テート・ブリテンのクリスマス☆Festival of Lights → 1月末まで

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ミュージアムにとっても厳しい2020年となりましたが、アートの力は本当にすごい。11月14日からテムズ川沿いのテート・ブリテンでは、インド系イギリス人アーティストのChila Kumari Burman / シーラ・クマリ・バーマンさんによって正面ファサードに施されたイルミネーション・アートが燦然と輝き、すでに多くの人々を魅了しています^^

これはテートによる冬の恒例コミッション・アート。インドのお祭りディワリをテーマにした作品です。私もニュースを見て気になっていたものの今日までチャンスがなく、やっと足を運んでみたのですが・・・日曜日だったからか、すごい人出! ビックリするほどの賑わいでお祭り騒ぎでした。タクシーで乗り付ける人もいたり、自転車から降りてパシパシと写真を撮っている人がいたり、ドリンク片手に友達とおしゃべりしながらずっと眺めている人たちがいたり。こういう活気はしばらくぶりに感じ、元気をいっぱいもらいました ^^

川沿いにも人がぎっしり。

彼らが見ているのはこちら!

格式あるテート・ブリテンの正面に・・・インドの神様がいっぱい貼り付いてますw

ホットドックの屋台とかあれば儲かりそう♪

Love Shine Light  

Aim Dream Truth 

Remembering a brave new world  

どれも力強いステートメントですね! 2020年から2021年へ向かう私たちにふさわしい♡

バーマンさんは、そのカラフルな作品とフェミニスト的な志向で知られるアーティスト。今回のインスタレーションには近くで見るとヒンズー的な神話、インドの植民地時代の記憶、そしてボリウッドのような華やかさも散りばめられています。そのスタイルは、彼女が子どもの頃に見たブラックプールのクリスマス・イルミネーション風。このカルチャーのごった煮のような作風は、今のロンドンにしっくりきます。歴史の縦糸とエスニックの横糸がなんともうまく織り混ざり合っているのでしょうね。

テート・ブリテンはまだ再オープンの日が決まっていないようですが、その暁には久しぶりに大好きな展示室を覗いてみようかなと思います^^

Tate Britain
Millbank, London SW1P 4RG
TATE BRITAIN WINTER COMMISSION CHILA KUMARI SINGH BURMAN
1月31日まで

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About Author

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岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス、各種媒体に寄稿中。2014年にイギリス情報サイト「あぶそる~とロンドン」を立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。NHK文化センター名古屋教室「江國まゆのイギリス便り」講師。MUSIC BIRDのラジオ番組「ガウラジ」に月一でゲスト出演。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。Instagram: @ekumayu

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