【新連載】家は自分の分身!ってどういうこと?

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はじめまして。

ロンドン生活9年目、建築インテリアデザイン事務所を開業して4年目になります。

学生の頃から大好きだったロンドンに念願の移住を果たして、古い建造物の外観を変えずに街並みを保ちながら中を現代の生活に合わせて改築し、新しい息吹を吹き込み続けるカルチャーに感銘を受けました。イギリス人は家を単なる箱ではなく「自分や家族の個性を現す自分の延長」または「自分の分身」と考え、内装には自分や家族のコンセプトや哲学を反映させます。

この連載には、編集長に「英国式 マインドフルな建築空間」というタイトルをつけて頂きました。 マインドフルには、ケンブリッジ辞書に

deliberately aware of your body, mind, and feelings in the present moment, in order to create a feeling of calm

とあるように、「自分を平和的・穏やかな状態にもっていくことを目的に、意図的に注意して自分の心や感じ方を観察すること」という意味があります。 建築空間の主役はあくまで使う人であり、その人がどう感じたいか、という意味を込めています。

この連載では、日英の建築空間に対する意識の違い、イギリスの素敵な建築空間の例、そのような空間をつくりあげるためのプロセス、など幅広く取り上げていきたいと思いますので、よろしくお願い致します。

初めの数回はみなさんにも馴染みのある典型的なロンドンのタウンハウス、でも一歩中に足を踏み入れるとめくるめくオーナーの世界が広がっている素敵なおうちをご紹介します。 セレブの豪邸ではなく、少し背伸びをすれば自分にも手が届きそうなおうち。 そのようなお宅がどういうプロセスでできているのか回を追ってご紹介しますので、どうぞお楽しみに!

初回はファッションのスタイリストからインテリアデザイナーに転身し、今は女優やミュージシャンなどセレブの顧客を抱える著名デザイナーとなったJo Berryman(Jo Berryman Studio)のご自宅です。 ここでは、8年ほど前の彼女の自宅を取り上げます(今のご自宅は改装してかなりゴージャスになっています)。 なぜ、8年前のお宅を取り上げるかというと、彼女はこの自宅が当時多くのメディアに取り上げられ有名になりました。 その時、日本のインテリア雑誌”モダンリビング”にも取り上げられています。 日英の雑誌のアプローチの違いが非常に興味深いからです(次回のトピックです)。

今日は、8年経っても色あせない素敵なおうちをご覧ください!

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jo_berryman7(写真:“An Hour From Eight”“London Evening Standard”

 

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About Author

クローデン葉子

建築インテリアデザイン事務所 Yoko Kloeden Design 経営。 大学卒業後、総合商社や電機メーカーで海外を飛び回るバリキャリ生活を10年した後、夫婦でロンドンに移住、在英8年。 長い海外出張生活で経験した個性のかけらもないアパートやホテル、味気ない空港ラウンジに、空間がいかに人間の心に影響を与えているかに気づく。ロンドン到着後、猫も杓子も家の改装をする文化に衝撃を受け、建築インテリアデザインを学校で学び直す。 ロンドン内のデザイン事務所で修業した後、独立。現在は、南西ロンドンのスタジオで主に個人住宅や商業施設の改装案件を手掛ける。| Instagram @yokokloedendesign | 個人ブログ:https://blog.ladolcevita.jp/

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