うつくしい日用品に出合う、momosan shop

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昨年春のこと。ロンドンフィールズ周辺を散歩中、ふと出くわしたお店。
遠目から見てもただならぬ雰囲気を醸し出しており、何者だ!と足を踏み入れました。

お店の名はmomosan shop、いくつかのメディアでも紹介されているので、ご存知の方も多いかと。

真っ白な壁と明るいウッドフロア、クリーンでこじんまりとしたスペースには、
日本のうつわ、ロンドン生まれのバッグ、バングラデュで作られたジュートのシューズ、ブランケット、インセンス、キッズアイテムに石のオブジェ、たわしなんかも。
どれも実用性のある身近な日用品であり、同時にその美しいデザインはアートでもあり。
そんな選び抜かれたものがまるでギャラリーのようにディスプレイされていて、目の保養になります。

セレクトだけでなく、空間づくりのセンスに感動したのを覚えています。
大きなガラス窓から光が差し込み、並んでいるグラスに反射して、そこからのびる影がなんとも美しく。

これは夏に撮ったもの。季節によって違った光の表情が見られます。

のちに日本人経営のショップだと知って、なるほどね!と納得。

なんというか、穏やかでありながら一本筋が通った空間。
そこに私はとっても「らしさ」を感じたのです。

私が特に好きなのはJochen Holzのガラス類。グラスもジャグもなんともいえない味わいがあって、いつか我が家に迎えたい・・と夢見ています。窓際に置かれている様子もたまらず、ずっと眺めていられそう。

しめ縄もまた違うものに見えますね。
古来のものがこうして受け継がれていくのは素敵なことです。

インセンス類。ペルーのパロサントなど、見た目も香りも抜群。

それぞれ味があります。一輪挿し。

日本やアジア、そしてヨーロッパから迎えられた、いろんな手仕事をゆっくり味わってみてください。

ちなみにイギリスに来て以来、いろんなところで、いろんな人から「日本人のセンスは素晴らしい」と言われます。
「東京のセレクトショップはまるでギャラリーだ」とか、私がふつうにしたことが「なんて緻密なの!」とか、そんな褒め言葉を受けとるたびに、この細やかさって日本人が誇るべき特性なんだなぁと実感しました。

イーストにはモダンで洗練されたお店がたくさんありますが、例えばテーブル席のすぐ横にストック資材が堂々と置かれていたりとか(笑)、惜しい!という部分をよく目にします(でもそんなユルさが、ロンドンの好きなところなんですけど)。

そんな中、隅々まで美意識が行き届いた日本人の仕事ぶりは、確かに際立つのでしょうね。

 

momosan shop
79a Wilton Way, London E8 1BG
https://www.momosanshop.com/

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About Author

関根麻貴

ファッションエディター/ライター/ディレクター。主な仕事に雑誌『装苑』『CREA』『FUDGE』『KINFOLK』、多数のブランドムック、英国ブランド『MARGARET HOWELL』『SUNSPEL』の日本版カタログ制作など。昔からイギリスのファッションやカルチャー、雰囲気が好きで、2019年春にロンドン暮らしをスタート。現在は英語や写真やファッションを学びながらゆるりとイーストで生活中。東京でもロンドンでも暮らしは変わらず、ひとり好きで気の向くまま過ごしています。趣味は写真、映画、アート、コンテンポラリーダンス観賞、旅、ヨガ。モットーは「人生は全部ひまつぶし」。真面目に、全力でひまをつぶしています。【Instagram】sekinemaki 【note】https://note.com/makisekine/m/m48fb72d934d5

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