海を高みからの見物なのだ!そびえ立つハーレフ城

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天気は雲ひとつない快晴、そして我輩はご機嫌であったのだ。

前回から海沿いの景色を自転車から楽しみ、冷たい潮風に当たりながら心地の良い気持ちになっていたからだ。しかし突如予期もしていなかったのであるが、高い崖にそびえ立った誰もが思うTHEお城という建物が見えはじめたのである!

近づくにつれて、徐々に露わになるお城の大きさに我輩は興味をそそられたのだ! 実はこの辺りの地域は下調べをしていなく、我輩としては突然出てきた初のTHEお城という感じの物を拝められて感動しているのである。

緑の上にあるお城は素敵なのだ。

どうやらここはウェールズ北西部のグウィネズにあるハーレフ / Harlechという海沿いの町だそうなのだが、我輩はそのまま目的地をそのお城、ハーレフ城に変更して進むことにした。が、お城が丘の上にそびえているため急斜面はあまりにも急な斜面すぎて、自転車に乗ることさえ困難な道であったのだ。我輩は諦めて自転車を手で押しながら坂を上がっていったのである。その途中の道で会ったほぼ全ての人に、声援や拍手などの温かい応援をもらったのだ。(急斜面の写真を撮っていなくて後悔…)

お城の壁の小さな点は人間なのだ。我輩を見下ろすのではないぞ。

その後、なんとかお城の受付に辿り着く事ができたのである。早速しぶしぶ入場料(£6)を払ってお城の内部に侵入していくのだ。

少し小さな渡り橋を通って、看板に書かれたウェールズ語と英語の注意書きなどを見て興奮しながら奥へと進む我輩であった。ちなみにであるがこの町のハーレフという名は美しい岩とのことで、日本語に訳すと『美しい岩の城』というカッコイイ名前なのだな。

まだイングランドとウェールズが完全に統一されていなかった時代に、イングランドの王様がウェールズの監視のためにいくつか作ったお城のひとつが、ハーレフ城なのだ。つまり、ウェールズにありながらイングランドの城郭なのである。13世紀後半のことだから、随分と昔の話なのである。

早速橋を渡って探検するのだ。手前のおば様方は不法占拠しているのではなく、カフェのお店で座っているだけなのである。

真っ直ぐ進むと大きな広場、左右に進むと小さな部屋が点在しているのだ。

ウェールズ語の注意書き

建物の中の部屋一つ一つは少し秘密基地のような小さな感覚で、その中に大砲の球やモニュメント、この城の資料が置いてあったのだ。

それらを全て抜けると大きな広場に出るのだが、それがなんとも美しい光景であるのだ。岩の窓から覗くことができる景色が海や空などを映し出し、広場に明るさと涼しさを感じられるのだ。

広場は、みなの衆がくつろいで楽しそうにしておるわい。

窓から見える大空…我輩はこの写真が個人的に好きであるぞ。

ファンタジーの世界に入っていくかのような気分なのだ。

お城は何と言っても上からの景色が最高と我輩の中で決まっておるので、早速登ってみると…絶景である! 壮大な青と緑で塗られていて小さな悩み事も吹き飛ぶくらいなのである。ちなみに手すりや落下防止の壁などは腰より下ぐらいと低いので、小さいお子様は特に気をつけるべきだと思ったのだ。

お城の上から見た景色はやはり眺めがいいのである。

城壁の上はこのようになっている、落下注意なのだ。

日本では決して見られない凄く壮大な景色で癒されるのだ。

お城にはカフェとお土産屋が隣接しているので、思い出に何か買ってもいいかしれぬと思いながら我輩はケチって何も買わなかったのだ。

お土産である。夏なのにニットなどが売っているのは、流石産地であるなと感じるのだ。

年代ごとに当時の紋章が描かれた旗なのだ。これは恐らくドラゴンかライオンか・・

思いもよらぬ壮大なお城を堪能する事ができ、あっぱれな気持ちなのである。帰りにイギリス名物パスティを食べ、体力を回復させて次の目的であるお城に向かうのである!

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About Author

バロン颯太

兵庫県神戸市出身。子供の頃に母から「占い師曰くあんたの前世はイギリス人のバロン(男爵)らしいよ」と言われ、バロンだった“我が輩の故郷” を探し出すためにいつかイギリスに行くことを決意。大学で建築を学び、卒業後にワーホリVISAを取得。2018年9月にイギリス上陸!自転車でイギリス全土を周る旅を敢行した。旅中で感染したライム病と闘病しつつ、英語を学ぶため2年間ロンドンに滞在、2020年秋に帰国。性格はのんびり屋だけど新しいこと好き。まさに至高と思えるほどの食事好きで、旅中は予算内でたまに美味しい物を食べることが楽しみの一部であったほど。Illustration by なぽりん

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