ミュージアムにとっても厳しい2020年となりましたが、アートの力は本当にすごい。11月14日からテムズ川沿いのテート・ブリテンでは、インド系イギリス人アーティストのChila Kumari Burman / シーラ・クマリ・バーマンさんによって正面ファサードに施されたイルミネーション・アートが燦然と輝き、すでに多くの人々を魅了しています^^
これはテートによる冬の恒例コミッション・アート。インドのお祭りディワリをテーマにした作品です。私もニュースを見て気になっていたものの今日までチャンスがなく、やっと足を運んでみたのですが・・・日曜日だったからか、すごい人出! ビックリするほどの賑わいでお祭り騒ぎでした。タクシーで乗り付ける人もいたり、自転車から降りてパシパシと写真を撮っている人がいたり、ドリンク片手に友達とおしゃべりしながらずっと眺めている人たちがいたり。こういう活気はしばらくぶりに感じ、元気をいっぱいもらいました ^^
Love Shine Light
Aim Dream Truth
Remembering a brave new world
どれも力強いステートメントですね! 2020年から2021年へ向かう私たちにふさわしい♡
バーマンさんは、そのカラフルな作品とフェミニスト的な志向で知られるアーティスト。今回のインスタレーションには近くで見るとヒンズー的な神話、インドの植民地時代の記憶、そしてボリウッドのような華やかさも散りばめられています。そのスタイルは、彼女が子どもの頃に見たブラックプールのクリスマス・イルミネーション風。このカルチャーのごった煮のような作風は、今のロンドンにしっくりきます。歴史の縦糸とエスニックの横糸がなんともうまく織り混ざり合っているのでしょうね。
テート・ブリテンはまだ再オープンの日が決まっていないようですが、その暁には久しぶりに大好きな展示室を覗いてみようかなと思います^^
Tate Britain
Millbank, London SW1P 4RG
TATE BRITAIN WINTER COMMISSION CHILA KUMARI SINGH BURMAN
1月31日まで