英国ビスケット ベスト5

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英国のティーブレイクとビスケットは切っても切り離せません。おそらく何百という銘柄とテイストがあり、全てを試すことは不可能という立場のもと、ここではあえて編集長がリピートして買い求め、甘辛に関係なく日常的に楽しんでいるお気に入りベストを、オススメのイギリス土産として挙げてみました。1箱1ポンド以下のビスケットも多いなか、アルチザン系、高級の部類にカテゴライズされるものを多く挙げていますが、「お菓子は美味しいものを少しずつ」がモットーなので、ぜひお付き合いいただければと思います^^ 


1. Fine English Wheat Fingers (The Fine Cheese Co.)

家の中にあるだけで幸せな気分になれる編集長の一押しベスト。英国アルチザン・チーズを取り扱うプレミアム・ショップ、The Fine Cheese Co.が提案するチーズ用ビスケットなので本来はチーズに合わせるのですが、ほんのり甘く、バターの香りがお口いっぱいに広がるので、そのままでも♡  似ている味があるとしたらダイジェスティブ・ビスケットなのですが、豊かなバター風味という面では全く別物。もちろんブリーやマチュア・チェダーなどと一緒にいただくと最高のトリートになります。昔はピカデリーのWhole Foodsに常備してあったのですが、今は取り扱いがなくなりました。高級グローサリーで見かければ即買いしましょう。どうしても見つからなければベルグレイヴィアにあるThe Fine Cheese Co.のロンドン支店へ(本店はバース)。メーカー小売価格は3.50ポンドだと思うのですが、お店によっては5ポンド近くをつけていてびっくりすることも。3ポンド代のお店で買うようにしています。ラスティックでセンスの良いパッケージにも胸躍ります♪

Fine Cheese Co. のベルグレイヴィア店


2. Waitrose Duchy Organic Dark Chocolate Orange Biscuits

1箱たった8枚の小ぶりビスケットのラグジュアリー。2.95ポンド! クリスタライズしたオレンジ・ピールがわずかに香るビスケット生地を、ダーク・チョコレートでコーディング。かじるとシーソルトの塩気も混ざり合って口の中で上品かつ複雑なクランチー・テイストを作り上げます。チョコレート率50%。1枚たったの66キロカロリーというのも気に入っている要素の一つ。粉類は英国産にこだわり、チャールズ皇太子のダッチー・オーガニック農場の乳製品を練りこみ、スコットランドのハイランドで焼き上げています。もう何箱食べたかわかりません ^^ 食後に甘いものが欲しいときに大活躍、1枚で大満足。大きめのウェイトローズで入手可能です。
※ちなみに写真は「Ginger Biscuits」となってしまっていて、これは別商品。すみません。撮影用に買ったら別商品でした。Orange Biscuitsです! 見た目は一緒です^^


3. Marmite Biscuits

かのマーマイトで味付けした薄〜いビスケット。1箱5袋入りで、各小袋には4枚のビスケットが入っています。どこか醤油味のおせんべいを思わせる風味ですが、しっかりとしたオーツ・ビスケットがベースになっており、パリパリの歯ざわりでありながら、噛めば噛むほどオーツの甘み、そしてマーマイトの苦味も感じられる味わい深さがお気に入りです。マーマイトが嫌いな人でも、この商品なら美味しくいただけるはず。チェダーチーズ&チャツネと一緒に食べても◎ ビスケット自体がマーマイト瓶の形をしているところもニクいニクい。甘いものが苦手なお友達へのお土産にもぴったり^^ ウェイトローズ、セインズベリーズ他、スーパーで取り扱っています。

こちらがパッケージ。中は小袋に分かれています


4. Truly Handmade Mini Shortbread Biscuits with Cinnamon & Demerara (Shortbread House of Edinburgh)

ショートブレッドは、どのメーカーのものでもあまり変わりなく美味しくいただけるビスケットの一つですが、個人的な大ヒットはこちら、Shortbread House of Edinburgh のシナモン風味のデメララ・ショートブレッドです♡ まさにハンドメイドの美味しさ。シナモン風味のビスケットが好きな人にはたまらない手作りの味です。エジンバラに行った時に見つけてあまりの美味しさに狂喜したのですが、ロンドンではセルフリッジやジョン・ルイスなどのデパートで取り扱いがあることに気づきました。ただ同じテイストのものを常に常備してあるかどうかは不明。別のフレーバーでも、このブランドのものは美味しいと思うのでぜひ試して見てください。エジンバラでは3.50ポンドでしたが、他ではもう少し高めかも。パッケージも素敵なのでお土産にも最適です♡


5. Butter Oat Crumble Biscuits (Cartwright & Butler)

Cartwright & Butler のビスケット・シリーズは、どれも魅惑的です。まずパッケージ。パステル・カラーのブリキ缶入りビスケットをスーパーやデパートで見かけて惹きつけられた方は多いのではないでしょうか。うちではパケ買いした缶にコーヒーやお茶を入れて活用しています。もちろん紙箱も写真のようにノスタルジックなデザインで素敵。キッチンに一つあるだけでインテリアのアクセントになって重宝します。さて、オーツ系、バター系、クランブル系ビスケットに目がない私ですので、一番のお気に入りはこちら、バター・オート・クランブル・ビスケットです。このブランドのビスケットはサクサクというよりもシャリシャリとした軽い食感のものが多くて、こちらもそんな感じ。オーツの滋味をしっかり感じられる素朴さが身上です。ステム・ジンジャー・ビスケットも美味しいので、どちらか見つけたらぜひ試して見てくださいね ^^  デパートやアルチザン系グローサリー・ショップにおいてあります。紙箱は4ポンド弱くらいですが、缶入りは7〜10ポンド。お土産に良し、缶は再利用すると幸せを継続できます♪


さて、いかがだったでしょうか?

次点としてはウェイトローズのNo1シリーズ「コーヒー・ショートブレッド」「ラベンダー・ショートブレッド」なども美味しいですが、先日久しぶりにいただいたらちょっと甘さが強いな〜と感じました。疲れているときにコーヒーと一緒にいただくと美味しさを実感できるかも。在英日本人の評判は上々です!

マークス&スペンサーのビスケット類はなかなか惹かれるものが多いですが、Dutch Shortcake というチョコレート付きショートブレッドはイギリス人の舌にドンピシャの大人気定番品。かなりノーティーな美味しさです^^  よく2パック1ポンドみたいなオファーをしているので、機会あれば試してみてください。お土産にはこれしか買わないという日本人も知っています ^^

高級グローサリー・ショップに行くとPercy Bakery というブランドのビスケットをおいているのですが、Self-Indulgent Collectionシリーズもおすすめ。私のお気に入りはSalted Caramelです。

もう一つ、ウェールズの新しいブランド、Aberffraw Biscuits Co 貝の形をした名物ショートブレッドもおすすめです! ウェールズにこだわってバラブリス味をお試しあれ♪(ロンドンではデパートで見かけることがあります)

甘くないクラッカー系はまた別の機会に・・・

さぁ皆さんのお気に入りも、コメント欄でぜひシェアしてください ^^

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About Author

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岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス、各種媒体に寄稿中。2014年にイギリス情報サイト「あぶそる~とロンドン」を立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。NHK文化センター名古屋教室「江國まゆのイギリス便り」講師。MUSIC BIRDのラジオ番組「ガウラジ」に月一でゲスト出演。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。Instagram: @ekumayu

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