは、ジャズの即興性とヒップホップのビート感、R&Bのソウルを融合させてきたジャズ・ピアニストのロバート・グラスパーさん。ブルーノート・ロンドンのクリエイティブ・アンバサダーも務めているとかで、ブルーノート自体の演目が、彼の音楽性を軸にしているのかもしれません。
今後も世界的なスターをはじめ、英国で活動する新世代の演奏家も呼びつつ、ジャンル横断的な演目を打ち出していく予定。英国勢では、人気者ジェイミー・カラムさん、サックス奏者のヌバイア・ガルシアさん、ドラマーのユセフ・デイズさん、バンドのKOKOROKO、シンガーソングライターのハク・ベイカーさんなどが名を連ねています。なかなか面白そう♪

カッコよかった!ニック・ウェストさん。

アーティストが会場におりてきて観客と一緒にダンスを踊るサービス。これはロニーでは考えられない・・・^^
ユダヤ・コネクション
ちなみに食事に関しては、実は事前にたくさん調べてしまいました(笑)。SOHOにMiznonっていうイスラエル系のカジュアル店があるんですけど、このブランドを運営しているイスラエル系のチーム「TSC Hospitality」がブルーノート・ロンドンの飲食を統括しているんです。
ブルーノートを1981年に創業したDanny Bensusan ダニー・ベンスーザンさんは、イスラエル出身。Bensusanってセファルディ系のユダヤの名前です。現社長で息子さんのスティーブンさんはマサチューセッツのユダヤ系大学、ブランダイス大学出身です。
スティーブンさんはロンドン店立ち上げに当たって、深夜営業許可をめぐって警察やウェストミンスター市議会とやりあったため、オープンが遅れちゃったんですよね。まぁ、深夜営業は犯罪に結びつくことが多いので、行政側も慎重になったのでしょう。何れにせよ許可が出て、無事オープンしました。
というわけで、ユダヤのファミリーがブルーノートを運営していて、ロンドンでもユダヤ社会との関わりの中で絶賛運営中。イスラエル・コネクション。あるある(笑)。なんだか調べると面白そうと思ったんですけどね。ここでは深掘りはしませんw

スタッフはまだまだトレーニングが必要な感じでしたよ。笑 ちなみに携帯のシグナルが届かない!!!しかもWiFiに繋がらない!!ので、時間差でお友達と待ち合わせする場合は事前に対策を練ると良いでしょう。
実はブルーノート・ロンドンには、これとは別にもう一つの空間、「B-Side」と呼ばれる約130名収容可能な小規模ルームが今年中にできるそうです。こちらは英国の新進アーティストを紹介する場として計画中。さて、こちらはどんなベニューになるのか・・・
Anyway,
Welcome to London, Blue Note🎶

Blue Note London
42-49 St Martin’s Lane, London WC2N 4EJ
開演 7:00 p.m. / 9:30 p.m. (開場 5:00 p.m. / 9:00 p.m)
https://www.bluenotejazz.com/london/