せっかく設けた「編集長ブログ」。書きたいことはいっぱいあるのに、なかなか時間がとれない! 先週、たくさんあったハイライトの一つがJazz Caféであった友人のライブ。
Tony Remy And The Stolen Clones + Tony Momrelle.
UK・ヨーロッパを中心に活躍する超絶ギタリストw、トニー・レミーのバンドが、久しぶりにジャズ・カフェで演奏した。ゲストはインコグニートやシャーデーのボーカリストとして活躍しているトニー・モムレル。ベースはもちろん、トニーの盟友ニック・コーエンだ。
ご機嫌なジャズ・ファンク、フュージョン、そしてブルース。彼らのサウンドはいつも耳と身体に心地いい。最後はジミちゃんのHey Joで大いに盛り上がって締め ^^ このThe Stolen Clonesというバンドは去年くらいから始めたものではないかしら。
ところで11月と言えばLondon Jazz Festivalの季節。毎年リスティングをチェックしてチケットを購入するのだが、今年は敬愛する大御所ジャズ・ベーシストMarcus MillerがRoyal Festival Hallで演奏するのでさっそくチケットを購入♪ そしたらなんと!トニーのバンドがオープニングを飾ると知ってびっくり! その次の日はノルウェーのBuggeおじさんをバービカンに見に行くので、今年は充実したフェスティバル週間になりそう☆
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それからもう一つ、とてもいいドキュメンタリー映画を見たので紹介したい。ロンドン市内で有志による上演会があったのだ。
私たちがどうして生まれてきたのかを、ふわりと優しく、包み込むように教えてくれる、子供の胎内記憶を扱ったドキュメンタリー作品である。
インタビューでお話されている産婦人科医で胎内記憶研究の第一人者、『子どもは親を選んで生まれてくる』や『ママ、生まれる前から大好きだよ!』の著書もある池川明氏によると、胎内にいるときの記憶を持って生まれてくる子どもたちは驚くほど多く、彼らに生まれてきた理由を尋ねると、「人の役に立つため」と全員が答えるそうだ。
「人の役に立つため」という理由の中で、とくに「お母さんを幸せにするため」という理由が、大きな場所を占めているという。「自分が生まれてお母さんが幸せ。これが子どもたちにとっての幸せなんです」(池川氏)
子どもは、大人が考えている以上に理解力はあり、大抵のことは感覚で分かっているというのは私も昔から思っていた(自分自身の経験も含めて)。「赤ちゃんだから何も分かるまい」という態度と、「この子はすべて分かっている」と思って接するのとでは、子どもへの伝わり方も自ずと変わってくる(もちろん、子どもがお腹の中にいるときから!)。小さな子どもを持つ親御さんが、子どもとの関係を癒していくカギはそこにある、と映画では語られている。
個人的には「一家に一作」、富山のクスリ的な(笑)、これからの家庭の常備薬のような映画に思える。興味ある方はぜひ、上映会その他の方法でご覧になっていただきたい。
ところでこういった考え方は、「胎内記憶」があるという前提に立ったものではある。中には「そんなものあるわけない、非常識だ」と思われる方もいるだろう。まぁ、それはそれでいいのかもしれないなと思う。真実は百人いれば百通りあるものだし。このことは、この映画の上映会の後に、東京大学医学部付属病院で循環器内科医として活躍されている稲葉俊郎氏のスカイプ講演でいみじくも強調されていたことだ。
次回は稲葉氏の講演内容について書きたいと思う。
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