在英日本人女性の体験をコミカルに描く! → 4/23 -30

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演劇パフォーマンス<TSUNAGU / CONNECT LIVE>

これは見逃せない! 英国各地に暮らす日本人女性30人にインタビューし、その波乱に富んだ歴史と人生をセレクトして描き出すシアター・パフォーマンス「Tsunagu / Connect」が、あのカズコ・ホーキさんとクミコ・メンデルさんの制作で実現! ショーディッチのShoreditch Town Hallで今週土曜日から6日間に渡って開催されます♪

1945年以降に渡英した日本人女性の体験をはじめ、とても興味深い内容。昭和のど真ん中から、90年代に移住してきた人まで(私もそんな人の一人だなぁ)、立場や環境など様々な体験を通して、異国で暮らすことについて、新たな視点がもたらされます。

プロジェクト自体は2020年春に始まったそうです。パンデミックを通して取材、制作を進められていたとのこと。そこにはいろんな思いが交錯していたことでしょう。30人の体験、それぞれがユニークで、置き換えのできない貴重なものであることでしょう。どこまで掘り下げて昇華させているのかが見どころ。私たちの日本人としてのルーツを考えさせられる内容になっているはず^^

私は昨日の土曜日、パフォーマンスを拝見しました!

下北沢の小劇場に来ているような錯覚におちいる秀逸な演技。小道具を上手に使った舞台セットなど、その場にいる感覚を供に味わえる演出です。カズコ・ホーキさんが制作者のお一人なので、全体的にとてもコミカルな演出。クスリと笑えること間違いなし!^^  そこは最大の見どころではありますが、見終わった後、各個人がどう感じるかが、最も大切な部分だと思うのです。

個人的にはもう少しポジティブな体験も織り交ぜて欲しかったなぁと思いました(私自身がそうなので・・・^^; )。そして「Tsunagu つなぐ」の部分がもう少しはっきりわかる演出だとインサイトが深まったと思います。辛かったり驚いたりする異文化体験をどう消化し、昇華していくかが、海外に住む私たちの経験として伝えるべきことなのではないかと。

それでも渡英してきた日本人たちがどう感じてきたかについて、たくさんの思いが、そこに描かれています。それぞれに感じることが違うと思います。まずは足を運ばれてみてはいかがでしょうか?^^ (インタビューを要約した展示をみると、心に迫るものあります〜)

 

 

*****  TSUNAGU / CONNECT LIVE  *****
日時:2022年4月23日(土)〜 30日(土)
23日:1.30pm / 4pm / 7pm
26日:7pm / 9.15pm
27日:3.30pm, 7pm, 9.15pm
28日:3.30pm, 7pm, 9.15pm
29日:7pm / 9.15pm
30日: 3.30pm / 7pm
会場:Shoreditch Town Hall, 380 Old Street, London EC1V 9LT
チケット:16ポンド(割引12ポンド)
お申し込みhttps://shoreditchtownhall.com/whats-on/tsunagu-connect
詳細
https://www.newearththeatre.org.uk
https://shoreditchtownhall.com/whats-on/tsunagu-connect
SNS:@NewEarthTheatre

<プロフィール>
カズコ・ホーキ / Kazuko Hohki
1978年渡英。演出家、パーフォーマー。1982 年にポップ・パフォーマンス・グループ「Frank Chickens / フランクチキンズ」を創設。1989年にはチャネル4の番組「Kazuko’s Karaoke Klub」のプレゼンターも務めた。これまで発表した演劇作品は「Evidence for the Existence of Borrowers」「Herald Angel Award」「Toothless」「My Husband is a Spaceman」「The Great Escape – A Borrower’s Tale」「The Shining Princess」「Kazuko Hohki’s Wuthering Heights」「You Only Live Twice」「Tottenham Travesties」など。http://www.kazukohohki.com

クミコ・メンデル / Kumiko Mendl
「New Earth Theatre」共同創設者、現在芸術監督。日本の題材のみ扱う児童劇団「A Thousand Cranes」の共同創設者。New Earth Theatreでは「Dim Sum Nights」「Yeh Shen, Why the Lion Danced (UK tour)」を制作。共同演出作品として批評家に絶賛された「Flight Paths」「The Last Days of Limehouse」「Rashomon」などがある。演劇界の人種差別をなくすべく東アジア系、東南アジア系の役者のためのサマースクール「New Earth Academ」を2010年に発足。演劇界における人材の育成に尽力している。

協力
National Lottery Heritage Fund、Arts Council England
支援団体
The Japan Society、Museum of London、artsdepot、London Metropolitan Archives、 The Great Britain Sasakawa Foundation、Shoreditch Town Hall

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About Author

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岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス、各種媒体に寄稿中。2014年にイギリス情報サイト「あぶそる~とロンドン」を立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。NHK文化センター名古屋教室「江國まゆのイギリス便り」講師。MUSIC BIRDのラジオ番組「ガウラジ」に月一でゲスト出演。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。Instagram: @ekumayu

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