スカイ島に来たら絶対に見るべきである! Old Man of Storr 編

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ごきげんよう皆の衆! 前回の絶景ポイントは見てくれたであろうか?  実に感動的だったのであるが、それだけで満足してはならぬのだぞ! スカイ / Skye島の大目玉とも言える絶景がまだ残っておるのだ。今回の場所は前回の景色を見た後、日が暮れる前に行くつもりなのである。

道中、我輩は島の東側の海沿いに沿って自然の気持ちよさを感じながら走っていると、目的ではない場所で多くの車が駐車場に入っていくのを目にしたのだ。我輩も何も分からず流れに身を任せて入っていくことに…

多くの人が何やら海岸に向かって写真を撮っているのだ。

するとこんな看板が! どうやらキルトロック / Kilt Rockと言う崖の形で有名な観光名所のようなのだ。

キルト・ロックにあった案内板である。恐竜?

皆がこぞってあの崖の写真を撮っていたようなのだ。確かに不思議にカクカクとしているぞ。

イングランドのセブンシスターズと比較してしまうと少しインパクトには欠けるが、これはまた別の見どころがあるものである。スコットランドの伝統衣装のキルトの雰囲気に似ている様から、キルト・ロックと名付けられたそうなのだ。

手前に見えている滝もキルト・ロックの見どころの一つなのだ。

反対側も見てみるとやはり似たような垂直に切り立った崖が見られるのだ。

何となく我輩の愛用ヘルメットとパシャリである。

キルト・ロックから離れて約1時間した頃、我輩のお目当てであるオールドマン・オブ・ストー / Old Man of Storr の看板をようやく発見!

ちなみに道中こんな景色も拝めたのだ。何度も言うのであるが本当にドラゴンとか出てきそうなファンタジー感がある土地なのである。

しかし自転車の道はSkye島のどこに行っても鬼畜仕様である。

この看板を見ただけでワクワクなのだ。それくらいここには期待しているのである。

辺りには多くの車が駐車されていてすぐに場所が分かる。沢山の人が山と闘う武装を整えて入り口から入っていく……少し登ってみると……どこに道があるのか正直分からないのであるが、とりあえず前の人についていきながら進むのだ。

この辺りはThe Storrと呼ばれる場所で、ゲール語ではAn Stòr。トロッターニッシュ半島の地滑り跡の典型だそうだ。そして聖地の一つとして知られている。

ふむ、これは道なき場所を強引に進んでいると言っても等しいぐらい険しそうなのだ。スニーカー以外では絶対に登れないだろう。我輩も近くに自転車を置いて早速登っていく事に。

ようやく立っている岩を発見である! 不思議な光景なのだ。

下を歩いてる時は落ちてこないかめちゃくちゃ心配なのだ。

歩いて30分経ったであろうか、更に上がある事を知らされ気合を入れて歩く事に。

頂上近くに来た時に後ろを振り返ると、オールドマン・オブ・ストーと呼ばれる奇岩が! すごい景色なのであるが、ここが一番ではないのでまだ登って行く事に・・・ぐぬぬ体力がかなり必要であるな。

オールドマン・オブ・ストー。人の大きさと比較して欲しい。

ついに頂上が見えてきたのだ! ここまで登ってこれる人は下に居る人数よりも多くないのは何人か諦めているのであろうか?

そしてついに……

頂上に到達したのである! 圧巻なのだ! 自然が形作った独特な岩と広大な景色を一気に拝める贅沢! この岩は人に似て、立っている様に見える姿からオールドマン・オブ・ストーと呼ばれてるみたいなのだ。

大体登ってきた時間は1時間ほどであろうか、もし行きたい人がいるのであれば登りの過酷さは覚悟はしておくべきだと忠告しておく。だが苦労の先の景色は決まって美しいものである。

ちなみにオールドマンの反対側はこんな感じである。

そして帰りは危険だがオールドマンの横を歩いて山を降りることに。ちなみに滑って落ちたらおそらく骨折以上か死なので本当に気をつけるのだ。

皆の衆勇気があるのだ。

人の小ささから岩の大きさがよくわかる。我輩の資産よりは小さいかな(※錯覚かもしれません)

近すぎて距離がよく分からなくなっているが。

そして無事に下山し、自転車で拠点であるポートリーに帰還である!

今日1日は本当に疲れたのである。でもその対価として多くの記憶に残る景色を拝めたのだから満足なのだ。明日は長く滞在したスカイ島をついに離れて、イギリス本島の最北端を目指すために出発するのである!

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兵庫県神戸市出身。子供の頃に母から「占い師曰くあんたの前世はイギリス人のバロン(男爵)らしいよ」と言われ、バロンだった“我が輩の故郷” を探し出すためにいつかイギリスに行くことを決意。大学で建築を学び、卒業後にワーホリVISAを取得。2018年9月にイギリス上陸!自転車でイギリス全土を周る旅を敢行した。旅中で感染したライム病と闘病しつつ、英語を学ぶため2年間ロンドンに滞在、2020年秋に帰国。性格はのんびり屋だけど新しいこと好き。まさに至高と思えるほどの食事好きで、旅中は予算内でたまに美味しい物を食べることが楽しみの一部であったほど。Illustration by なぽりん

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